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韓国人を“京都色”に染めた…ソウルの日韓スピーチ大会で最優秀賞の高校生
ソウルの日本大使館公報文化院などが主催する日韓交流スピーチ大会が28日開かれ、京都で暮らした経験から京都の人々が街に抱く誇りが伝統を守ってきたと紹介した、安養外国語高校2年の李煕宙さん(17)が最優秀賞に選ばれた。大会は11回目。120人の応募から予選を勝ち抜いた日韓の20人が相手国の言葉で二つの国の関係を語った。
京都市右京区の市立西院中に2年間通い、「友達と先生の助けで日本語ができるようになった」という李さんの日本語は京言葉。京都が持つ「外国人までをその街特有の美しさや雰囲気に染まらせる力」は、住民の絶えることのない努力が生んでいると語った。
「世界中のどこにもこんなに素晴らしい都市はないという誇り。それが彼らを支え、そうして守られた伝統が人々にもっと大きな誇りを抱かせるのです」と伝えた。中学3年で韓国へ戻った李さんは、さらに日本語を学ぼうと高校の日本語科に進んだ。(共同)