１８３９年の地平線

写真は魔術　シャーロット・コットン　　深井　佐和子訳

21:10

淀川　２０１１

写真は錬金術　だったらいいのに

アート作品の写真が並べられてはいるが、伝えたいものや、どのような基準で選ばれた作品なのかなど、眺めてみても文章を読んでもよくわからない、何のために作られた本なんだろう。

写真風味のアート、もしくはアート風味の写真のカタログなのだろうかと思ったが、カタログとすればそれぞれの商品（作品）写真にコピー（解説）が付けられていないのは不思議だ。

そして、シャーロット・コットンさんのエッセイ（試論のレベルではない）を含めて、手抜き感があふれている。プリントはキレイだが、５５００円もだして買う価値はないだろう。