民間企業で働く障害者の割合(障害者雇用率)は今年6月1日時点で1.88%で、前年同期より0.06ポイント上昇したことが27日、厚生労働省のまとめでわかった。雇用者数は同5.1%増の約45万3千人となり、いずれも過去最高を更新した。
障害者を雇わなければならない民間企業の法定雇用率は2013年4月に1.8%から2.0%に引き上げられ、対象企業も従業員56人以上から50人以上となった。
法定雇用率を達成した企業は4万1485社。達成率は47.2%と前年同期比2.5ポイント上昇した。企業規模別にみると従業員1千人以上の企業3163社の雇用率が平均2.09%となり、大企業ほど障害者の雇用が進んでいる。
雇用された人を障害別に見ると、精神障害者が25.0%増の約3万4千人と伸びが目立った。
障害者、厚労省、厚生労働省