新潟日報上越支社の元報道部長(53)が、新潟県弁護士会の弁護士への暴言をツイッター上に投稿していた問題で、同社は27日、この弁護士以外に対しても長期間にわたり不適切な書き込みをしていたとして、元報道部長を懲戒休職処分(無給与・無期限)にしたと明らかにした。同日付朝刊に記事を掲載した。
記事によると、元報道部長は2011年3月ごろから社に届け出ないまま匿名で投稿を開始。13年ごろから、人権侵害や差別につながるような内容を、著しく品位を欠いた表現で繰り返し投稿していたとしている。
同社の桑山稔取締役・経営管理本部長は「極めて不適切な行為であり不快な思いをされた関係者に深くおわびする。今後社員教育を徹底する」とコメントした。
元報道部長は今月になって、新潟水俣病第3次訴訟で原告側弁護団長を務める高島章弁護士に対し、「壇宿六」などの匿名で「はよ、弁護士の仕事やめろ」などと投稿していたことが判明。25日付で、本社経営管理本部付となっていた。〔共同〕
桑山稔、新潟日報、高島章