ライフハッカー編集部 - こころ,メンタル,リーダーシップ,仕事術,生産性向上,起業 09:00 PM
自信を持って決断するコツとあとになって後悔してもしょうがない理由
Inc.:自分を疑うことで、正しい決断をすることができるかもしれません。しかし、いつも決断したあとで後悔していると、リーダーとしてのパフォーマンスを自ら落としてしまうことになります。
今回は、自信をもって決断するためにコツと、あとになって後悔してもしょうがない理由についてお話します。
Dartmouth大学のSydney Finkelstein教授は『Harvard Business Review』誌で、「自分を疑えば疑うほど、決断の質が落ちてしまう」と述べています。たとえば、誰かを雇ったあとで後悔し続ければ、おそらく新しく雇った人は良い結果を残せなくなっていくでしょう。Finkelstein教授は次のように述べています。
あたかも予言のように、後悔が実現してしまう危険性あります。
「考えすぎるのではなく、会社を前に押し進める必要がある」とCarolyn O'Hara氏も同誌に書いています。
「これは重要な決断だろうか?」と自問してみる
O'Hara氏はそうするように勧め、次のようにも書いています。
決断に迷ったなら、まずは見方を変えることから始めるといいでしょう。
その決断はどれほど重く、影響を及ぼすのでしょうか?ひょっとして、人生でもっとも重要な類のものではなく、間違った決断だったとしても、失うものはそれほど大きくないのではないでしょうか?Finkelstein教授は次のように述べています。
心配し過ぎることで、より重大な決断にかけるべき時間が失われていることに気づいてください。
自分の直感を信じる
Finkelstein教授は「自分の直感に頼ることは非常に重要で、時間の節約にもつながる」とも述べています。ミスを犯しても、直感が正しい方向に導いてくれるかもしれません。決断が正しかったとき、間違っていたときの例を、日記や記録から探してみましょう。こうすることで自信をつけることができ、必要もなく決断したあとに後悔することもなくなるでしょう。
アドバイスしてくれる人を選ぶ
もし直感を信じても自信につながらないのなら、「自分の共鳴板になってくれる人を探すとよい」と、 リーダーシップ育成企業であるParavis Partnersの共同設立者、Amy Jen Su氏がHBRに語っています。どんなリーダーにも、時には自分と異なる見方を持つ外部の人が必要だということです。
同じことをずっと考えない
決断の影響がずっと残ることはめったにありません。そのため、ある決断にあまり大きなプレッシャーを感じる必要はありません。すぐに変えることができるのですから。Su氏は次のように述べています。
この決断が最後の決断と思ってしまうと、身動きができなくなってしまいます。ミスをすることは問題ではありません。重要なのは前に進み続けることなのです。
How to Make Decisions More Confidently | Inc.
Will Yakowicz(訳:コニャック)
Photo by Shutterstock.
- 気にしすぎ人間へ クヨクヨすることが成長のもとになる
- 長沼 睦雄青春出版社