2015年11月18日と19日に開催されたイベント「Connect(); // 2015」でVisual Studio Code(以下、VS Code)の新バージョン0.10.1が発表された。と同時に、それまでのプレビューからベータへとステータスが変更になり、オープンソース化された。本稿では、その新機能を概観した後に、多くのユーザーが待ち望んでいたエクステンション(拡張機能)について見ていくことにしよう。
2015年10月にリリースされたVS Code 0.9.xの後、筆者はいよいよ「1.0.0」になるのかと期待していたのだが、ある意味、順当にバージョン番号は「0.10.1」となった(考えてみれば、それまではまだプレビューリリースだったものがベータ版となるタイミングでバージョン1.0.0になるはずがなかったのだ)。そして、11月26日にはバグフィックスを施した0.10.2もリリースされている。以下では0.10と総称することにしよう。
VS Code 0.10の大きな特徴は冒頭でも述べたが以下の通りだ。
その他にも以下のような機能が追加/改善されている。
ただし、ASP.NET 5アプリのデバッグは0.10でもまだサポートはされていないようだ。とはいえ、ASP.NET 5と.NET CoreがRCとなり、Go-Liveライセンスでの運用が可能になったことは朗報である。APIや機能面の仕様はこれでフィックスしたということでもあり、デバッグ機能の作り込みも進むことが期待される。
以下では、VS Codeユーザーの多くが待ち望んでいたであろうエクステンションの使い方を見てみよう。
VS Code用のエクステンションにどんなものがあるかはVisual Studio Marketplaceの[Visual Studio Code]タブで一覧できる。
これらはおおまかに以下のようなカテゴリに分類される(あるエクステンションが複数のカテゴリに分類されている場合もある)。
これらに加え、ページのトップにはいくつかのエクステンションがピックアップされている。それぞれのカテゴリが表示されている行の右端には[see more]ボタンがある場合もある(見えないときにはスクロールしよう。なお、全てのエクステンションが見えているカテゴリではこのボタンは表示されない)。このボタンをクリックすると、そのカテゴリに分類されるエクステンションをブラウズするページが表示される。
タイルにはエクステンションの簡単な説明と作者、インストール数、無償か有償かが表示されている。タイルをクリックすると、そのエクステンションの詳細情報が表示される。
どんな情報が表示されるかはピンキリだ。概要と使い方、さらに詳しい説明やその他のツールの情報などを詳しく表示してくれる場合もあれば、3行程度でおしまいのこともある。
なお、ページ上部にある[Get Started]ボタンをクリックしても、VS Codeに直接エクステンションをインストールすることはできない。インストール自体はVS Codeから行う必要がある。
というわけで、以下では上で表示したGo言語用のエクステンションを例に実際にインストールして、エクステンションを使ってみよう。
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