金泳三元大統領死去:北メディアの沈黙、意趣返しとの見方も

 金泳三(キム・ヨンサム)元大統領の死去について、北朝鮮が沈黙を続けている。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」や朝鮮中央テレビなどの国営メディアはもとより、「わが民族同士」などの対外宣伝用メディアも、金元大統領の死去から3日がたった25日に至るまで、その事実を取り上げていない。その代わり、朝鮮中央テレビは24日「絶世の愛国者・金正日(キム・ジョンイル)将軍」というタイトルの記録映画を通じ、故・金大中(キム・デジュン)、故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)両元大統領が平壌で故・金正日総書記と会う場面を放送した。この映画のナレーターは「金大中と盧武鉉が民族の領袖にたった一度だけでも会うため平壌に馳せ参じた。彼らは将軍様の魅力に終始一貫驚嘆を禁じ得なかった」とアピールした。北朝鮮情勢に詳しい消息筋は「北朝鮮は1994年7月、金日成(キム・イルソン)主席が死去した当時、金泳三大統領が親北派の人物の弔問を許可せず、全軍に非常警戒令を下したことに強く反発した。北が金泳三氏の死去にだんまりを決め込んでいるのは、このような悪縁があったからだ」との見方を示した。

李竜洙(イ・ヨンス)記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース