東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。
黄金伝説展開催中 10/16-1/11 【動画】古代地中海世界の秘宝 国立西洋美術館で「黄金伝説展」

トップ > 千葉 > 記事一覧 > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【千葉】

「戦争の用意、阻止を」 安保法制に反対する会 元教員ら設立集会

栗田教授が安保法制や中東の紛争の背景について解説した討論集会=千葉市の千葉大学で

写真

 千葉大学(千葉市稲毛区)の元教員らが集まり、安全保障関連法制に反対する会を二十六日、同大で設立した。定期的に学習会などを開き、現職の職員や学生を交えて法制への反対活動を展開していく。

 木村忠彦名誉教授らが世話人となり、OB・OG四十七人で会を発足。集会には市民ら六十人が参加し、文学部の栗田禎子教授(中東現代史)が安保法成立の背景などを解説した。

 栗田教授は、安保法成立後の日本について「明日にも戦争ができるようになった」と指摘。「米国や欧州連合(EU)、日本の『集団的帝国主義』の理論が破綻し始める中で、安倍政権は戦争の用意を整えて飛び込んでいこうとしている。何とか阻止しなければならない」と訴えた。

 同会は今後、政治の情勢に応じてアピールを出す予定。「憲法違反と言われる安保法制をなるべく早く廃止したい」と呼び掛けた。 (柚木まり)

 

この記事を印刷する

PR情報