ダイエット

あなたのダイエットを成功に導く10の秘訣

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ダイエットというと、苦しい、続かない、思ったより痩せない、そしてまた元の体重に戻ってしまうというイメージはありませんか?今までのダイエット挑戦回数は3回、そして失敗回数も3回というふうに、挑戦と失敗回数とがセットになっている方もいらっしゃるかもしれません。

ダイエットが失敗してしまう原因は、あなたのダイエット方法や考え方が間違っていることが考えられます。

そして間違った考え方のままでは、再びチャレンジしてもほぼ100%失敗してしまい、失敗回数のみが増えていく人生に突入します。

ダイエットを成功するために必要なこと、それは成功するコツや秘訣を知ることです。野菜をたくさん食べる、毎日ウォーキングするといった手段ではなく、もっと深い”ダイエットへの心構え”なのです。

今の時代、心の中で「もっと体を引き締めたい、痩せたい」と思っている人がほとんどですが、自分が思ったとおりの体や体型を手に入れるためには、これからご紹介する「ダイエットを成功に導く10の秘訣」を知っておきましょう。

きっと確かなダイエット効果を感じられるようになるはずです。

ダイエットを成功させてワクワク楽しい生活を送ろう

そもそもなぜダイエットは難しいのか

悩む人達

「ダイエット=難しい」「ダイエット=失敗はつきもの」と考えてしまうのはなぜでしょうか?
その原因は「脳」です。空腹感も、つい食べてしまうのもすべて脳がコントロールしているのです。

「いやいや、痩せるか太るかは食べる量と消費エネルギーのバランスでしょ?」という考えももちろん正解です。

その食べる量と消費エネルギーをコントロールするものが脳なのです。

脳には「セットポイント」と呼ばれる、”私の理想の体重は○○kg”という設定があります。

目に見えず無意識のうちに決まっており、4kg~7kgほどの幅があると言われています。

逆に言えば、4kg~7kgの範囲内で体重を増減させるには、生活スタイルを変えることで可能となります。

ところがこの範囲を超える体重変化の場合はやっかいです。脳が決めている範囲を超えているので、「これは体が飢餓状態にある。危険だ」と認識し、”体重を増やせ”という信号や”体重を減らせ”という信号が起動し、設定されている理想体重に戻そうとします。

例えるならば、冬のエアコン。

24度の暖房設定にしている状態で、窓を開け寒い外気を部屋の中に取り入れると、エアコンは24度に保つために自動的に暖房スイッチが入り稼働します。サーモスタット機能ですね。

人間の脳にもサーモスタットと同様の機能があり、ダイエットに成功し体重が減少すると、体が飢餓状態にあると判断し元の体重に戻そうとするのです。

ダイエットで痩せたことを脳がわかってくれるといいのですが、なかなかうまくいかないものですね。

※この脳の働きやセットポイントは、一部の学者が発表しているもので1つの説となります。確実に断言できるものではありませんが、何となくうなずける考え方ですよね。

ダイエットが失敗しやすいのは人間の歴史と関係があった

脳がダイエットの成功と失敗をコントロールすることが分かりましたが、さらに興味深い事実があります。

私たち人間の歴史やルーツにおいて、もっとも重大な問題は飢餓状態だったことです。

狩猟や自給自足生活を送っていたはるか昔の時代、人間の体は過食になることはほぼありませんでした。

そもそもの食べ物が少ないからこそ、食べ過ぎるということがあまりない時代だったからですね。

そして、狩猟で食べ物を手に入れられない日などは頻繁に飢餓状態に陥っていたため、脳は飢餓状態を敏感に察知し対処する必要があったのです。その一方で、脳は過食に対しては鈍感です。

つまり、脳は体が飢餓状態に陥らないよう細心の注意を払っているので、先ほどご説明した1つの説であるセットポイント(無意識に設定されている理想の体重)は、上がることはあってもめったに下がることはないのです。

現代は、コンビニやスーパーに食品があふれ、いつでもどこでも食べ物を手にできる時代です。冷蔵庫で食品を保存でき、冷凍食品やお弁当なども手軽に購入できるため、いつでも過食できる準備万端の時代という言い方もできます。

脳は太ることは許容しても、痩せることはめったに許さないということは、人間の歴史が決定づけられているため、脳が減量を許してさえくればダイエットを成功するのに・・・と思いますね。

これらを理解すると「痩せるのは無理なのでは?」と感じるかもしれませんが、ここであきらめるか努力するかが分かれ目です。

脳や歴史とダイエットとの関連性がわかった上で、なりたい自分になるための「ダイエットを成功させる10の秘訣」をご説明していきます。

ダイエットを成功に導く10の秘訣

1. 強い意志に頼らない

ダイエットは意志が強くないと成功しない、そう考えていませんか?強い意志で食べ物を遠ざけ、ストイックに運動を続けた結果、ダイエットに成功するかもしれませんが、その生活を一生涯続けることができるかは疑問です。

ダイエットには強い意志はいりません。

強い意志は脳の働きに逆らうものなので苦痛を伴い、その苦痛を和らげるために暴飲暴食やリバウンドにつながることになります。

意志の代わりに必要なものは、「意識すること」です。お腹が空いたら食べ物を一口ずつゆっくりと口にする、空腹が満たされたら食事を終えるなどです。

2. 無謀な目標や計画を立てない。目標は小さ目に

1ヶ月で10kg痩せる!そんな目標は無謀です。

たとえ2.3kgであったとしても、あくまで参考程度にしましょう。達成できなければストレスが蓄積されるからです。

ストレスはダイエットの大敵ですが、一生涯体重の目標を持ち続けるのもとても大変なものです。

もしどうしても具体的な目標を立てたい場合は、小さ目に、かつ実行期間を長めにとりましょう。

そして数字目標が欲しければ基本に立ち上り、消費カロリーと摂取カロリーを把握することが一番です。

カロリーを摂りすぎたことがわかれば運動をして消費カロリーを増やす、運動できる時間が取れない日は摂取カロリーを減らす、とても単純でダイエットの要となる計算式です。

3. ”食べないダイエット”は美しくないことを知る

人は食べないとどんどん痩せていきます。と同時に体調が悪くなり、摂食障害といった心の病にかかることもあります。

痩せれば痩せるほど美しいという考えになり食べ物を拒否してしまう拒食症になると、元通りの体になるまでかなりの時間を要し、時には死を招くこともあります。

過食症や食べても後で吐くという過食嘔吐も同様です。

食べないダイエットは美しくないことを知りましょう。

4. いかに飽きずに日常化できるか

一食置き換えダイエット、リンゴダイエットなど途中まではうまくいっていたとしても次第に飽きてしまいますよね。

人が物事を飽きるのは、慣れてしまい面白みがなく順応してしまう結果です。

一念発起したものの飽きてしまう場合は、よりダイエットを楽しくするか、歯磨きや洗顔をするように日常化するかのどちらかです。

楽しい時間を永遠に持ち続けるのは難しいことなので、できる限り当たり前の日常とする方が手軽です。

そして飽きてしまう原因はもう1つあり、「あきらめてしまう」ことです。あきらめるとダイエットはそこで終了してしまうため、あきらめずに気持ちを持ち続けることも大切です。

5. リバウンドを前提にしない

リバウンドしたらまた痩せればいい、2.3kgはすっと落ちるからまたダイエットすればいい、そんなふうにリバウンドを前提としたダイエットをしていませんか?

一時的に痩せたけどまた戻った、というのはダイエット後のリバウンドを招いているためダイエットに成功したとは言えません。

そして、体重の増減を繰り返すことは体へ悪い影響を与えます。

何事もそうですが、前と同じようにダイエットに取り組んだからといってまた減量できるとは限らないので、自分自身に過信するのは禁物です。

ダイエット開始から成功した後もたえず自分の体に意識を向け、緊張感と健康的な生活スタイルを維持できるかがポイントです。

6. モチベーションを保つ方法を決めておく

誰でも頑張り続けるのは難しいものです。だからこそモチベーションを保つ方法を考えておきましょう。

体重や体脂肪の数字も良いですが、必ず停滞期を迎えることや、目標を達成した後はモチベーションとならないため、別の方法がおすすめです。

素敵な洋服を購入する、好きなアーティストのコンサートへ行く、エステへ行くなどです。人に褒めてもらう、というのも強力なモチベーションになります。

時には、雑誌で話題になっている美味しいシュークリームを買う、でも良いですが、日常的にならないよう気を付けましょう。

7. ストレスを解消する方法を決めておく

何か物事に取り組んでいると、うまくいかないときや思い通りにならないとき、人間はストレスを感じます。そしてそのストレスは、ダイエット中は特に食べ物に向かいやすいものです。

ストレスは食べ物以外でも十分発散できます。

食べ物を食べることでストレスを発散するという思い込みをなくした上で、ストレス発散方法を考えておきませんか?

スポーツで汗を流す、温泉へ行くといった体が喜ぶ自分なりのストレス発散方法を用意しておきましょう。

8. 体重は増減を繰り返しながら減っていくただの数字であることを理解する

体重の増減を簡単にグラフにできる体重計や体組成計が多く販売されていて、体重の変化を励みにすることは多いかもしれません。

でも、頼り切ってしまうのは危険です。毎日ダイエットを継続しているのに体重が減らなくなる停滞期に直面することが多いからです。

体重をグラフにするとわかりますが、ほとんどの場合増減を繰り返していて、ダイエット中も同様に日々増減を繰り返すグラフになります。

増減を繰り返しながら長い時間をかけて徐々に減っていくただの数字であることを認識しましょう。

9. 頑張らない。平常心を保つ

頑張ると必ず疲れが出てきてしまいます。だからこそ、ダイエットに必死になって頑張ることは避けましょう。

頑張らないのにダイエットできるの?と思うかもしれませんが、ダイエットについて喜怒哀楽を極力なくすのです。

体重が減ったことに一喜一憂していると、数日間体重の増加を記録するとあきらめてしまいかねません。体重が増えたことも減ったことも淡々と知る、鏡でぜい肉がついている箇所やぜい肉がなくなった箇所を事実として受け止める、平常心が大切です。

平常心でいれば、「食べ過ぎてしまった」という後悔を感じた翌日にリカバリできるのです。

10. 自分を信じる

ダイエットをあきらめる要因は、いくつかあります。

・このやり方は私に合っていなかったと感じる
・お金が続かない
・運動する時間がない
・やせなくてもいいかも、となかったことにする

ダイエットの開始も終了もすべてあなた自身で設定できます。続ければいつかは理想の体型が手に入るのに、やめてしまうとそこで終わりです。

継続するために大切なことは、「いつか必ず成功する」と自分を信じることです。

ダイエットを成功させるまとめ

筋トレをする女性

ダイエットという言葉はもともとはギリシャ語で「日常の食べ物」という言葉が語源ですが、私たちの認識では「減量」「痩せる」というふうにとらえています。

ダイエットの成功とは、減量の成功というよりも、本来は日常的に食べるものをコントロールするという意味なのです。

今まで何度チャレンジしてもダイエットに失敗している、今度は必ず成功させたい、そんな方々がきっとたくさんいるはずです。

今回ご紹介した10の秘訣を参考に、次のダイエット開始を最後にしませんか?

そして、ダイエットの生活が自然で日常的になることで、体型を維持し、本当の意味での成功が手に入ります。

最後に・・・ダイエットに無理は禁物です。今回ご紹介した10の秘訣を一気に実践するのではなく、1つずつ着実にやっていきましょう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加