[PR]

 沖縄県は27日、同県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部で見つかった土器や石器17点を埋蔵文化財に認定した、と発表した。名護市教育委員会は引き続き周辺の調査を進める方針だが、発見場所は米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設計画で埋め立て予定区域となっており、一帯が遺跡と認定された場合、移設計画の進展に影響する可能性もある。

 県文化財課によると、認定されたのは貝塚時代後期(約2千~800年前)の土器片や石器、近世の陶器片など。辺野古沿岸部では、中世の船のいかりに使われていた碇石(いかりいし)も2月に見つかっており、名護市教委が米軍の許可を得て10月に周辺を調査し、土器や石器が見つかった。