野球:韓国初のドーム球場、27年前にできた東京ドームよりはるかに見劣り

海外のドーム球場と比べてみた
間隔広いいす、よく見える球…米では環境に優しい開閉式が主流

 野球の韓国代表チームが日本代表チームと国別対抗戦「プレミア12」グループリーグ初戦を行った北海道の札幌ドームは2001年にオープンした。収容人数は約5万4000人で、韓国初のドーム球場・高尺スカイドーム(約1万8000人)の3倍に達する。02年のサッカー・ワールドカップ(W杯)韓日共催大会を念頭に置いて1998年に着工、01年に完成した札幌ドームは、土地代を除く建設費が422億円だった。約2700億ウォン(約290億円)をかけた高尺ドームより費用は1200億ウォン(約130億円)高くかかっているが、その規模や用途、利便性の面では比べものにならない。札幌ドームが「ブランド品」なら高尺ドームは「偽ブランド品」という表現がピッタリだ。

 札幌ドームは地下鉄・福住駅から徒歩10分ほどの距離にあるのでアクセスも良く、設備も整っている。各階にテレビモニターが設置されている広々としたホールがあり、観客席を離れても野球が楽しめる。ドーム内部の色が濃いので球もよく見え、いすの前後の間隔は広く、不便さや不快感もほとんどない。野球の試合は人工芝で行われ、サッカーの試合をする時はドームの外に用意された天然芝グラウンドが自動的に移動してくる最先端の設計方式で建設されている。

姜鎬哲(カン・ホチョル)記者
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