PS4、国内200万台突破。一方世界では3000万台の模様。
メディアクリエイトが毎週発表している、ゲームの販売数ランキングによると、先日ようやくPlayStation4(以下PS4)が日本国内で累計200万台を突破した模様だ。
発売92週目での突破は速いとも言えないが、WiiUの101週目よりは速い。一言で言えば微妙なところ。今の日本のゲーム市場の状況を見れば、まあこんなものかなといったところだ。
日本からすると信じられないかもしれないが、PS4はワールドワイドでは既に3000万台を突破している。
元々驚異的なペースで売れていたのに、日本国内に続いて10月に北米でも値下げして、今年のホリーデーシーズンで爆発的に売ってしまおうという戦略だろう。ブラックフライデー以降は週販100万台くらい期待できるので、年度末には4000万台くらい行っているかもしれない。
これのなにが凄いって、あのモンスターマシンと言われたPS2の販売ペースをも上回っているのだ。正直言って、海外ではかなりPCゲームが伸びているので、ここまでコンソールが売れるとは思わなかった。驚きを禁じ得ない。
下位互換機能の充実?
そして、PS4に対するさらなる追い風になるであろうニュースが先日流れた。それが、「ソニーがPS4向けのPS2エミュレータを開発中」というものだ。
実際問題、このエミュレータは動作するところまで開発が進んでいる。以下の動画はそのエミュレータでPS2のゲームを動作させた時のパフォーマンスを検証したものだが、驚くべきことにテクスチャが高解像度化されて、フレームレートは60fpsになっている。
Hands-On With PS2 Emulation On PlayStation 4 ...
最近、PS2世代のゲームをHDリマスタリングしたゲームを出すのが増えていたが、このエミュレータがこの機能を搭載してリリースされれば、そういう商売がやりにくくなるのではないかと要らぬ心配をしてしまう。
PS4は、PlayStationシリーズで初めてハードウェア的に下位互換機能をもたないコンソールとして登場した。現時点でそれを補う為の唯一のサービスがPlayStationNowだ。
PSNowは、クラウドを利用したゲームプレイを提供するサービスだ。だからPS4以外のデバイスであっても動作する。だったらこれで全部提供すればいいじゃないかと思わなくもないのだが、ソニーはどういう戦略を考えているのだろうか。PSNowは定額制かレンタルという二択になっているが、PS2のエミュレータはどういう扱いになるのだろうか。
普通に考えて、パフォーマンスが向上しているPS2のエミュレータは、PSNowとは分離したサービスのように思える。正式な発表を待ちたい。
これからどんどんゲームが出るよ!
これから先、PS4は大作ゲームが目白押しである。ワールドワイドだけでなく、日本でもヒットが期待できるゲームが沢山出るし、今買ったとしても「やるゲームがない…」と嘆く様な貧弱なラインナップではない。まあ、趣味嗜好によってそう思う人もいるかもしれないが…
というわけで、2015年内にリリースされる期待のゲームを紹介してこのエントリを閉じようと思う。
Minecraft:PlayStation4 Edition
Minecraft: PlayStation 4 Edition
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2015/12/03
- メディア: Video Game
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マイクラですよマイクラ。噂によれば最近小学生の間で流行ってるとかなんとか… 実際、クラフティング部分は教育に使えるし、創造性を養うという意味でも子供が遊ぶには良いゲームだと思う。全機種合計でミリオン達成したみたいなので、このPS4版も売れて欲しい。
Bloodborne The Old Hunters Edition
Bloodborne The Old Hunters Edition 初回限定版 【Amazon.co.jp限定】オリジナル特典付(アイテム未定)
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2015/12/03
- メディア: Video Game
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SCEとフロムソフトウェアのタッグによる死にゲー「Bloodborne 」本編と、大型DLC「The Old Hunters」を一つにした、要は完全版。
Bloodborneは、先日のアップデートで「古人呼びの鐘」というアイテムを使用することで、オフラインでもコンパニオンキャラクターを呼び出して協力プレイ的な事が出来る機能などが追加され、自分のようなぼっちでも一人で血を吐きながら続ける悲しいマラソンをしなくてよくなった。
DLC「The Old Hunters」自体は11月24日から配信が始まっているが、まだBloodborneをプレイしていないのならば、この完全版がオススメだ。ゲーム序盤のガイドブックやミニサントラも付いてくるし。
GRAVITY DAZE 重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動
GRAVITY DAZE 重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2015/12/10
- メディア: Video Game
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PS VitaでスマッシュヒットしたグラビティデイズのHDリマスター版。グラフィックスは一部新規モデルとなり、フレームレートも60fpsになった。Vita版で配信されたDLCも全て収録。アートワークなどを見ることの出来るギャラリーモードを追加…など、これも要は完全版である。
重力変化を駆使して移動したり戦闘したりする感覚は、Vita版発売当時も新鮮だったが、今プレイしても全く色あせていない。2016年には続編の「GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択 」が発売予定なので、その前に是非。
Fallout4
2015年最大の注目作。核戦争によって荒廃した未来が舞台。毎度おなじみ「Vaultから来たあいつ」になって、広大な世界へ飛び出し、ヒャッハーな連中を蹴散らす楽しい毎日が始まる。
ワールドワイドでは発売初日に1200万本を出荷し、いかがわしい動画を配信するサイトのトラフィックが10%も低下するという珍事を招いたほどの爆売れゲームだ。
Z指定なので、18歳未満は購入できないゲームではあるが、PS4を持っていて、オープンワールドが好きで、シューターに嫌悪感を持っていない大人であれば、買わなきゃ損なゲームであることは言うまでもない。
2016年以降も「ドラゴンクエストXI」や「ファイナルファンタジーXV」、「ペルソナ5」をはじめとする大作が控えている。海外ほどではないが、日本でもよりいっそうの普及が進むことだろう。
金に糸目をつけないのであればPC、任天堂のゲームを遊びたいならWiiU、マイクロソフト謹製のゲームをどうしても遊びたいのならXbox Oneでもいいだろうが、コンソール故のお手軽さや、今後のポテンシャルを考えれば、PS4を買うのが現時点では一番いいと思う。
そんなわけで、個人的に今世代のゲーム機はPS4一択でいいんじゃなかろうかと思う。
あくまで個人の感想ですけどね。
PlayStation 4 ジェット・ブラック (CUH-1200AB01)
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2015/06/29
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PlayStation 4 グレイシャー・ホワイト (CUH-1200AB02)
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2015/06/29
- メディア: Video Game
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