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【産経志塾・稲田朋美講演詳報(2)】「歴史修正主義者というレッテルをずっと貼られてきたが…」

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【産経志塾・稲田朋美講演詳報(2)】
「歴史修正主義者というレッテルをずっと貼られてきたが…」

産経志塾で講義をする稲田朋美政調会長=27日午後、産経新聞東京本社(宮崎瑞穂撮影)

 「少し政策のことを言うと、平和安全法制の成立について、SEALDs(シールズ)が国会前に詰めかけて反対運動を展開しましたが、世界から日本を見てほしいんです。平和安全法制を成立させなくて本当に良かったのか」

 「今回は、集団的自衛権の一部を行使することができるようにしました。自分の国が攻撃されたときに武力行使をするのが個別的自衛権、他国が攻撃されたときに仲間が一緒になって行使するのが集団的自衛権です。国際法の社会では、個別的自衛権であれ集団的自衛権であれ、自分たちの判断で行使できるというのが国際社会、国際法の常識です。でも日本には9条があるので、集団的自衛権は持っているけど行使できない、というのが政府の解釈でした」

 「今回、そのごく一部は行使できるというふうに政府の解釈を変更しました。これについて『戦後一番大きな解釈だ』とか、『立憲主義が崩れた』とかいろんなことを言われましたけど、過去一番大きな9条の解釈変更は、『9条の下でも自衛権を行使できる』『9条の下でも自衛隊は合憲である』という解釈をした1954年です。それまでは自衛隊すら持てないという解釈だったわけです。自分の国を守るために、必要最小限度の自衛権は行使できるというのは、主権国家だったら当たり前のことでしょう」

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