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【産経志塾・稲田朋美講演詳報(2)】「歴史修正主義者というレッテルをずっと貼られてきたが…」

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【産経志塾・稲田朋美講演詳報(2)】
「歴史修正主義者というレッテルをずっと貼られてきたが…」

産経志塾で講義をする稲田朋美政調会長=27日午後、産経新聞東京本社(宮崎瑞穂撮影)

 「2つ目は、第1次安倍内閣で総理が掲げた『戦後レジームからの脱却』。戦後占領期間6年6カ月の間に失われた、日本らしさや国柄を取り戻すことです。その一つが憲法の改正であり、東京裁判史観からの脱却です。私は『東京裁判を否定している歴史修正主義者』というレッテルをずっと貼られてきたが、そうではなく、裁判自体はずっと認めているんです」

 「でも、東京裁判の記録のビデオを見て衝撃を受けました。あの極限状況の中で、清瀬一郎さんという弁護人が、この法廷に被告人を裁く権利があるのか、という異議を出すんですね。当時の国際法では、侵略戦争かどうかはその国自身が決めるとなっていました。さらに、侵略戦争をした指導者の個人責任を問うという法律はなかったんです。ポツダム宣言10条でも、捕虜虐待の戦争犯罪を裁くとなっていますが、それは当時戦争犯罪でないといけない、つまり罪刑法定主義という近代法の大原則を無視している裁判なのではないか、という動議を出しているんですね、清瀬さんは」

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