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東証:終値1万9083円 2カ月ぶり1万9000円台

毎日新聞 2015年10月30日 19時02分

 30日の東京株式市場は、日銀が金融政策決定会合で追加の金融緩和を見送ったことで一時下落したが、その後は政府の補正予算への期待感が浮上して上昇に転じるなど、日経平均株価の終値は前日比147円39銭高の1万9083円10銭と3日続伸し、終値としては8月28日以来、約2カ月ぶりに1万9000円台を回復した。

 日銀が昼過ぎに金融政策の現状維持を公表すると、追加緩和を見送ったことへの失望感から売りが広がり、日経平均株価は1万8700円台まで下落した。その後、政府が3兆円規模の補正予算を検討しているとの報道が伝わると買いに転じ、一時、1万9200円台まで上昇した。

 東京外国為替市場では、日銀の追加緩和見送り直後に円が買われ、1ドル=121円近辺だった円相場は同120円台前半まで急伸。その後は株高に伴いリスクを取る動きが広がって円が売られ、一時、1ドル=121円台半ばの円安・ドル高水準となった。【鈴木一也】

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