【映画「白い約束」の台本 ②】
舞は「白肌病」であることが、分かりました。 皮膚癌の一種です。
人は皮膚でも呼吸しているのですが、舞の場合は皮膚の表面が癌にかかって、皮膚呼吸が出来にくくなっていたのです。
夏の始めに舞は入院しました。服を着てると、呼吸が出来なくて苦しくなるので、病室ではいつも全裸です。
そんな彼女の許へ、合唱部の3年生・杏達が訪れました。
「今年の夏合宿は、信州の山奥のコテージで行うことになった。私達以外は、誰もいない山奥だから、素っ裸でも平気。 だから、舞も参加して、合宿中は、みんなを指揮して欲しい」
と言うのです。
ためらう舞を、杏達・友人が車に乗せます。
コテージに着いてみると、舞を待ち受けていた合唱部の部員は・・・。
(次回のブログへ続く)