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【産経志塾・稲田朋美講演詳報(3)完】
「視力はいいけど持ってる眼鏡は18本」「網タイツの女王と呼ばれてるけど…」
「だが、それ以外のことは自己責任で、というのは日本人にはあっていないと思います。自分だけおなかいっぱいで、隣は病気で飢えている人がいてもいいと思える国民ではない。自分も幸せで周りも幸せにならないと幸せに感じられないのが日本人だと思います。国ができるのはあれかこれかしかないが、それ以外のことで、一体私たちが何ができるのか考えて、ふるさととか日本とか国のために自分ができることをやっていくのが1億総活躍社会の理想だと思います。国にこれやれ、あれやれではなく、みんなが助け合う社会をつくるために何ができるか。例えば行政をオープンにして、もっと行政の課題をみんなが知って参加できる基盤をつくるとかが1億総活躍社会だと思います」
「私は眼鏡をかけて網タイツをはいていますが、これはクールジャパン政策担当大臣になってからで、本当は視力はいいんです。今、18本眼鏡があります。福井は(国産眼鏡の)98%を占めていますが、なかなか発信されていないので、眼鏡をかけてふるさとの良さを発信したい。『網タイツの女王』とか言われていますが、これも福井の素晴らしい経編(たてあみ)の技術を注目してもらうためにはいているのです。自分の周りでこの国を良くするために何かできることを考えて担当するのが1億総活躍社会ではないかな。沢山の社会の課題を自分のこととしてみんなで解決することで、世界中から尊敬される道義大国を実現できるのではないかと思います」