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ツイッターで暴言三昧、新潟日報報道部長の因果応報(下)

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第139回】 2015年11月28日
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 これだけの悪口を並べる坂本報道部長には、自分こそが差別主義者であることの自覚がないようでもある。

 〈(前略)クズみたいな男と娼婦のお前の間に生まれた薄汚いガキ!明らかに人種差別者の子どもであり、生きてる価値はない!最大限の尊厳を与えてやる。それは、豚のエサになることだ!〉(2013年7月29日)
 〈お前の赤ん坊を、豚のエサにしてやる!〉(2013年7月29日)

 おぞましい言葉を並べ立て、日付が変わっても坂本報道部長は攻撃をやめない。

 〈(前略)このブス!お前の赤ん坊は豚のえさにするんだが…。で、お前とダンナが、その豚を喜んで食べるのな。そりゃ美味しいよ。お前の子ども食った豚だもん。お前とダンナ?鰻の餌。あんたの頬から胸に抜ける。目玉から肛門に抜ける(笑)〉(2013年7月30日)
 〈豚って、何でも食うらしいよ。野菜でも、人間でも(笑)。赤ん坊は柔らかいだろうね〉(2013年7月30日)

 〈速く死ね!今死ね!毒飲め、早く死ね!〉(2013年7月30日)
 〈こいつを自殺させるのが、当面の希望〉(2013年7月30日)

 これらは全て同じ人物に向けられた罵倒だ。反吐が出るようなツイートを続けた坂本報道部長だが、この三ヵ月前にはこんなことを呟いていた。

 〈だいたい、公衆の面前で「殺せ!」「死ね!」と言える神経がます異常。それをあなたがたは、自分たちの子供や親、連れ合い、恋人の前て叫べるのか(原文ママ)?叫べるとしたら、即刻、精神科への入院、ないしはカウンセリングをおすすめします〉(2013年4月24日)

 次のツイートもそうだが、坂本報道部長サンは、時間が経つと正反対のことを言い出す性癖らしい。カウンセリングが必要かも。

 〈お前が行くのは精神病院だった。早く診てもらえ。社会復帰できないと、ホント地獄に落ちるぞ。俺は仕事があるからいいけど、お前は無職だろ。結婚もしてなきゃ将来は孤独死だぞ。××は面倒見てくれるのか?あいつは、お前より先に死ぬぞ。あとのお前は、惨めだぞー〉(2013年11月9日)
  ↓
 〈君は何か? 精神科に通院してる人を差別するわけね。すんごいなー!〉(2015年1月2日)

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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