元関脇貴闘力“ギャンブル依存症”の恐怖を語る
2015年11月28日 19時09分
元関脇貴闘力(48)が28日、東京・大手町で開かれた「ギャンブル依存症対策推進フォーラム」にゲストとして招かれた。
現役力士時代は午前中は稽古、昼からは競輪、競馬、ボートレースが日課に。夜はマージャンとギャンブルざんまいの生活だったそうで「自分のカネで負けてるぶんには良かった。人にカネを借りてまでギャンブルをするようになったら地獄に落ちる」と振り返った。
やがて借金は1000万円、2000万円と増え続け、総額で1億円近くにまで膨れ上がることに…。
この時は義父の元横綱大鵬に肩代わりしてもらって救われたが、それでもギャンブルから完全に足を洗うことはできなかった。
引退後に親方になってからは、違法の野球賭博に手を出して2010年に日本相撲協会から解雇処分を受けた。その後に始めた飲食店経営が軌道に乗る一方で、再びギャンブルに手を出して一時は経営危機に陥った。
貴闘力は「大事な社員にカネを払えなくなるのが自分でも情けなくて。それでギャンブルはすっかりやめました。まだ1年半くらいですけど」と明かした上で「自分で言うのも何ですけど、カネを借りる人がいなければバクチはやれない。ギャンブル依存症に苦しんでいる人間には絶対にカネを貸さないこと」と力説した。
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