九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

雑感

今週は天気が悪く,平野谷は延期としました。なので,来週の遡行計画に変更です。

今回は最近読んだ本でとても印象深かった本について書きたいと思います。
その書籍とは, 『羆撃ち』(久保俊治著)です。

北海道在住のハンターの話ですが,狩猟の臨場感がヒシヒシと伝わって,最後まで一気に読まずにはいられない本でした。中でも最も印象に残ったのが,愛犬フチとの出会いと別れにまつわる部分でした・・・。

一生に一度とも言える出会い,生活をともにしていく中で,相手が自分の一部になっていく様子。または,その最期を看取る自責の念が残る心の葛藤・・・涙なしにはページをめくれません。

私が飼っていた愛猫クロも数年前に16歳の生を全うしました。常にそこにいたものが,翌日からはいないという喪失感と,自分の心の中にポッカリと空いた穴,目が見えなくなり,おぼつかない歩みにもかかわらず,名前を呼ぶと,ふらつきながら,壁にぶつかりながらも寄って来る健気さ・・・まるで我がことのように共感でき落涙滂沱・・・。氏の愛犬フチに対する愛情が痛いほど心に刺さりました。

また,氏の家族をテーマにした『大草原の少女みゆきちゃん』というDVDがあることを知り,早速購入して拝見。長女のみゆきちゃん(小1)は小学校に通うのに片道4kmの山道をどんな時でも毎日歩いて通っていきます。ぶっきらぼうに見えますが愛情ある父と娘の関係は,今の日本では見かけることの少なくなった親子のあり方の一つでしょう。

このDVDの中で,「親は子が本当に困った時に傍に来て助けるくらいが良い・・・」というようなセリフがあり,ふと,ネパールに行った時に出会った父親と息子の光景が,唐突に思い出されました。もう20年近く前のことになります。

その親子に出会ったのは,エベレスト街道を歩き終え,ルクラから5日歩いてカトマンズに戻る道中。話をすると息子が脚を痛めたので歩いて3日かかる病院に向かう途中とのこと。歩いて3日?当初はそれに驚くとともに,それ以上に衝撃を受けたことがありました。息子が段差や階段状所では歩きにくそうにしていたので,思わず手を貸した後,その父親に言われたこと。それは今でもハッキリ脳に焼き付いています。「手を貸さないでやってくれ。この子はこれからこういう苦しみや辛さを自分の力で乗り越えていかなければならない。手を貸すことは簡単だが,それではこの子が,困難に自分で打ち勝つことを覚える障害になる」・・・それを聞いた時,当時の自分には何も言えませんでした。

獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす・・・と言いますが,頭では理解していても,それを実行するとなると話は別。本当の意味で強い親でなければ,実行できないと思います。その共通した強さを,久保氏や件のネパールで出会った父親から感じました。共に自然の中で生きていく人に備わる資質でしょう。

自然は人に心地よい空間を作り出すだけではなく,そこでは日々,生命が息絶え,また誕生していく輪廻があります。自然の中で動物の骸を見る度に,ここで生き抜く過酷さを感じます。自然の中で身体の不具合が出れば,それはすぐに生命の存続に直結しかねません。自然の中で事故ればアウト,助かるには自力しかない・・・これが身に沁みついているからこそ,ああいう教育が可能になるんでしょうね。

太陽の降り注ぐ中の自然は天国のようですが,暴風で荒れ狂う自然は地獄のようです。自然の中の人間は本当にか弱い存在でしかありません。人間の視力,嗅覚,聴力,身体能力・・・どれをとっても微々たるものでしょう。ここでは,巷でたまに話題になる「男性(女性)は女性(男性)に比べ・・・だ。」なんていう狭くてどうでもいいようなことは意味を持ちません。

人には高い学習能力と知恵が備わっています。それらを一つ一つ,経験を通して身に付けていけば,自然の中でも生き抜く力が養われます。自然の中では視力ではなく,嗅覚や聴覚を研ぎ澄まし周囲の音や臭い,空気の変化に敏感であること,生えている植物から土壌やその土地の成り立ちを掴み,さらには水が採れそうな沢を読む。寝る時には風の向き,日の出の方向を見極め岩陰,倒木の根の窪み,木の洞を探す・・・いずれも自然の中で長時間過ごすためには必要なことです。

ちなみに余談ですが,私が山の中でその人の経験を見切る時に最も重視しているのは,もちろん年齢,装備の充実度,外見などではなく,その人の「動いている時の気配」です。まだ山に馴染んでいない人は,遠くからでもわかる位に「音」を出しています。ドンドンという足音,ゼーゼーという息の切れる音,ガサガサと枝や笹と不必要に擦れる音・・・とにかく音が良く出ています。逆に「この人は山に馴染んでいるな」と思う人には,それがありません。周囲と同化しようとしており,山の空気の乱れを最小限に抑え,その中を上手に進んでいく感じでしょうか。坂でも息が切れてないし,足音すらしません。

山で事故が起きるのは,経験不足,自己慢心,複数でいることへの安堵感,などから周囲への敏感な配慮が怠られ,判断基準が,目の前の自然の状況を元にしたものではなく,自分の感情や経験則に重きを置いた時です。どんなに経験を積んだとしても,実はそれはたいしたことではなく,常に自然は変わることを念頭に,眼前の自然の状況への配慮を怠らない注意深さ・・・これが山で生き抜くために必要なことだと,私は感じています。

また,「夜通し走って,よく道に迷ったり足首を捻らんね」と言われることがあります。夜間に道に迷うのは登山道を歩く時に人工物であるテープしか見ていない,または実際と地図上の感覚がずれているからであり,特徴的な岩や木,または地形を覚えておけば,迷うことはほとんどなくなります。もし道をロストした場合には,それまでに比べ足元で落枝の折れるポキポキ音が多くなるので,それでロストしたことに気付くことができます。また,足首の捻りに関しては,人が足首を捻るのは骨格上,足首が急に外側に向いた時なので,そうならないように,捻りそうな区間では,足首の外側を若干上向きにして走ります。

久保氏は久々に直にお会いして話を伺ってみたい,と思わせられた人物でした。言葉の端々に,山野井泰史氏に通じるものを多く感じました。いったん自然の中へ踏み込めば,生きて帰って来れるかはわからない。わからないからこそ,無事生還できるように,必死に考え行動する・・・稀代のソロクライマーとヒグマハンター・・・どちらも命がけで,真剣に自然と真っ向から向き合う姿勢が,共通しています。

とまあ,話が逸れて長くなりましたが,たまには沢の話題以外にも,こういう話題もいいのかなと思います。これからはロードレース,マラソン,雪山,ピアノの発表会,自作ウルトラトレイル・・・とやりたいことが山のようにあるので,一つ一つ,自身の向上へ向けてのステップになればと思っています。

★次回は,第33回門司レトロマラソンをお送りします。10kmのロードレースです。ここでのタイムを見て,来年1月にある指宿菜の花マラソンへ向けた最終調整をしていきたいと思います。目標は40分切り,切れるかな~。
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白鳥川 in 池島川 〔宮崎〕

さて今回は,霧島山系の白鳥川の遡行です。

以前,水量がなかったことから転進した沢ですが,今日は源流まで詰めてみます。恐らく伏流だと思いますので,上部での水流復活に期待してみます。今期3本目の霧島の開拓沢になります。

ではどうぞ。

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左:朝一は空気が目覚めだし,清々しい。
右:落葉と林道。ちょっとしたアクセントになる。

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左:谷も晩秋の装い。今年も,もうこの季節になった・・・一年は早いものです。
右:溶岩地帯ならではの地層。

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左:ようやく水流が出始めたと思ってたら・・・。
右:再び涸れ沢へ。もしかしたら源頭まで水はないかも・・・と不安になってくる。

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左:標高775m地点にあった14m涸滝。ここに水流があれば見応えのある滝だっただろうに・・・。

右:いつしか水流が出始める。良かった~。

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左:やっぱり沢には水。ジャブジャブさせながら遡行していく。
右:ちょっとしたゴルジュは敢えてクライム要素の強いルートを採っていく。

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左:さっきの水流は,白紫池へ詰める支流からのもので,その支流を見送ると本流は再び水涸れ。あ~あ。

右:源頭が近くなってくると地形が緩み,素敵な森が広がってくる。

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左:北面の沢らしく,岩苔がお見事。

右:林層がアカマツに変わると源頭は近い。右手から人の話し声が聞こえ始める。耳を澄ますとあちこちで笑い声が・・・自然は人を穏やかで幸せな気持ちにさせてくれます。

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左:そして不動池近くの遊歩道に飛び出す。
右:森を抜けると正面には韓国岳(右奥)が見える。なかなかの眺め。

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左:青い湖面が素晴らしい不動池。

右:車道を500mほど下って,このカーブの所から甑岳登山道に入る。ここからは森の中を下って行く。何でも,アバンダント白鳥の森のコース(白鳥川の右岸の尾根筋についています)のようで,初めて足を踏み入れる場所なので,冒険心がくすぐられる。

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左:上部はトレランにはもってこいの森。素晴らしい走りが体感できる。
右:う~ん,これも素晴らしい。この場所に入れることに感謝したい。

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左:ツガの大樹。ここまでの巨木は,大崩の祝子川越近くで1本見たくらいで,滅多にないサイズ。ここはいい森だな~。

右:日の名残りを感じつつ,トレイルを一陣のそよ風のようにサーッと駆け抜ける。最高です。

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左:急傾斜地に立つモミの巨樹。これも太かった。太陽の位置が丁度良い感じ。

右:そしてこれはアカガシの巨樹。今まで見た中で最高の太さでした。ここまで大きくなるんですね。

尾根筋を下りきり,白鳥川を左岸に渡り,登りかえすと林道。そして車道へ出て駈け下ると車のところへ。距離8.2km,1時間50分の楽しい下山ランでした。

という感じでした。白鳥川は結局,水のない涸川で残念でしたが,周囲の森が素晴らしくて救われました。上部はアカマツ主体で,森としてはまだまだ遷移の段階ですが,単一系のスッキリした感が,下るにつれてその遷移が進んだ森になり,スダジイやカシの,九州ではお馴染みの里山的森に変化していく中を下ることができます。このアバンダント白鳥の森の道は,本当,良いルート取りだなと思わせられました。

霧島山系は一部以外,これまで手を付けていないエリアだったので,今後はもっと足を運んで楽しんでいければと思います。私の中にある命が地球上にいられる時間は限られているので,いれる限り,様々なものを慈しみ,また,享受していければ・・・と思わせられた一日でした。

★次も沢です。行先は脊梁山地にある平野谷になります。清流で有名な川辺川の右岸支谷の一つです。

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田原川 in 五ヶ瀬川 〔宮崎〕

さて今回は,田原(たわら)川の遡行になります。

この川は熊本の高森から宮崎の高千穂へ抜ける325号線沿いにある沢で,祖母山系の赤川浦(あかごうら)岳西面の沢になります。午後からの一本として遡行してきました。

ではどうぞ。

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左:325線を通るたびに,この岩場は気になっていた。

右:まずは川沿いの林道を歩く。今日の予報は雨だったが,良い方向にはずれ残暑のような天気になる。久々に蒸し暑いが,沢に行けるので良し。

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左:遡行を始めてすぐの5m滝。水量といい滝の規模といい,期待が高まる。
右:予想以上に水量があり,嬉しい。沢にはやっぱり水がないと。

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左:そしてこれが赤滝10m。途中で地元の人から聞いた滝です。滑り台ができそうなスライダー滝です。

右:赤滝の上には小釜が連続して,美しい渓相を作っている。ふと,今夏に遡行した新潟の釜川右俣:三ツ釜を思い出す。凝灰岩の沢にはこんな感じの渓相が多い。

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左:そしてほどなく水涸れ・・・えっ,もう?と思ったが,伏流だろ・・・と期待を込めて遡行を続ける。沢沿いの紅葉が目を引く。

右:やっぱり日本の秋はこれ。美しいとしか言う他はない。

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左:これもいい感じ。
右:結局,水量は戻らず,涸谷を詰め続ける。あと200mの高度差を登れば尾根に出る。

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左:そして尾根に出て脱渓。近くの赤川浦(あかごうら)岳を目指す。

右:5分も歩くと山頂へ。初めての山頂,赤川浦岳1231.9m。展望の利かない,尾根上のピークでした。ここからは着替えて入渓地の妙見集落まで走る。予測では10km程かな。

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左:北方を眺めると祖母山,黒岳,三尖(みっとぎり)など,祖母山系の西方の峰々が見える。

右:尾根筋の登山道は概ねこんな感じ。細かいアップダウンがあり,紅葉を愛でながら心肺を追い込める。

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左:黒原越からは真新しい舗装道を走る。ここは以前は悪路林道だったが,いつの間にかきれいな道へと様変わりしていた。

右:一本まるまる紅葉。枝を広げた立ち姿がお見事!

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左:秋の森の共演。今年の紅葉は晴天が多く,風雨の影響が少なかったので,見応えあり。
右:これも見事。死に際の美しさ・・・また来年も甦ってしっかりと生きてほしい。

という感じで,午後からの一本でした。下りは結局14kmになり,予想以上に走れ良かった。今日も感謝です。

田原川は水涸が早いので,梅雨時の晴れ間を狙った遡行が良いかもしれません。核心の赤滝は心に焼き付く美滝でした。地元で愛されている滝に巡り合え,また,未知なる沢への好奇心が掻き立てられました。

★次も沢になります。今度は天気が回復しそうなので,朝から長めの一本を考えています。
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小河内谷:左岸支流③ in 日之影川 〔宮崎〕

さて今回は日之影川支流の小河内(おがわち)谷の支流の遡行です。
天気が午後から回復するとの予報でしたので,午後からの入渓となります。

過去に遡行したことがありますが,ここは支流に凄い滝が隠れており,隠れた名所とも言えます。今日も感嘆させられる渓相と出会えることを期待しつつ・・・

ではどうぞ。

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左:夏の緑が薄れながら,徐々に紅葉が始まりつつある。
右:本流筋はなかなか良い感じ。

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左:出合いの3m滝。乗っけから期待が高まる。
右:続く7m滝。いい感じ。これは期待がもてるかも。

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左:谷筋は規模に反して広い。森も素晴らしい。
右:740m二俣から,現場判断で日が当たり,良さそうな左俣へ入る(本来は右俣の予定)。

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左:ほどなく急激に谷幅が狭まりゴルジュ登場。読みが当たり嬉しい。
右:3m前後の小滝を越えていくと出口に8m滝。

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左:ゴルジュを振り返る。

右:ゴルジュ上は岩盤となり,さらに滝が連続する。歓喜の声が上がる。これは8m滝とその上の25m滝。ちなみに足元からは15m斜滝が流れてます。

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左:25m斜滝。岩が異様に滑り,フェルトでもツルリン状態なので,無理せず高巻く。
右:滝を越えるとナメ部と残照の源流。秋らしさがよく出ている。

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左:下流を振り返る。あのゴルジュはなかなかのものだった・・・。
右:岩の上の庭園。高さ12m幅15mの巨岩。屋久島的な一コマ。

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左:秋の日はつるべ落としであっという間に日が傾いていく。

右:そして林道へ脱渓。落日と競うように林道を駈け下る。車まで6.3km,40分かからずに帰着。ランプはかろうじて使わずに済んだ。

という感じで,終わってみれば意外に良かった沢で,小振りな割になかなか奮闘させられ,良い思い出になりました。今日も無事に下山でき,秋の遡行を堪能でき感謝です。

やはり小河内谷は一味違います。かつては千軒平鉱山などがあり栄えていたことが示すように,地質が複雑な影響でしょうか。まだまだ残されてる支流や本流筋を遡行していきたいと思います。

★次回も沢になります。次はぜひキノコを採集したいものです。遡行先はキノコがありそうな場所優先で探しています・・・。
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2015 第一回西米良スカイランニングクエスト in 西米良〔宮崎〕

いよいよやってきました,西米良スカイランニングクエスト大会。

天気は上々で,自身のコンディションも問題なし。良い状態で大会を迎えることができたことにまず感謝。先週の試走からレースプランを立て挑みます。これまで参加してきたトレランの大会とはコース設定が異なることや,大好きな市房山に登れることなども相まって,スタート前からワクワク感100%。楽しみです!

目標は試走の時のタイム8時間57分から考え,8時間切りを目指します。

写真は先週とかぶらないようにと意識しましたが,やはり良いポイントはどうしてもかぶってしまいますので悪しからず。

ではどうぞ。

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左:駐車場に続々やって来る車を見ながら,ボルテージも上がっていく。
右:会場の村所驛(えき)。ここがスタート&ゴール地点になります。

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左:そして6:55。スタート5分前。この時間はこれから始まるレースと長い一日に思いを馳せるのと同時に,今この場に立てていることへ静かな感謝をする時間です。いよいよ時が来た。

右:7:00スタート!ランナーが勢いよく飛び出していきます。まずは八幡神社までのロード。

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左:神社脇からトレイルへ。トレイルでは長い列ができているので追い越しは難しいが,かわせる分は少しでもかわして前へ出ていく。楽なペースに慣れ,惰性で進むと好タイムは出せない。

右:中央奥に折り返し地点の市房山山頂が見えます。あまりの遠さに唖然としそうですが,そこまでの行程が頭に入っているので,その分は楽になります。

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左:第一エイドの竹原地区。予想到着タイム(ETA)7:45,実際タイム(ATA)7:34。10分程早い。やはりレースということでペースが上がっているのだろう。でも無理はしていないので,このままのペースで走ることにする。ここのエイドはパス。先を急ぐ。それとスタートからこの竹原地区までの区間はコースマップでは誤記表示されており,実際はジグをきっている車道を突っ切る形のトレイルで繋げてあります。

右:車道を800m程走って林道へ入る。ここから鉄塔が立つ尾根まで距離3.2kmで高度差で約400m上がる。
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左:林道は歩きも交え,じっくり無理せず走っていく。

右:右手には市房山&石堂山。これに天包山が加われば米良三山。この三山を巡るコースも自作トレイルコースとして調査中です。UTMT(Ultra Trail Mera Three mountains)として走る予定です。

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左:そして尾根上の給水場からトレイルに入る。ETA8:25,ATA8:09。貯金が16分に。良いことです。ここから大平林道までが前半のポイント。

右:第5ピーク手前の伐採跡地を行く。

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左:第6~7ピーク間は作業道を走るので距離が稼げる大切な区間。近づく市房山を眺めながら進む。

右:そしてアンテナの立つ第8ピーク手前は,試走の時も紹介しましたが,平坦な美しい森が広がるポイントです。

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左:大平林道へ出て,作業道を進む。

右:ほどなく小屋に到着。ETA10:25,ATA9:46。貯金は39分に。予想より良い感じで走れているので,もっとやってやろうという気になる。

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左:山頂までは息つく暇のない急登の連続。途中から登山コースを外れ,尾根筋をまっすぐ登るコースになる。この大会のために開いたコースのようです。

右:このコースは登山コースのようにジグが切ってなく日陰もないので,つらい登りとなります。

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左:山頂台地付近で登山コースと合流。登山コースを下山用として区分けしているようです。

右:そして市房山山頂。折り返し地点。ETA11:20,ATA10:36。貯金は44分に。実際の貯金もこんな風に貯まり続けていけばいいんですが・・・。まだまだ脚は良好。すぐに下山に取りかかる。

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左:1620m地点の展望岩からコースを俯瞰。ゴールは霞んで見えない程彼方。でも大丈夫,尾根筋は走れるので見た目ほどはないことがわかっている。

右:植林帯も登山道とは別に道が作ってあり,作業道を下る形になっている。再び山小屋。ETA11:50,ATA11:00。貯金は50分に。当初目標の8時間切りは確実になったので,上方修正し,7時間切に変更する。

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左:下山はランナーがばらけているので一人ランになる時間が増える。
右:第8ピーク先の平坦な森。ここは本当に素晴らしい場所です。

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左:林道は走れるので距離を稼ぐ。
右:第1ピーク手前の植林帯の下り。鉄塔の給水場まであと15分。

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左:そして再び林道にある給水場へ。ETA13:35,ATA12:32。貯金は1時間03分に。今5時間32分なので,もう7時間切りも確実,こうなればもっと上方修正して6時間30分切りを目指そう。下りの林道は走り続け,脚が終わっていた3人をかわす。

右:竹原地区からは再び登り。ETA14:00,ATA12:55。貯金は1時間05分。この区間はほぼ予想通りのペース。

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左:きつい登りを終えると下りに入るので飛ばす。この竹林の区間は,日本的美しさのあるロードだった。

右:トレイルに入ると気が楽。ガンガン下る。前をいく選手はずっと並走していたUさんで,登りの強さはピカイチだった。私も登りは苦手ではないと思っていますが,彼の登りは凄かったです。林道の下りで引き離していたはずなのに,登りであっという間に追いつかれ,かわされました。

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左:そしてゴールは前述のUさんとともに。無事走り切れて,目標を大幅に達成できて(結局6時間30分は切りは無理でしたが),万感の想い出とともにテープを切る。

右:今日という一日をありがとう!!!

という感じでした。

結果は216名中50番前後で,全体の約25%程度の位置。とても満足しています。来年はもっと脚が出来上がった状態で臨めれば5時間台が狙えると思うので,また頑張っていきたいと思いました。

それにしても天気,地元の方の応援,エイドの間隔,コース設定と,どれをとっても良かった大会でした。西米良の方々も普段の村の人口が1.2倍になるくらいの人が訪れて,活気を感じてくれたことと思います。この大会が今後も継続され,地域活性の一助になれば,西米良ファンの私としてもとても喜ばしい限りです。

今後は自作トレランとロードレースの時期になりますので,またトレーニングを積んでいきたいと思います。来年はフルが終われば,GWに大峰奥駈道+熊野三社200kmラン(自作)や,カルデラスーパーマラソン100km,サロマ湖100kmに出場したいと思っていますので,長距離用の脚を半年以上かけてじっくり作っていく必要があるので頑張らないと。

★次回は沢になります。場所は検討中です。紅葉とキノコ狩りを兼ねる遡行になります。
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