Slackを置き換えるオープンソース・ソフトウェア5選
今週の頭、チームコミュニケーションアプリのSlackがダウンして人々がTwitter上で同情の声を寄せる、なんてことがあった。
果たしてこのスタートアップは本当に28億ドルもの評価があるのだろうか?未だにウェブサービスであるし、ウェブサービスというものはそもそも停止することがある。
もちろん、インターネットリレーチャット(IRC)はこれまでにもあった。しかしそれはプロトコルに過ぎない。究極にはSlackは高性能なIRCクライアントとしてホストされることを考えるべきであり、ここには選択肢が沢山存在している。
ということで、ここにSlackの対案、別の言葉で言えばIRCという枠を超えたツール類となるものを5つ紹介しよう。これらは全てオープンソースのソフトウェアで、自由にダウンロードして自分のサーバーにインストールして利用可能なものとなる。つまり、良くも悪くも、Slackの代わりにあなた自身がセキュリティを担保しなければならないことを示唆している。
Friends
今年の初頭に出現したツール「Friends」は同一ローカルネットワーク上の人々にコミュニケーションの機能を提供してくれる。ネット環境がなくても稼働する。
Kaiwa
XMPPというメッセージングプロトコルに基づいたKaiwaも今年初頭にリリースされた。開発元はフランスのソフトウェアデベロップメントショップのDigicoopだ。
Mattermost
GNU AGPLライセンスで利用可能なのが、Mattermost the platformだ。スタートアップであるGitLabが同名のオープンソースコードレポジトリソフトウェアと一緒に配信するために採用したもの。会社としてのMattermostはオープンソースのエンタープライズ版の準備も進めている。
Rocket.Chat
2015年初頭に設立されたRocket.Chatはシェアやビデオカンファレンス、サービスデスクメッセージングなどの幅広い機能を持っている。
Zulip
DropboxがZulipのチームを昨年に人材買収し、この9月にApacheライセンスでリリースしたのがZulipソフトウェアだ。
他にもオプションはあるだろうが、これらのツール類はオープンソフトウェア界でも牽引力のあるもので、おそらくしばらくはこのあたりで存在し続けるだろう。Slackはオープンソースのクライアントを持っていないが、もしその意思が変わったのなら、こちらのリストに追加するとしよう。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】
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