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【元朝日記者の植村隆氏、韓国の大学へ 会見詳報(上)】
「韓国に逃げ出したわけではない」「来年の手記出版目指している」
北星学園大(札幌市)の田村信一学長と朝日新聞の初期の慰安婦報道に関わった同大非常勤講師で元朝日新聞記者、植村隆氏(57)が26日、記者会見し、植村氏が来年3月から韓国の私立「韓国カトリック大学校」に招聘(しょうへい)教授として就任することを発表した。
記者会見の詳報は次の通り。
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植村隆氏「記者会見に集まってくださり、ありがとうございます。私は韓国カトリック大学校から招かれ、来年、2016年3月から1年間、招聘教授として、ビジティングフェロー、客員教授のようなものですが、カトリック大学校で講義を持つことになりました。週に1、2回の講義で、『日韓交流の歴史』を学生たちとともに学ぶ授業です。北星学園大学では、留学生向けの国際交流特別講義を担当しておりました。一番多かったのが韓国カトリック大学からの留学生で、この講義を評価してくださったことが、今回の招聘につながったのだと思います。ご期待に添えるように、さらに努力をしていきたいというように考えております」
「私は札幌と東京で、それぞれ名誉毀損(きそん)の訴訟を起こしておりますので、ソウル、札幌、東京を行ったり来たりすることになると思います。従って、時間的な制約もあり、2012年から続けてきた北星学園大学での非常勤講師の仕事を続けることができない旨、先日、田村学長へお伝えいたしました」