放送内容
若き知識人を招いて、日本の現在を叱咤し、日本の未来を激励してもらう4回シリーズです。
第3回目は、2013年6月29日(土)に放送します。
【テーマ】は「メディアの腐敗と知識人の退廃」
元京都大学大学院准教授で評論家の中野剛志先生
滋賀大学准教授の柴山桂太先生、
九州大学大学院准教授の施光恒(せてるひさ)先生
の御三方の知識人、若者参上です。
■ 軍事ではイラク戦争で経済ではリーマンショックで頓挫したアメリカ一極主義
■ 中国は近代資本主義の権化のようでグローバリズム国家としてアメリカの価値観と通底している
■ 安倍政権のかかえる日本のディレンマは中国の横暴と米中の連携
■ 戦後日本は自由貿易で発展したという嘘話
■ 国防の事を真面目に考えていない、自主防衛の問題に触れたくないのか
■ 中江兆民「死ぬ事を覚悟で国が滅びることを覚悟で戦う」
「自分らの国家が危機に直面している」という認識は今の日本において共有されていると思われます。
「ヤング・ジャパニーズによる日本論」を展開してもらい、日本の将来を背負っていただこうという趣旨です。
ゲスト紹介
元京都大学大学院工学研究科(都市社会工学専攻)准教授。
1971(昭和46年)神奈川県生まれ、1996(平成8年)東京大学教養学部教養学科(国際関係論)卒業後,通商産業省(現・経済産業省)に入省、2000(平成12年)英エディンバラ大学大学院に留学し,政治思想を専攻、2005(平成17年)エディンバラ大学より博士号(社会科学)取得。
【著書】『国力論』(以文社)、『経済はナショナリズムで動く』(PHP研究所)、『恐慌の黙示録』(東洋経済新報社)、『自由貿易の罠』(青土社)、『考えるヒントで考える』(幻戯書房)『TPP亡国論』(集英社)、『国力とは何か 経済ナショナリズムの理論と政策』 (講談社現代新書)ほか。『日本思想史新論 プラグマティズムからナショナリズムへ 』(ちくま新書) 、『レジーム・チェンジ―恐慌を突破する逆転の発想』 (NHK出版新書)、『反官反民 中野剛志評論集』(幻戯書房)、官僚の反逆 (幻冬舎新書) 、日本防衛論 グローバル・リスクと国民の選択(角川SSC新書)ほか。
九州大学大学院 比較社会文化研究院 准教授。
1971(昭和46)年福岡県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。英国シェフィールド大学大学院政治学研究科哲学修士(M.Phil.)課程修了。優等哲学修士(Master of Philosophy with Distinction)。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(法学)。
【共著】成長なき時代の「国家」を構想する ―経済政策のオルタナティヴ・ヴィジョン―(ナカニシヤ出版) ほか。
滋賀大学経済学部准教授。雑誌「表現者」編集委員。
1974(昭和49年)東京生まれ。京都大学経済学部卒業、京都大学院人間・環境学研究科博士課程単位取得。現代社会論・思想史専攻。
【著書】『静かなる大恐慌』(集英社新書) 『現代社会論のキーワード-冷戦後世界を読み解く』〔佐伯啓思・柴山桂太編〕(ナカニシヤ出版) 『グローバル恐慌の真相』(集英社) 『危機の思想』『「文明」の宿命』(NTT出版)ほか。
良著のすすめ
表現者 2013年 07月号 ジョルダン¥1,300 表現者 2013年 07月号 ジョルダン¥1,300
49号
【特集】
アベノミクスで日本は甦えるのか-参院選後の道筋
【特集座談会】
アベノミクスは国家の営林たりうるか
脇雅史参議院議員×西田昌司参議院議員×西部邁×富岡幸一郎×柴山桂太
TPP 黒い条約 (集英社新書) ¥798 TPP 黒い条約 (集英社新書) ¥798
第一章 世界の構造変化とアメリカの新たな戦略―中野剛志
第六章 日本の良さと強みを破壊するTPP―施 光恒
第七章 TPPは国家の拘束衣である―柴山桂太
反・自由貿易論 中野剛志 著 新潮新書735円 反・自由貿易論 中野剛志 著 新潮新書735円
『TPP亡国論』の著者が諸外国の事例、歴史的事実、最新の論文などを改めて検証。
米国が扇動する自由化・グローバル化の虚妄をあぶりだした最終警告書。
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