西村圭史、徳永猛城
2015年11月29日08時38分
電力会社の子会社や関連会社6社が自民党側に2012~14年、計3600万円を寄付していたことが、政治資金収支報告書で分かった。電力会社は「公益企業にそぐわない」と政治献金を自粛しており、関連会社の献金に専門家は疑問を示している。
自民党の政治資金団体・国民政治協会に寄付していたのは、関西電力の関連会社きんでん(大阪市)など6社。原発を持つ電力5社の連結子会社や、損益が連結決算に反映される「持ち分法適用関連会社」だ。
12~14年の寄付額は、きんでんが1700万円▽東北電力のユアテック(仙台市)621万6千円▽四国電力の四電工(高松市)592万5千円▽中国電力の中電工(広島市)386万円▽北陸電力の北陸電気工事(富山市)312万円。四国電力の四電ビジネス(高松市)は12~13年に24万円を寄付した。
きんでんは「適切な政策の立案と実行を期待している」、ユアテックは「経済発展に有効な政策を実施する自民党を支援したい」としている。
残り:273文字/全文:695文字
おすすめコンテンツ
PR比べてお得!