消費者心理が5カ月連続改善 政府の景気刺激策に効果=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が26日に発表した11月の消費者動向調査の結果によると、経済状況に対する消費者の心理を総合的に示す消費者心理指数(CCSI)は106で、前月から1ポイント上昇した。昨年9月に記録した107に次ぐ高水準となった。

 CCSIは消費者動向指数(CSI)の主要6指数から算出したもの。基準値(100)以上だと景気が上向くと見る人が多いことを意味し、100を下回るとその逆となる。

 中東呼吸器症候群(MERS)流行の影響で5月の105から6月には99に下落したものの、7月から5カ月連続の上昇となった。

 韓国銀行関係者はCSSIが上昇した原因について、政府主導の大規模セールイベント「韓国版ブラックフライデー」など、政府の消費活性化策の効果があったと分析した。

 今後1年の予想物価上昇率を示す期待インフレ率は2.5%で、前月と同じだった。3月から6月まで2.5%だった期待インフレ率は、7月に2.6%に上昇したものの、8月は再び2.5%に戻った。

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