北海道三笠市の市営住宅でのペット禁止問題 (aobelleさんからのお願い) 3/13付

ペットを飼育している住人には 「ペットを手放すか」「市営住宅から退去するか」の 2択が迫られています 。
(期限は3/31日です)

昨日11匹の猫が保健所に持ち込まれ、殺処分されたそうです・・・・・

まだ100匹近いペットたちが残されていますので、このまま飼い主さんと住み続けられるよう、三笠市に意見を送っていただけないでしょうか。
ご協力のほどよろしくお願いいたします 。
オンライン署名

http://www.stv.ne.jp/tv/dnews/past/index.html?idno=20080312184815
市営住宅 ペット禁止徹底 (STV)
ニュース動画

建設管理課住宅係

http://www13.plala.or.jp/isaya_g/dc_volunteer/dcv.html
里親探しのボランティア団体(みかさワンニャンボランティア)
◆三笠ペット問題 迫る期限 深まる苦悩
3月12日(水)
画像1
和久井)
三笠市の市営住宅ではペットを手放すか、
それとも市営住宅を出るか、住民たちが2つにひとつの選択を迫られています。
期限は今月31日までと、残された時間はあとわずか。住民の苦悩は深まっています。

VTR

【松田さん夫婦】
市営住宅に住む松田さんです。
猫を飼い始めてもう10年以上。
松田さん夫婦にとって猫は家族の一員ともいえる存在です。
ところが…。
       
(松田貞雄さん)
「一方的なんだもん。飼うなら出て行ってくださいだもの。
 3年以内に家を見つけて出て行ってもらうと。
 それが今月で期限切れなんだ…」
        
【ペット申請書】
三笠市は3年前に市営住宅でのペット飼育を禁止しました。
その猶予期間が今月末に迫っています。
       
【松田さんとネコ】
市営住宅を出るか、ペットを手放すか、
松田さんは最後の決断を迫られています。
       
【立て鉱〜市営住宅】
かつて、炭鉱で栄えた三笠市。
人口の4割近い、およそ1500世帯が市営住宅で暮らしています。

【市営住宅と犬の散歩】
三笠市が市営住宅のペットについて禁止を決めるきっかけとなったのが、
ペットを飼育していない住民からの苦情でした。
       
(ペットのいない住民)
「反対だよ。こういう公住で。飼いたいなら自分のうちで飼えばいい。」
「どっちかって言ったら反対。畑とかにおしっこするし、野菜がダメになるんだよ」
       
【市営住宅のペットたち】  
市は苦情をうけてアンケートを実施。
回答した1042戸のうちペットの飼育に反対と答えたのは683戸と
賛成の262戸を大きく上回りました。
       
【市営住宅俯瞰】
そこで市は3年間の猶予期間を設け、この間にペットを手放すか
ペットを飼い続けるなら市営住宅から退去することを住民に求めました。
        
【空き家】
3年前にペットを飼育していたのは201戸。
それでもまだ半数がペットを飼い続けたまま期限を迎えようとしています。
        
【高田さん】
高田幸子さんは5年近く生活を共にした猫を手放し、
市営住宅に残るという決断をしました。
猫は娘夫婦に預けることにしています。
        
(高田さん)
「娘が飼ってくれなかったら2人で死ぬかって言ってたの。
 離したくはないんだけどどこも行くところないから仕方なく。」
        
ペットを手放す決心がつかず、
そうかと言って、ほかに家賃の安い住宅も見つからない。
これが現実です。
        
【工藤さん】
(工藤さん)
「チビ、チビおいで」
        
市営住宅で一人暮らしをする工藤千代さんです。
工藤さんの家にも年老いた犬が2匹。
一緒に暮らしてもう18年になります。
        
【家の外】
工藤さんの隣に住む男性はペットを飼っていませんが
ペットの飼育を支持しています。
       
(男性)
「よしよし。
 長年飼っているのに今度ダメだっておかしいよな。
 死ぬまで飼うのが当たり前だ、家族と同じように飼っている。
 ここから出ないばいいんだ。」
        
【2匹の犬】 
工藤さんにとって2匹の犬は心の支えです。
        
(工藤さん)
「3年間余裕はあったけどねぇ。人にもらってもらえるような犬じゃないしね。
 考えたらイヤになるから、なるたけ考えないようにしているけどね」 
            
【伊佐治さん】
(ドア開けるガラガラ)
三笠市内で犬や猫を保護するなどのボランティア活動をしている伊佐治知子さんです。
        
【三笠イオン】
市内のスーパーでは伊佐治さんたちが主催する写真展が開かれていました。
        
(伊佐治さん)
「里親を見つけた犬猫たちです」
        
【パネル】
写真の犬や猫の中には、市営住宅の住民が手放し
保護されたペットの姿もありました。
        
【市営住宅へ】
この日、伊佐治さんは市営住宅を訪れました。
        
(伊佐治さん)
「こんにちは〜」
        
伊佐治さんが訪ねたのは高橋ヨシ子さん。
飼い猫のハナコは既に18歳を超え、じっとしていることが多くなりました。 
そんなハナコに 高橋さんは辛い決断を下そうとしていました。
       
(高橋さん)
「どうしても出て行けというなら安楽死…」
(伊佐治さん)
「安楽死っていってもなかなか大変なことで。」
(高橋さん)
「私にはできない…!!」
(伊佐治さん)
「力のないものの命を奪わなくちゃならないっていう
 状況に追い込まれるっていうのはね…」
        
【伊佐治さんと高橋さん】
伊佐治さんの説得もあり高橋さんは安楽死は思いとどまりましたが
どうするか、答えはまだ、出ていません。
        
(高橋さん)
「約束したにも関わらずお願いするのは厚かましいけど
 あと1年も生きられないと思うからそれまでお願いしたい」
        
【市営住宅のペットたち】
市営住宅のペット問題を抱えている自治体は多く、
三笠市の動きには全国からも注目が集まっているといいます。
       
【前田弁護士】
ペット問題にも詳しい前田尚一弁護士は三笠のケースをこう見ています。
        
(前田尚一弁護士)
「ペットの問題という一見小さな問題ですけど
 うかつに問題にしてしまうと後から収拾がつかなくなって
 禁止を決めた当初はよかったが後始末できないことに対して
 批判を浴びる可能性もある。
 気をつけなければと思っている行政もいっぱいいると思う」
        
【市営住宅のペットたち】     
きょう、三笠市役所にはペットを処分して欲しいと
市営住宅の住民から11匹の猫が持ち込まれました。
市営住宅でのペット飼育に一石を投じたこの問題。
残された期限はあと3週間です。        
                   END

和久井)
今となっては…ですが、
三笠の市営住宅には多くの空き室もあるようです。
ペットを飼う人たち向けの住宅を設けることはできなかったのでしょうか。
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