世界ジュニア選手権で優勝した宇野昌磨選手。
彼はジャンプを降りた後、右腕をくるっと回す事がありますね。
右腕というか、肘から下の腕ですね。それを斜め下に向って円を描くようにしている事があります。
カメラの角度によってはわかりにくいのですが、この動画だと3Aの後にやっていると思います。
でも、とても優雅に回しているので、振付の一部かな、とぼんやり思っていました。
彼は身のこなしがきれいで雰囲気の出せる選手だと思うので、音楽に合わせている振付だと言われても違和感がありません。
こちらのMAYさんのブログで、その詳しい理由を知ることができました。
右腕を回すのはもちろん振付ではなくて、宇野選手のジャンプの深いところにつながっていたのですね。
彼のジャンプは腕を振り回す力をまだ使っている状態。
すると左側に体の軸が持って行かれていしまうので、右腕を回すことで力を逃して着氷している。
どうやら宇野選手のジャンプにはまだ癖があって、改善すべき所があるようですね。
つまり宇野選手はまだまだこれからよくなっていく、伸びていく選手だという事でしょう。
今の時点でもうPCSが高いので、ジャンプにもどんどん加点が付くようになったら楽しみですね。
この記事は、宇野選手のファンからの質問にMAYさんが答えられたものです。
宇野選手のジャンプに癖があり、体に負担がかかるのではないかと心配して聞いてこられたのですね。
私もまだ何の知識もないころ、羽生選手のサルコウについてお聞きしたことがあり、今では本当に恥ずかしいです。
「チーム・ブライアン」を読むと、羽生選手がクリケットクラブに最初来たとき、オーサーコーチは結構冷静に彼の演技を見ていたように思います。
そしてジャンプの指導を求める羽生選手に、スケーティングの基礎からやりなさいと言う。
そこを改善すればもっとよくなる、改善する力のある選手だと見抜いたからでしょう。
そして羽生選手がついに身に着けたという玄人のクロス。
…なにしろ素人なのでその違いはわかりませんが、以前よりもっとエッジが深くなっている感じを受けます。
世界選手権まであともう2週間。今日もよい練習ができますように。
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動画感謝してお借りしました
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