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【元朝日記者の植村隆氏、韓国の大学へ 会見詳報(上)】
「韓国に逃げ出したわけではない」「来年の手記出版目指している」
ーー捏造(ねつぞう)記者として汚名を晴らす(=汚名をそそぐ)ために戦うということだが、どうするのか。
「汚名を晴らすということですが、でっち上げの記事が書かれ、攻撃が激しくなってきたときから私はやっているのですが、一つには札幌と東京での裁判ですね。札幌は場所をめぐって紛糾しましたが、札幌地裁でやるということが固まりつつあるので、来年は札幌での裁判闘争、裁判の傍聴を呼びかけたい。そして、裁判で正々堂々と訴えていく。東京の裁判はすでに先に始まっているので、さらに傍聴者を増やすようにいろんな形でアピールしていく、そういう法廷闘争ですね。これをやっていきたい」
「私は今、手記を書いていて、来年のある時期、早い時期に出版を目指している。今までも、新聞のインタビューに応じたり、文芸春秋、世界に手記を発表しましたがこれを本にまとめて、それをさらに広めていきたい。昨年も、アメリカに続いて、日本の大学でも各地で講演していたが、さらにいろんな大学に行って、先ほど田村学長もおっしゃったが、これは北星学園大学だけではなく、どこの大学でも起きうる問題だ。そういうことも含めて、私の体験、大学が直面した苦悩、それから私自身のさまざまな主張を、いろんな場で伝えていきたいと思っている。大学の講演だけではなく、一般市民への講演、昨年もかなりしましたが、さらにこれを強化していきたいと思っている。じゃ、なぜ韓国なのかというと、たまたま私の教えている学生たちがカトリック大学の学生が中心だったが、その本校でより広い学生に教えられるというメリットがあるので、私は選びました」