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【大相撲】

北の湖理事長、土俵に別れ 告別式後国技館へ

2015年11月27日 紙面から

両国国技館を後にする北の湖理事長のひつぎを乗せた霊きゅう車(淡路久喜撮影)=東京都墨田区で

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 九州場所中の20日に62歳で急死した日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱、本名小畑敏満)の告別式が26日、東京都江東区の北の湖部屋で営まれ、八角理事長代行、貴乃花理事、鳩山由紀夫元首相ら約200人が参列した。

◆ファンも駆けつけ

 告別式を終えると、理事長を乗せた車は土俵に最後の別れを告げるため、東京・両国国技館へ向かった。午後2時39分に、関係者を含め約300人が待つ国技館に到着。位牌(いはい)を抱いた喪主のとみ子夫人が車を降り、八角理事長代行らに謝意を伝えた。国技館を去るとき駆けつけたファンから「アリガト−!」「キタノウミ−!」と叫び声が飛んだ。

 告別式に参列した理事長の同期で、ともに三保ケ関部屋で稽古を積んだ元大関増位山(元三保ケ関親方)は、「天才だった。稽古しないで幕下までいった。大学相撲にも勝っちゃう。ゆっくり休んでほしい。オレもそろそろ、もうちょっとしたらいくから」。八角理事長代行は「本拠地の国技館にも来たかったんだろうと思う」と最後の別れを惜しんだ。

 

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