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 政府は国と地方をあわせた法人実効税率について、現在は32・11%の税率を、2016年度に20%台に引き下げる方針を固めた。企業の規模などに応じた「外形標準課税」を強化することで、実効税率を当初の想定よりも一段と引き下げる。企業の国際競争力強化につなげるねらいがあるが、一部の赤字企業には増税につながる。

 法人減税は安倍政権の経済政策「アベノミクス」の柱の一つ。企業に対し、政権が発足した12年度(37・00%)から4年で7%幅以上の減税を進めることになる。

 大企業が支払う法人事業税に占める外形標準課税の割合は、いまは8分の3だが、これを16年度に8分の5まで拡大することで新たに財源を捻出し、実効税率を29・97%までは引き下げる見通しとなった。黒字企業の負担を減らし、企業の稼ぐ力を高めるねらいだ。ただ、赤字企業にとっては負担増になるため、経済界の一部には慎重論がある。