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 フィギュアスケートグランプリシリーズのNHK杯SPで106・33点の世界歴代最高得点を出した羽生結弦が、11月28日のフリーでまたしても記録を更新した。

フリーでも世界最高得点を更新した羽生結弦 羽生は、演技を終えると大きく右腕を振り上げて満足の気持ちを露わにし、自身の得点を確認すると驚きの表情を見せた。表彰式後の記者会見で、「正直、自分自身がまだ興奮していて、何と言っていいかわかりません」と口にしたフリーの得点は、それまでの最高記録を20点近く上回る216・07点。SPとの合計でも史上初の300点超えを果たし、一気に322・40点まで伸ばした。

 振り返ってみると、この日、男子フリーの上位選手は苦しい展開が続いていた。

 まず、今大会で5位以内ならグランプリファイナル進出が決まるSP4位のマキシム・コフトゥン(ロシア)が、最初の4回転サルコウとトリプルアクセルを決めながらも、次の4回転サルコウが1回転になるなどジャンプミスを連発して10位に沈んだ。

 また、SP3位の無良崇人も、冒頭からの4回転トーループこそ2回決めたが、スピードのない演技になってミスが続き、思うように得点を伸ばせなかった(結果は3位)。

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