話題のボードゲーム『枯山水』が360度どこから見てもシブくて、非常にそそられる件。

枯山水

枯山水のボードゲーム!?

巷で静かにブームとなっているボードゲーム『枯山水』。そのパッケージが上の写真ですが、どうですか、このシブさ。何だかわかりませんが侘び寂びを感じさせるこのじいさんに、どんどん自分が惹きこまれているのを感じます・・・。

2人〜4人で遊ぶこのゲームでは、プレイヤーは庭師となります。庭やコケなど絵柄の書かれたカードを順番に1枚ずつ引き、自分の庭園ボードに並べていくことから始まります。ゲーム中で稼げる徳ポイントを使用して好きな形の石を並べることも可能。

カードには他にも雪舟や千利休など歴史上の人物が描かれたものもあり、それぞれ特殊効果が備わっていたりします。

枯山水

そうして出来上がった庭は、デザイン性や規則性などによって数値化され、最も多くのポイントを稼いだプレイヤーは最も侘び寂びを表現した庭師として勝者となります。

セット内容

8,100円(税込み)という、ボードゲームとしては割りと高めの設定であるにも関わらず、生産がまったく追いついていないそうです。というのも、社員が自ら手作業で石に色を塗ったり梱包したりしているらしく、大量生産ができないとのこと。月に150セットが限界だそうですよ。

参考:異色の国産ボードゲーム「枯山水」が話題 その渋すぎる世界観

そもそも枯山水とは?

枯山水とは水のない庭を指す言葉で、水を使わずに石や砂で山水の風景を表現する庭園様式のひとつです。よくお寺などで見かけるのは、白砂を撫でて水面に見立てているもの。例えば橋が架かっていればその下は水であるはずなので、砂で表現したりするわけですね。

まさかこの枯山水をボードゲームにしようとは・・・制作しているのはボードゲーム輸入卸会社「ニューゲームズオーダー」。元々同社が共催した企画コンテストの大賞受賞作を商品化したもので、2014年11月に発売されました。

「なにこれほしい!」とTwitterなどで話題になり、少しずつ広がっていった模様。世の中、何が流行るかわからないものですねぇ。

庭自慢が集まるSNS

ゲームとして異質な点が多いこともありますが、何より普及を促しているのはソーシャルメディアなどによる「自分の庭自慢」。侘び寂びを感じる庭を完成させたときの興奮は、他では味わえないものなのかもしれません。

いくつかピックアップしてみましょう。

・・・

やばい、猛烈に欲しい。

しかし8,100円・・・。

誰か、共同で買いませんか?会社とかでやってみたいよ!