バークレイズ ATP ワールドツアー ファイナル▽ジョコビッチ×フェデラー 2015.11.23


♪〜生字幕放送でお伝えします
ノバク・ジョコビッチとロジャー・フェデラー。
世界のテニスをリードし世界中のテニスファンが心躍らせる2人の対決です。
ATPワールドツアーファイナルは決勝。
1年間にわたる長いツアーの最後のゲームです。
吐く息が白くなるほど冷え込んだ、イギリス・ロンドン。
しかしO2アリーナの観客からは抑えきれない気持ちの高ぶりそして、熱気を感じます。
決勝はスイスのロジャー・フェデラー対セルビアのノバク・ジョコビッチの対戦になりました。
これまで、2人は43回、対戦しています。
フェデラーが22勝ジョコビッチが21勝です。
今、コートが暗くなりました。
選手の入場を待っています。
イギリス・ロンドンのO2アリーナ。
ロジャー・フェデラーの姿が見えました。
その姿が、この場内のスクリーンにも映し出されて観客からは大きな拍手です。
そして手拍子も聞こえてきています。
(手拍子)
ここまで4戦すべて勝って決勝まで進んできました34歳のロジャー・フェデラー。
この大会、過去6回優勝しています。
優勝すれば最多記録を更新します、7回目。
ひときわ大きな声援がO2アリーナに飛び交います。
好調のここ4試合。
ベルディッヒ、ジョコビッチ錦織そして、きのうの準決勝はバブリンカに勝ってこの決勝まで進んできましたスイスのロジャー・フェデラーです。
世界ナンバーワンの登場です。
セルビア、ノバク・ジョコビッチ。
ビッグ4の先頭を走っています。
しかし、1次リーグではロジャー・フェデラーにまさかのストレート負け。
雪辱を期して、この決勝です。
現在のところ、3連覇中。
もし、きょう、勝ちますとこれまで誰も成し遂げたことのない4連覇を達成しますジョコビッチです。
この試合の解説は日本テニス協会常務理事デビスカップ日本代表の前の監督の坂井利郎さんです。
よろしくお願いします。
それにしても坂井さんジョコビッチ対フェデラーという本当にテニスファンが待望したゲームですね。
今シーズン最後を飾るね。
やはり現在のテニス界で最も偉大な2人チャンピオン同士の対決になりましたよね。
この2人がこのファイナルの決勝で顔を合わせるのはこれが実は3回目。
2012年はジョコビッチが7−6、7−5で勝っています。
そして、去年もこの2人の対戦だったんですが実はフェデラーが背中を痛めて、決勝戦を棄権しました。
ですので、実際にこのファイナル決勝の場で戦うのは2012年以来3年ぶりということになります。
きっ抗している2人。
これからコイントスが行われます。
コイントスに勝ったのはロジャー・フェデラー。
そして、サービスを選びました。
1次リーグの2試合目でロジャー・フェデラーがジョコビッチを破りました。
このときもロジャー・フェデラーのサービスゲームでゲームが始まりました。
最後、目を合わせてベースラインに走っていたジョコビッチ。
そして、ゆっくりと歩いていくロジャー・フェデラーです。
ATPワールドツアーファイナル2015大会8日目、決勝です。
世界3位のロジャー・フェデラーと世界ナンバーワンのノバク・ジョコビッチの対戦です。
現地ロンドンは午後6時6分を過ぎたところです。
ロジャー・フェデラーは1次リーグ3連勝。
ベルディッヒジョコビッチそして、錦織に勝ってグループA1位で準決勝に進出。
そして、バブリンカにきのう7−5、6−31時間10分という完勝。
この決勝に進んできました。
ノバク・ジョコビッチは錦織に初戦、勝ちフェデラーにストレートで敗れベルディッヒには勝って2勝1敗。
きのうはグループB全勝で勝ち上がってきました。
ラファエル・ナダルに6−3、6−3、1時間19分。
こちらも完勝。
非常にいい形で決勝まで進んできましたノバク・ジョコビッチです。
まず、一人一人ご紹介していきましょう。
ロジャー・フェデラー34歳です。
この大会に出場した過去の選手、アンドレ・アガシが35歳で出場したことがあるんですがそれに次ぐ34歳まだまだ進化し続けているロジャー・フェデラーです。
シングルスのタイトルが88。
もしきょう、勝ちますとその記録が89まで伸びます。
今シーズンロジャー・フェデラーは6勝して好調です。
現在のところは世界ランキング3位です。
世界ランキング1位、かつては237週連続トップという時期もありました。
その記録は302週。
そのナンバーワンをまた再び勝ち取りたいという思いは強く持っているはずです。
これが、ファイナル14年連続14回目の出場ですがこの決勝まで勝ち進んできたのは2年連続10回目ということになります。
2003年、2004年2006年、2007年。
そして、2010、2011と計6回の優勝がありますロジャー・フェデラーです。
ベルディッヒに勝ちジョコビッチに7−5、6−2このときは1時間17分というゲームでした。
そして、錦織圭との大接戦のゲームがありました。
それを制して3連勝。
きのうのバブリンカ戦は7−5、6−3で勝って、決勝に進んできました。
坂井さん、フェデラーも非常に調子を上げてきてますよね。
そのとおりですね。
このインドアスローハードなんですけど非常にベースラインからそして、ネットのきれが非常にいいですね。
ノバク・ジョコビッチです。
今、充実の28歳です。
シングルスのタイトルは58勝。
今シーズンは、なんと10勝。
人生最高のシーズンを送ったとジョコビッチは話していました。
世界ランキング、現在トップです。
去年のウィンブルドンが終わったあとからずっと1位を守り続けているノバク・ジョコビッチです。
その1位を守り続けている、今173週に入っているノバク・ジョコビッチです。
この大会は、9回目の出場。
現在3連覇中。
きょう、勝ちますと4連覇ということになります。
ただ、これまで続けていた連勝が、第2試合のロジャー・フェデラーの試合でストップ15連勝でストップしました。
錦織を6−1、6−11時間5分という圧倒。
そして、フェデラーには5−7、2−6で敗れました。
ベルディッヒにも勝って準決勝進出。
そしてグループB3連勝でトップ通過を果たしましたラファエル・ナダルを全く問題にしませんでした。
6−3、6−31時間19分というゲームでした。
準決勝のノバク・ジョコビッチの充実ぶりというのはすばらしかったですね。
ラウンドロビンのあとの準決勝、やはりレベルを上げてきてますね。
本当にナダルに対してチャンスを与えなかったですね。
完璧なプレーでした。
これまで22勝のフェデラー。
ジョコビッチの21勝、これが44回目の対戦になります。
そして、今大会、これが2人の対戦2回目ということになります。
きょうのチェアアンパイアはアルゼンチンのダミアン・スタイナーさんです。
今大会は4人のチェアアンパイアで行われています。
この試合の前にダブルスの決勝が行われたんですが、そのときにはフランスのセドリック・ムーリエさんがチェアアンパイアを務めました。
先に練習を終えたフェデラーまだジョコビッチは最後のサービス練習に余念がありません。
タイムのコールがありました。
少し時間をかけます。
スイスのロジャー・フェデラーです。
1次リーグの第2試合ではフェデラーが7−5、6−2で勝ちました。
このときもロジャー・フェデラーがサービスを選択して特に第1セットはずっとキープをしていって最後の第12ゲームでロジャー・フェデラーがジョコビッチのサービスをブレーク。
7−5で取りました。
そして、第2セットはフェデラーが3回のブレークを果たして6−2というゲームでした。
大会最終日を迎えています。
ATPワールドツアーファイナル2015。
今シーズン、最後のゲームはロジャー・フェデラーとノバク・ジョコビッチの決勝です。
1万7800人収容O2アリーナきょうもいっぱいです。
まず、向こう側ロジャー・フェデラーのサービスです。
坂井さん、立ち上がりは大事に入りたいですね。
ただ、今のラリー僅かなんですけれどもジョコビッチが本当にいいリターンから、ゆったりとストローク打ってましたね。
返していったさすが、フェデラー。
今、観客の方はよくないですね。
今、プレー中に声が聞こえました。
ジョコビッチはフェデラーのバックパック。
今、観客に注意がありましたけどもバックにやはり攻めるっていうのは一つのパターンにしたいところなんですねジョコビッチは。
坂井さん、大きく言いますと攻撃のフェデラー守備のジョコビッチという言い方もできると思います。
ジョコビッチは本当にストロークが安定してボールプレースメントがすばらしいですよね。
今大会はサーブ&ボレーを何度も見せているロジャー・フェデラー。
まだ、このジョコビッチ戦はそのサーブ&ボレーを見せていません。
体重が崩れたように見えてもジョコビッチのストロークはエラーにならないんですよね。
まず、第1セットの第1ゲーム、いきなりジョコビッチにチャンスがやってきました。
フェデラーも落ち着いて、焦らずにネット攻撃はまだ控えているんですけれどもここ辺りはサーブ&ボレーもある可能性があります。
センターへのサービスでした。
ジョコビッチも非常に呼吸を整えてリターンに備えたんですけどね。
珍しいネットです。
ラリーの打ち合いフェデラー。
フェデラーがラリーでジョコビッチと対等に焦らず、打ってましたね。
先にフェデラーにミスが出ると苦しくなるところでしたけどね我慢してました。
17回のラリーでした。
大声援ですO2アリーナ。
第1セットの最初のゲームフェデラーサービスキープに成功です。
ブレークポイントがありましたがフェデラー、それをしのぎました。
立ち上がり、ネットに出ることはありませんでした、フェデラー。
今の1ゲームはラウンドロビンのときと展開…裏をつくかのようなベースラインから入っていきましたねフェデラーはね。
ネットプレーを得意としているロジャー・フェデラーですがベースラインでの打ち合いを挑んでまず最初のゲーム、キープです。
やはり、この試合のラウンドロビンの戦いが両選手とも頭に入ってますから作戦面もいろいろ変えなきゃいけないわけですね。
ノバク・ジョコビッチ前、破れましたがその試合よりももっといい試合ができる自信はあるときのう、話していました。
サービスで、簡単にポイントを取ることができます。
これをフリーポイントといいます。
特別スピードあるわけじゃないんですけどプレースメントがすばらしいですね。
アウトです。
この2人はことしのウィンブルドンの決勝そして、全米オープンの決勝でも顔を合わせました。
四大大会ではいずれもジョコビッチが勝っています。
ジョコビッチのコーチボリス・ベッカーさんです。
ジョコビッチのコーチマリアン・バイダ。
このマリアン・バイダコーチは2006年からジョコビッチを指導しています。
珍しいアウトです。
非常にミスの少ない選手です。
ノバク・ジョコビッチ。
ジョコビッチはフェデラーが、もっとネットに積極的にくるんではないかと思ってたようなプレーぶりですね。
フェデラーが非常にベースラインから無理な攻めをしてきてないですねベースラインで対応しています。
フェデラーに今度はチャンスがやってきました。
両陣営も、やはりいろいろ作戦面、考えてると思うんですけどもやはり、フェデラーがラウンドロビンのときと戦い方が違いますよね。
あのときは1時間17分という短いゲームでした。
フェデラーがストレートで勝っています。
第1ゲームはこのような展開でジョコビッチがミスをして第2ゲームは逆にフェデラーのミスです。
得意の片手バックハンド僅かでした。
やはり、ジョコビッチは懐が深いストロークで自在にベースライン深くボールコントロールして守りながら、攻めるんですよね。
今のポイントは非常に攻めてましたね。
ジョコビッチもブレークのピンチがありましたがそれをしのぎました。
サービスキープに成功しています。
同じような立ち上がりになりました。
ゲームカウントは1−1です。
ジョコビッチの夫人です。
エレナさん。
去年のウィンブルドンが終わったあとに結婚して、子どもも生まれました。
今のボールが非常に深いんですよね。
今、プレーの中で一瞬フェデラーが出るようなそぶりも見せたんですが止まりました。
ステファン・エドバーグコーチ。
フェデラーのコーチです。
このエドバーグコーチの指導によってサーブ&ボレーが磨かれました。
ワイドにはねましたね。
バランス崩しましたよねジョコビッチが。
フェデラーのミルカ夫人です。
今、初めてサーブ&ボレーを見せました。
惜しくも越えませんでしたがすばらしい反射神経です。
今の1ポイントは割と大きいですよね。
フェデラーのラケットに当ててましたからね。
逆にフェデラーが攻め返しました。
まず、ジョコビッチが守りから先に攻めました。
さっき、それをしのぎましたフェデラー。
ストロークで本当にジョコビッチが攻めたときはフェデラー、どうなるかなと思ったんですけど見事に切り返しましたよね。
よくストロークからポイントを取りました。
ジョコビッチがチャレンジを行います。
ややラインの外側でしたけどもね。
少しスライス気味に入ったか…。
いやフォールトです。
チャレンジが成功しましたジョコビッチ。
入っている。
すばらしいパスがきましたジョコビッチ。
これもやや短めにいって対応は、フェデラー自信を持っているんですけどさすがですね、ジョコビッチは。
第1ゲームに続いてブレークのチャンスがやってきましたジョコビッチ。
第1セットの第3ゲームジョコビッチ、ブレークに成功。
まず、主導権を握ったのはノバク・ジョコビッチ。
先にブレーク仕掛けたのは世界ナンバーワンでした。
ベースラインからの打ち合い。
ノバク・ジョコビッチがまず、それを制する形になりました。
フェデラーも打ったあと出るようなそぶりでフェイントをかけながら様子を見ててそして、最終的にこのゲームからネット攻撃したんですけどもちょっとポイントにつながらなかったですね。
やっぱりジョコビッチのパッシングもよかったですしね。
まず、半歩ジョコビッチが出ましたね。
フェデラーがちょっと出るそぶりを見せて出ませんでしたよね。
あれは?
やはり、ジョコビッチのストロークを揺さぶるといいますかやはり、どんどんいくとジョコビッチも待ってますからね。
そこの揺さぶりかけたんですけど惜しくもポイントにつながらなかったですね。
最初のボレーがネットになったのが痛かったですね。
入ってるとだいぶ違ってくるんですけど。
1次リーグで戦ったときには先にブレークしたのはフェデラーだったんですがこの決勝戦は逆に世界ナンバーワンのジョコビッチがブレークです。
22勝のフェデラーと21勝のジョコビッチ。
非常にきっ抗した戦いを演じてきた2人。
まず、リードした第1セット第4ゲームジョコビッチのサービスゲームです。
最初の1ポイント2ポイントが大事になってきます。
センターへのスライス系のサービスでした。
セカンドダッシュのようなしぐさも見せたフェデラー。
この辺がセカンドサービスでもジョコビッチはボールをゆったり7回から9回ついて集中力を高めますよね。
ルーチンですね。
ロジャー・フェデラーのフォアハンドがのびていました。
アウトです。
試合の序盤から1ポイント1ポイント何か緊迫するプレーシーンが続いています。
この30オール大事なポイントになります。
センターへのサービスエース。
ここぞというところで決めます、ノバク・ジョコビッチ。
きょう初めてのサービスエースです。
連続サービスエース。
最後は190キロワイドへのサービスでした。
サービスキープに成功です。
3ゲーム連取ノバク・ジョコビッチ。
あの30オールからのシーンだったんですが2本のサービスエースです。
200キロを超えてないんですけどね非常にコースがいいですよね。
デュースサイドにはあのワイドへのサービスを打ってくる傾向が高いロジャー・フェデラーです。
地元イングランドプレミアリーグで活躍しましたティエリ・アンリさん。
今のフェデラーのバックのダウン・ザ・ラインはすばらしいですね。
ジョコビッチも対応できなかったですね、珍しい。
サーブ&ボレーでのポイントです。
準決勝のバブリンカ戦ではしきりに見せていたサーブ&ボレー。
第1セットの第5ゲームはラブゲームでロジャー・フェデラーがキープに成功しました。
ゲームは3−2、ジョコビッチが1ブレークアップ。
この第5ゲームは1分19秒という早い展開に持ち込みましたロジャー・フェデラー。
去年の決勝はこのフェデラーが背中を痛めてジョコビッチとの決勝を棄権しました。
このときには地元イギリスのアンディ・マレーとジョコビッチがエキシビションマッチという戦いをしました。
しかし、ことしは、この両雄が決勝で相対しています。
1次リーグの2試合目はフェデラーが7−5、6−2で取りました。
ツアーファイナルではこれまで4回対戦しているんですがジョコビッチとフェデラーともに2勝ずつ。
ファイナルで直接、このように顔を合わせるのは2012年以来3年ぶりのことになります。
このときはジョコビッチが7−6、7−5で勝っています。
ことし7回対戦しているんですがジョコビッチ、4勝フェデラー、3勝。
坂井さんこの2人が対戦したのはあの1次リーグの戦いを除けばすべて決勝ということで本当に今、どうでしょうかね…1、2ナンバーワン、ナンバーツーと呼んでも差し支えないと思います。
そのとおりですね。
また、ことしのグランドスラム四大会のうち、全部ジョコビッチは決勝にいってそのうち3つ優勝してるんですけどウィンブルドンとUSオープンの決勝でフェデラーと対決して勝ってるんですよね。
ですけどね、グランドスラムで2回、決勝、戦うっていうのはやはり2人、ずばぬけてますよね。
第1セット第6ゲームです。
ジョコビッチ、いつものように時間をかけます。
フェデラーは、どこかでこのジョコビッチのサービスを破らなくてはいけません。
フェデラーにとってはここ、仕掛けどころになってきますね。
ジョコビッチが、ゆったり自分のペースでやってるように見えるんですけどもやはり、フェデラーのネット攻撃がちょっと、頭の中にあるんじゃないでしょうかね。
このラリーはジョコビッチでした。
重苦しい中のラリーなんですけどもね。
フェデラーは、バックのスライス非常にチョップ気味の短いのをネット際に落としたりまだそれを出してませんよね。
ジョコビッチはここはファーストから攻めないといけませんね。
越えませんでした。
ジョコビッチのポイントです。
どちらに落ちるかというところも何か、この試合の勝敗を決するようなそんなプレーです。
今、1cm上であればジョコビッチのほうに入っていった、僅かですよね。
お互いに際どいところにいます。
ワイドへのサービスです。
ファーストサービスでポイントにすることができました。
きのうはファーストサービスでのポイントの確率がナダル戦で89%という高い確率でしたノバク・ジョコビッチ。
きょうはまだファーストサービスのポイント確率は60%。
バックのダウン・ザ・ラインきました。
これがフェデラーの必殺ショットの一つです。
非常にカットして、ボールが。
これは最高のパターンですね。
アウトです。
攻めていった、フェデラー。
ここでネットに出ました。
ネットに出ることで相手にプレッシャーをかけるわけですね。
今の一瞬パス、ジョコビッチチャンスあるかなと思ったんですけれどもね。
第2ゲームにもチャンスがありましたロジャー・フェデラー。
しかし、このときはものにすることができませんでした。
やはりジョコビッチはあのバックハンドを狙ってきます。
ジョコビッチ、早くもラリーのときに声を出していますよね。
バックハンドの単純なミスが6まで増えてきましたフェデラー。
これもバックハンドのミス。
やはりジョコビッチはこのフェデラーのウイークポイントを狙ってきます。
また、フェデラーもスライスのショット持ってるんですけどあえて、まだ使ってないですね。
第1セットの第6ゲームノバク・ジョコビッチブレークのピンチ再び脱しました。
4−2。
1ブレークアップ、変わりません。
大きなサービスキープになりましたノバク・ジョコビッチ。
やはり、この辺はジョコビッチの粘り強さっていいますか0−30からでしたからね。
入っています。
いっぱいです。
速い攻め。
この速いテンポが持ち味。
すばらしい…ベースラインから下がらないでショートバウンド気味にすばらしいですね。
アウトです。
よく見ました。
ネットに出ることで活路を見出そうというロジャー・フェデラー。
ドロップショット。
フォアハンドでのドロップを見せました。
練習でも非常に練習してるんですけどやはり、ドロップショットをお互いに持ってるんですよね。
ダブルフォールトです。
今大会、ダブルフォールトがこれで13になりました。
この試合は初めてです。
ファーストサービスの確率が55%。
ジョコビッチを下回っています。
さすがです。
あのボレー簡単そうに見えるんですが。
いとも簡単にやってのけます。
前に進みながらうまくね、ボールとラケット面をきっちり合わせてます。
そのままいきましたドライブボレー。
サービスキープです。
ロジャー・フェデラー第7ゲームキープしました、4−3です。
依然としてノバク・ジョコビッチ1ブレークアップです。
ロジャー・フェデラーはきょう、試合が始まる2時間40分前から30分ほど、練習を行いました。
このO2アリーナジョコビッチは、きょうはこのセンターコートで練習も行ったんですがフェデラーは外にありますプラクティスコート1できょうは練習を行いました。
そこは一般の観客の方も見ることができます。
ですからチケットを持っていなくてもその練習を見ることができるんですが坂井さん、本当に黒山の人だかりができていて大変なフェデラー人気を実感しましたね。
本当に緊張感の中にお客さんの熱いまなざしっていいますかねなんか、すごいお客さんが応援してるっていうような雰囲気でしたよね。
34歳にしてまだまだ、何か進化し続けているような姿をこの大会も見せてくれてますね。
確かに、進化してますよ。
プレーにサーブ&ボレーそれとバックが弱いといわれているなかでバックのネット際スライスで落としたりボレーでもバックスピンのドロップボレーのようなさまざまな、リターンからネットっていうね。
ああいったものもトップに対してセカンドサービスになったら非常にプレッシャーになりましたね。
新しい技をどんどん磨いてモチベーションを上げていますね。
ニューボールになっての第1セット、第8ゲームです。
ワイドへ逃げていきました。
180キロ。
スピードはありませんがサービスエース。
きょう3つ目。
坂井さん、どこかでフェデラーは仕掛けなくてはいけませんよね。
ですから、ジョコビッチからポイントを先行したいところなんですけどねジョコビッチがやはり、なかなか、そうさせない集中力と、サービスゲームを支配してます。
アウトです。
今大会、非常にミスが少なく特にきのうのナダル戦はナダルにつけいる隙を与えませんでしたノバク・ジョコビッチ。
アウトです。
このゲーム続けて2つのミス。
フェデラーが、今ムーンボール的なペースを変えたボールを緩く、もっていった分ジョコビッチ攻めなきゃいけない状況になってちょっと体の開きが早かったですね。
チャンスですね、フェデラーは。
ジョコビッチのサービスゲームではいずれも30オールになっています。
これがすごいんですよね。
ワイドへのサービス。
このゲーム2つ目。
いずれもワイドへ。
第4ゲームでも30オールからサービスエース、2本出ましたからね、あのコース。
非常に角度がありますね。
こちらからのサイドからあのワイドへのサービスエースがあります。
バックハンド、きましたノバク・ジョコビッチ。
ピンチをピンチと感じさせない強さがあります、ジョコビッチ。
サービスキープです。
これでゲームカウントは5−3です。
ピンチでしたけれどもねさすがですよね。
第9ゲームはフェデラーです。
ワイドへのサービスエース。
フェデラーはきょう初めてのサービスエースです。
60%。
ジョコビッチはファーストサービス確率77%という高確率。
フェデラーのお父さんの姿がありますロバートさんです。
その隣がステファン・エドバーグコーチ。
そして、スイス代表監督のコーチです。
ちょっとバックハンドのミスが目立っていますきょうのフェデラー。
ジョコビッチがじわじわ、バックを崩してるっていう形なんです。
第1セット、ジョコビッチにセットポイントがやってきました。
アウトです。
一番力が入らないところだったんですが。
体を弓なりにしてよく反応してますよねさすがですね、この辺の身体能力ですね。
第1セットはノバク・ジョコビッチ。
第9ゲーム、ブレークしました。
6−3取りましたノバク・ジョコビッチ。
4連覇に向けてまずファーストセットはジョコビッチです。
さすがはセルビアノバク・ジョコビッチナンバーワンです。
39分という第1セットでした。
ファーストサービスの入りがジョコビッチが77%。
これは今までにないような非常に高い数字を示しています、ジョコビッチです。
それとやはりセカンドサービスの71%。
セカンドサービスになるとフェデラーのリターンに対してプレッシャーかかるはずなんですけどこの高い確率ですよね。
ネットポイントがフェデラー、10ですがちょっとこれまでに比べるとやや少なめでしょうか。
やはりジョコビッチが待ってるという予測をしたうえでベースラインで我慢しながらの数字でしょうね。
ですけど、セカンドになるとやはり今度、変わってきますよ。
変えないといけませんからね。
第1セットはスイスのロジャー・フェデラーが6−3で取りました。
大会8目を迎えています最終日決勝です。
ことしで46回目を迎えましたワールドツアーファイナル。
第1回大会は実は東京で行われています。
そのとき、坂井利郎さんも審判をされていたというふうに伺いました。
そのとき優勝したスタン・スミス、あるいは2回大会から連覇を果たしたイリ・ナスターゼといった伝説の名選手たちがゲームを観戦している姿も見られました。
世界のトップ8だけが出場を許されるというこの大会です。
ノールというのはノバク・ジョコビッチの愛称です。
ドクターと呼ぶのに何か、ふさわしいような精密機械のようなきのうはプレーを見せましたノバク・ジョコビッチです。
第2セットは、ジョコビッチのサービスゲームで始まります。
第1セットは39分。
第2セットに入ります。
スライスでのショットですが僅かにアウトです。
坂井さん、フェデラーとしますと第2セットはどう反撃していきましょう?
いろいろやはり仕掛けていくと思いますね。
しかし、ジョコビッチスライス僅かですよね。
すばらしい反応でしたけれども。
第1セットは77%という高いファーストサービスの確率でした、ジョコビッチ。
アウトです。
こういうパターンでですね速い攻めの展開ですよねこれがフェデラーの流れをどんどんいい方向に持っていくとジョコビッチも本当に苦しくなりますね。
回り込んでのフォアでした。
少し、この流れを変えようというプレーは、意思は感じますフェデラー。
それを許さないこのジョコビッチの強さがあります。
入っています。
あそこから、あのところに落とせますかね。
やはり、このボールがちょっと浅かったですよね。
そうするとフェデラーもすぐ取る力、持ってます。
逆でした。
恐らく、ワイドを攻めてくると読みました、フェデラー。
この辺もジョコビッチ見事ですね。
セカンドサービスで相手の心理と作戦を逆に読みましたね。
フェデラーのショットですが。
やはり、全体を使ってるという感じですけどねただ、落ちてからのいろんなスピンがフェデラーの持ち味ですからね。
ジョコビッチはフェデラーのバック側を狙っているというデータです。
サービスエースは2つ目。
193キロ。
連続、サービスエースです。
今大会のサービスエースは今、29。
これは8人の中でナンバーワンです。
厳しいところを攻めてきます。
第1セットはサービスを2回ブレークされましたロジャー・フェデラー。
この第2ゲームだけで3つめのサービスエースです。
ぎりぎり、乗ってました。
第2セットの最初のサービスゲームはロジャー・フェデラーサービスキープです。
これで1−1。
とにかくフェデラーがノバク・ジョコビッチを破るためにはこのリターンゲームでジョコビッチのサービスを破るというところが近道です。
返しきれませんでした。
今のはドロップショット気味に落とそうとしたんですね。
ジョコビッチは、きょうセカンドサービスでのポイントが80%を超えています。
これもバックを攻めていきました。
ファーストサービスが入ってそして、セカンドサービスでもポイントできるということでその強さを見せているジョコビッチ。
フェデラーのお父さんのロバートさんです。
切り返してきた。
思わず、ジョコビッチも拍手。
見事ですね。
やはり、この動きとこのバランスですね。
特別強く打ってないんですけどねプレースメントが見事でした。
フェデラーの動きを最後までよく見ていますジョコビッチ。
サービスに安定感がありますね。
きょうはすべてサービスキープに成功しています、ジョコビッチ。
入っている。
ナイスショットのときには場内が明るく照らし出されます。
そのすばらしいショットがきました、フォアハンド。
これも難しいんですけれどもねすばらしいコーナーに決めました。
第3ゲーム、ジョコビッチサービスキープに成功しました。
隙を見せませんノバク・ジョコビッチ。
第2セットも2−1とまず、半歩リードしているジョコビッチです。
ノバク・ジョコビッチは錦織圭に6−1、6−1で勝ってそのあとロジャー・フェデラーに5−7、2−6で敗れました。
これで連勝が23でストップしました。
今、アーセナルの名選手の姿が映っています。
ティエリ・アンリ選手ジルー選手の姿も映っていました。
坂井さん、2試合目フェデラーに敗れてからそのあと、何かジョコビッチがねじを巻き直したというんでしょうかもう一つ、高いレベルのテニスを展開するようになりましたね。
やはり、この最終戦はこういうトーナメント形式じゃないですから2度戦えるチャンスはあるんだっていう感じで、なんかラウンドロビンのときと全然、違いますね。
調子を本当に上げてここに照準を合わせてたっていうような感じがしないでもないですね。
1次リーグと決勝2回、対戦するということがこの大会、あるわけですけども過去、これまで15回あって2連勝で優勝を決めたのが7回。
逆にリベンジして優勝を決めたというのが8回ということで1次リーグで負けた選手が優勝したという回数のほうがこれまではデータ的には多いということで。
日ごろのトーナメントとその辺が、全然、違うんでね選手の心理面がいろいろ左右するんですよね。
第2セット第4ゲームに入っています。
落ち着いています。
コードボールへの対応は冷静でした。
これはラッキーだったですけど場合によって本当にアンラッキーになる場合がありますからね。
でも、さすがですね。
サーブ&ボレーを見せてきました。
やはりフェデラーとしてはポイントを先行をしているときにはサーブ&ボレーっていうのはやりやすいですよね。
プレッシャーが軽く済みますから。
リターンエース。
サーブ&ボレーいくのかと思ったんですけど。
ジョコビッチがそれに備えてたかのようなすばらしいリターンエースですね。
ジョコビッチへのリターンっていうのは今シーズンの最も…レシーブから相手のサービスを破る確率が一番、高いんですね。
このゲームはロジャー・フェデラーがサービスキープに成功しています。
ゲームカウントは2−2です。
ジョコビッチは世界1のリターンといわれています。
ディフェンスから攻撃のタイミングを探るという印象がありますジョコビッチです。
そのジョコビッチのサービスゲーム。
フェデラーは仕掛けられるか。
リターンゲームです。
第5ゲーム。
ネットを越えませんでした。
先にドロップショットをいってこれをストレートにこれをゆったり返したんですよ。
これがちょっと待ちきれなかったですね。
ネットにラケットがかぶってしまいましたね。
フェデラーはサービスリターンのときにセイバーというスニーク・アタック・バイ・ロジャーとみずからが命名したんですがこっそり忍び寄るようなプレー。
サービスラインのところの前に出るようなリターン。
それを持っているんですがきょうはまだそれは見せていません。
アウトです。
思わずガッツポーズを見せましたロジャー・フェデラー。
やはり、フェデラーはこういうパターンといいますかネット攻撃を辛抱した中に仕掛けていかないといけませんね。
プレッシャーをどんどん与えていきたいところです。
今、アプローチからフェデラーは出ようとしていましたよね。
やはり、ジョコビッチの壁といいますかパスをしっかり、いいところに打たなきゃいけないっていう部分のプレッシャーがエラーになってます。
またセカンドサービスでポイントにしましたノバク・ジョコビッチがこのゲーム、キープです。
ゲームカウント、3−2。
第2セットはともにサービスをキープです。
ノバク・ジョコビッチのフットワークのよさ。
本当にコートカバーリングがすばらしいですからですから、フェデラーも難しいところを狙わざるをえないという側面もあるんでしょうね。
簡単なボレーをさせてくれませんからね。
その分厳しいところを狙って楽なボレーのパターンにフェデラー、もっていこうとしてるんですけどもね。
ジョコビッチがそうさせないですよね。
しかも、フェデラーのパターンはフォアに回り込んでそこから攻めていくっていうパターンが持ち味なんですけれどもジョコビッチが本当に両サイドに上手にコントロールして得意なフェデラーのパターンを作らせてないですね。
特にきょうはフェデラーのバックハンド側を狙うようなショットが多いというデータもありました。
そして、いつもの試合よりもバックハンドのダウン・ザ・ラインが少ないというデータ。
ですのでロジャー・フェデラーのフォアハンド側に打つようなショットはあまり見せないというようなデータも試合の序盤にはありました。
ゲームカウント今、3−2です。
第2セット。
これから第6ゲームです。
ロジャー・フェデラーのサービスゲームです。
ナイスリターンですね。
あのコース、止められるとフェデラーも苦しくなりますからね。
そうすると、センターにいかなきゃいけないですよね。
はねていきました。
ジョコビッチがチャレンジをします。
アウトというコールに対して入っているのではないかという…。
入っています。
カモンという声が聞こえました。
らしい攻めを見せました。
ネットへの詰めがいいんですよね。
流れるようなすばらしさがあります。
きょうネットに出たのは16回。
そのうち11回ポイントにしていますロジャー・フェデラー。
ワイドへのサービスです。
きょう5つ目のサービスエース。
簡単にキープすることができましたフェデラー。
ゲームカウント、3オール3−3です。
第2セットは、お互いにブレークポイントを一度も与えてませんよね。
ですけれどもこの第7ゲーム以降でいろんな動きがさらに1ポイント1ポイントの重みが変わってきますから1ポイント先行したほうが有利になってくるんですね。
今、ロジャー・フェデラーはラケットを替えました。
あそこのボールをフェデラー、あんまり…嫌なところなんですよね。
そこにいくとジョコビッチがコントロールしてます。
アンフォースドエラーが増えてますね。
今、24。
スーパーショットの応酬でした!これはすごいプレーの連続。
このボレー嫌なんですけどね。
このポイントですね。
フェデラーの視線の先にファミリーボックスです。
バックです。
今、フェデラーがリターンをだいぶ、下げて安全にいこうと思った分エラーになりましたね。
セカンドサービスでの確率がきょうは80%、高い確率。
回り込んで勝負にいきました。
かなり、はねましたね。
コースを読めたんですけどそれ以上にジョコビッチのサービスがよかったですね。
サーフェスが遅くてそして、はねるという特性を持っている今大会のこのコートです。
ジョコビッチがサービスキープに成功です。
ともにサービスキープの展開は変わりません。
第2セット、4−3です。
今の第7ゲーム振り返りますとロジャー・フェデラーがバックハンドのミスが続きました。
第2ポイントでは本当にスーパーラリーの中でスマッシュで最後、決めたんですけどもそのあとのリターンが惜しかったですよね。
でも、やはりジョコビッチの落ち着いたボールを本当に両方に散らしてフェデラーの流れを抑えてますよね。
本当にジョコビッチのボディーバランスの強さそして、崩れない強さというのは際立ってますね。
やはり、第1セットはジョコビッチのサーブで30オールになったのは4回ほどあるんですけれどもそこからエースを取ったりですね落ち着いてポイントを重ねるんですよねフェデラーの攻撃をさせない落ち着いた配球といいますかねサービスコントロールと本当に簡単にポイントを与えない強さは本当にありますね。
ことしは7月のウィンブルドン9月の全米オープンとグランドスラムの決勝で顔を合わせている、この2人。
この試合を今シーズンのハイライトだともジョコビッチは話していました。
その両雄がぶつかり合う決勝です。
新しいボールになりました。
第8ゲームです。
このゲームはお互いに本当に集中度を高めないといけません。
第2セットは凡ミスの数が全く違います。
あの状況からのパッシングきました。
このパスね楽々、抜いているようでバランスがいいですね。
苦しいですよ、フェデラーは。
入っている。
フォアハンド、ぎりぎりいっぱい。
これがジョコビッチですね。
ブレークポイントきょう、5分の2。
ジョコビッチのエレナ夫人。
フェデラーがしのげるか。
入っている!
すばらしいですね。
今のリターンも厳しかったんですけどもね。
0−40からデュース。
ただ、もう1ポイントね必要なんですね。
エースです!ジョコビッチ、チャレンジ。
ボールは外側でしたけれども触ってるかどうか。
触れている。
サービスエース。
いっぱいでした。
少しでもラインに乗っていればインということになります。
ロジャー・フェデラー0−40からのキープ。
踏ん張りました。
ガッツポーズの先に先ほど映りましたステファン・エドバーグコーチでした。
これは大きい。
信じられませんね。
ジョコビッチ相手に0−40からですよね。
さすがですね。
そこからの5ポイント連取。
声援、拍手、鳴り止みませんO2アリーナ。
フェデラーがチャレンジです。
権利は3回、持っています。
フォールトです。
セカンドサービスです。
この集中力です。
入ってますね、オンラインです。
本当に精密機械ですね。
いっぱいでした。
ファーストサービス入ってないんですけどね。
攻めさせないセカンドサービスですね。
第2セットのファーストサービスは50%です。
ただ、セカンドサービスでのポイントが84%。
ことしのツアーの中でもセカンドサービスのポイント獲得率がナンバーワンの選手ですノバク・ジョコビッチ。
セカンドサービスでも主導権を握れるという強さが彼のこの勝利を支えています。
ラブゲームでキープしました。
ノバク・ジョコビッチ。
これでゲームカウントは5−4です。
第8ゲームでロジャー・フェデラーが0−40からキープしてこのジョコビッチからすると取れなかったという思いがあったはずなんですがそんなことをみじんも感じさせない第9ゲームでしたね。
本当にお客さんもフェデラーのすごさに応援が入っていってそこで、今のゲームの第1ポイントなんですよね。
それがオンラインでストローク、決められましたよねフェデラーはね。
あの1ポイントは大きかったですね。
さすがですよね。
それにしても本当にラインいっぱいに決めていきます。
特に第2セットはファーストサービスの確率は50%台と低いんですが今、データを見ていますとセカンドサービスでのポイント獲得率が第2セットは90%を超えています。
フェデラー相手にセカンドサービスが狙われているっていうのは分かって、そういう中でしっかりセカンドサービスを打ってポイントを与えてないっていうことなんですよね。
きょう、ジョコビッチダブルフォールトがありません。
ですから、いかにセカンドサービスを厳しいところにプレースメントできているかという証明でもあります。
第10ゲームです。
今のパターンはフェデラー得意のはずなんですけどやっぱりジョコビッチの守りというか堅いんでね。
エラーになっちゃいました。
フォアハンドウィナーの数よりもアンフォースドエラーの数が今、3倍。
5本と15本。
このラリーはジョコビッチ。
なんと正確なストロークでしょう。
今、ベースラインに深いの打ったのを深く、また切り返しますからね。
ジョコビッチは一時、体勢崩されてましたよね。
32回のショットがありました。
フェデラーはこのゲーム、しのがないとノバク・ジョコビッチにチャンピオンシップを取られてしまいます。
ツアーファイナルいよいよノバク・ジョコビッチのチャンピオンシップポイント。
1つ、しのぎました。
しかし、もう1本ありますチャンピオンシップポイント。
チャレンジを行います。
フォールトのコールにフェデラーがチャレンジ。
しかし、2人とも今、ネットのところまで出てきている。
この瞬間、ノバク・ジョコビッチ前人未到4連覇達成!今シーズン、11勝!世界ナンバーワンが、ことしも圧倒的な強さを見せました。
誰も成し遂げることができなかった4連覇。
5回目の優勝です。
今、ノバク・ジョコビッチがファミリーボックスに行きます。
ボリス・ベッカーコーチはこの大会3回の優勝。
はるかに超える戦いを見せました。
6−3、6−4、1時間20分。
ノバク・ジョコビッチがロジャー・フェデラーにリベンジを果たしました。
なんという正確なショットの連続だったでしょうか。
それにしても、坂井さん本当にこのノバク・ジョコビッチがロジャー・フェデラー相手でも全く臆さないというんでしょうか正確なストロークを全く乱さないんですよね。
本当に安定感がありましたよね。
第1セットはブレークポイントが2回ほどあったんですけども第2セットは本当にブレークポイントまでいかせないでそして一度も結局サービスブレークいかなかったですよね。
ノバク・ジョコビッチの最後の決勝戦のデータもご覧いただいています。
大事なところでのサービスエースもありました。
それから、きょうはロジャー・フェデラーのフォアハンドを封じましたね。
フォアハンドのウィナーがフェデラーはきょうは5しかありませんでした。
フェデラーの得意なパターンにフォアに回り込んでの攻撃っていうのを許さなかったですね。
それだけ、ジョコビッチがフォア、バックへのボールコントロールをきっちり、いってストロークで本当に主導権を取り続けましたよね。
フェデラーもすばらしいプレーでベースラインで応酬してたんですけどもね。
崩せなかったですよね。
ノバク・ジョコビッチはロジャー・フェデラーとの1次リーグでの第2試合、5−7、2−6で敗れました。
破れたことで、何かジョコビッチの闘志に火がついたようなそんな今大会でしたね。
本当にリーグ戦でのプレーはフェデラーが本当にすばらしい攻撃をかけてテンポよくネット際でのドロップボレーとかセイバーも試みたり。
それで、圧勝したんですけども決勝は、やはりまた違いましたね。
これは最後のチャレンジがコート上に表示された瞬間のファミリーボックスの映像です。
これまで1次リーグと決勝で2回対戦するというのはこの大会これが16回目なんですがこれで1次リーグで負けた選手がこの決勝は勝つということが9回目ということでその辺りのやはり2連勝することの難しさというところもフェデラーはあったのかもしれません。
やはりこういう形式の試合はツアーではないですからね。
これから表彰式が行われます。
ATPの会長兼最高経営責任者のクリス・カーモードさんがプレゼンターとして登場してきます。
ことしは、ボールキッズが30人。
12歳から16歳まで。
その30人の中から、きょうは優勝者に優勝トロフィーを与えるという栄誉が与えられます。
その輝かしい栄誉に輝いたのは16歳のハリー・エイモス君です。
坂井さん、非常にボールキッズとこの大会が呼んでいるんですけどもきびきびとした動きが目立ちましたね。
本当にボールパーソンによって試合も、スムーズに行われてボールチェンジもあり選手の気持ちをしっかりつかんでないとボールキッズしだいで変な展開もありますからね。
すばらしかったですね。
200人、公募者がいたそうなんですけどもその中から、大会30人のボールパーソンボールキッズと呼ばれています。
その中で16歳のハリー・エイモス君が優勝者にトロフィーを贈る栄誉を得ることができました。
ハリー・エイモス君は信じられないこのワールドツアーファイナルは何回もテレビで見ていたけれどもボールキッズになれたのはもちろんのことまさか、僕がトロフィーを贈る役にはなるとは思いもしなかったと話していました。
優勝には届きませんでしたロジャー・フェデラー。
勝てば4年ぶりの優勝だったんですが去年に続いての準優勝ということになりましたフェデラーです。
去年は背中を痛めてこの決勝を戦うことはできませんでした。
きょうは世界ナンバーワンジョコビッチ相手に残念ながら敗れましたが準優勝。
これは、彼にとってこの大会、4回目の準優勝です。
フェデラー選手すばらしい1週間でした。
しかし、きょうの相手は手ごわかったですよねいかがでしたか?
負けるのは、いつも楽しいものではありませんが去年のように全くプレーできないよりいいと思います。
きょう、プレーできたことを非常にうれしく思います。
去年、非常につらかったです。
しかし、今週はすばらしい1週間でした。
ことし1年もすばらしい1年でした。
この1週間よいテニスができました。
ジョコビッチ選手きょうは優勝に値したと思います。
ことし、すばらしい1年を送られました。
おめでとうございます。
そして、1年間は長く非常に厳しいものですがその一瞬一瞬を愛しています。
チームがいなくてはそれを乗り越えることはできません。
チームのみんなに感謝します。
チームのおかげでよりよい選手になれています皆さん、ありがとうございます。
そして、もちろんトーナメントディレクターの皆さんに感謝します。
ツアーをすばらしいものにしてくれます。
ここは、まるで私の故郷のように感じます。
非常に多くの時間を費やしています。
すばらしい瞬間がたくさんありました。
そして、ファンの皆さんありがとうございます。
私たちの旅を楽しいものにしてくれます。
今週も応援ありがとうございました。
また来年、お会いしたいですありがとうございます。
ジョコビッチに優勝トロフィーが贈られます。
ノバク・ジョコビッチ、4連覇5回目の優勝。
この優勝トロフィーがハリー・エイモス君からノバク・ジョコビッチに贈られました。
今シーズン、これで11勝。
みずからが語っていたように人生最高のシーズンを送っているというノバク・ジョコビッチです。
ATPの元会長でおととし、亡くなられましたブラッド・ドルーエットさんの名前が冠されていますブラッド・ドルーエット杯です。
おめでとうございます。
ジョコビッチ選手。
この大会初めての4連覇です。
すばらしいシーズンの完璧な終わり方でしょうか。
そうですね。
チームとともにことしの成功を収めたことを非常にうれしく思います。
これ以上の終わり方はなかったと思います。
私の人生最高のシーズンでした彼らなくしてはまた、私の近しい人たちの応援なくしてはできませんでした。
私も、どの瞬間もコートの瞬間それぞれを楽しもうと努力しています。
子どものころ、テニスをしながら大きくなっていく中でこのような大きな大会で優勝することを夢みてきたものです。
皆さん、このシーズンをすばらしいものにしてくださりありがとうございます。
そしてこれからお休みですが何をなさいますか?
1週間、お休みを取って家族と妻と息子と過ごしたいと思います。
テニスから少しは離れたいと思います。
そこで充電をしたいです。
誰でも、その充電が必要です。
そして、来年について考えたいです。
そして、ベッカーさんにお誕生日プレゼントを差し上げましたか?これがプレゼントになりますか?
そうですね。
お誕生日おめでとうございますボリス・ベッカー。
最後になりましたがロジャー・フェデラー選手すばらしい1週間を送られたことをたたえたいと思います。
過去にたくさんの試合をしてきました。
来期がすばらしいものになるよう祈っています。
家族、近しい人たちとすばらしいお休みを過ごしてください。
来年も2人でいい試合をしたいです。
ジョコビッチ選手でした。
ライバル関係を演じてきましたロジャー・フェデラーとノバク・ジョコビッチ。
この大会軍配が上がったのがノバク・ジョコビッチということになりました。
坂井さん、それにしても今シーズンはこれで11勝ということでノバク・ジョコビッチ陣も人生最高のシーズンだという話をしていたんですけれども本当にすばらしい彼の活躍が際立った1年でしたね。
本当に、そのとおりでこのすばらしい成績をこの大会でも見事にプレーしましたよね。
特にセミファイナルのナダル、そして、この決勝のフェデラー。
安定したサービス、ストロークですね。
そこ、メンタルが本当に支えてたように感じますね。
しっかりといいプレーしました。
今シーズンは見事でしたね。
ジョコビッチのコーチボリス・ベッカーさんはきょうが48歳の誕生日。
11月の22日です。
その48歳の誕生日を祝う優勝ということになりました。
ジョコビッチが振り返っていましたが今シーズンはグランドスラム大会で3勝。
マスターズ1000で6勝。
そしてこの大会も優勝ということで本当に、ある人に言わせれば1強時代だという言い方もされています。
四大大会のフレンチオープンでも、決勝でバブリンカに負けましたけども四大タイトル4つ決勝に出て3つ、タイトル取ってるっていうのはすごいことですよね。
ウィンブルドンとUSオープンはフェデラーに勝って優勝してるんですよね。
そして惜しくも敗れましたがロジャー・フェデラーこの34歳の進化というところには驚かされました。
テクニックもどんどん新たに開発するっていいますかね全勝で勝ち上がって負けましたけれども、まだまだすばらしい攻撃的なテニスを見せてくれましたね。
ロジャー・フェデラーがコートを去ります。
7回目の優勝はなりませんでしたがこれで4回目の準優勝。
今大会も存在感を見せつけるプレーは見事でしたロジャー・フェデラーです。
そして、坂井さん錦織選手が、今大会2年連続で出場しました。
そして、ことしもベルディッヒ選手に対して勝利を挙げました。
フェデラーに対してラウンドロビンでは唯一、セットを取ったのが錦織でしたよね。
それとやはり、2年連続ここに最年少で出てきてるっていうのは立派ですよね。
ですから、来年も本当に楽しみですよねわれわれにとってはね。
フェデラーとの一戦は今大会のベストゲームともいわれていますしちょっと、今振り返ってみますと非常に厳しいグループに入ったなという側面もありましょうかね。
別のグループは決勝に上がってこれなかったですからね。
ナダル、マレーとかですね。
フェデラー、ジョコビッチのグループっていうのはちょっとアンラッキーでしたけど来年はもっとランキングを上げてさらに上がってきてほしいですね。
錦織選手は来年の1月からオーストラリアで始動して全豪オープンでのベスト8以上という大きな期待も受けながらの戦いということになっていきそうです。
ATPワールドツアーファイナルことしの優勝はノバク・ジョコビッチ。
前人未到の4連覇を達成しました。
この1週間解説をお願いしてきました2015/11/23(月) 03:00〜05:00
NHK総合1・神戸
バークレイズ ATP ワールドツアー ファイナル▽ジョコビッチ×フェデラー[字]

男子シングルス・決勝▽生中継!世界最高峰の戦い 〜イギリス・ロンドンから中継〜[延伸のとき以降の番組に変更あり]

詳細情報
出演者
【解説】坂井利郎,【アナウンサー】鳥海貴樹

ジャンル :
スポーツ – その他の球技
スポーツ – オリンピック・国際大会

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