こんばんは。
11月25日水曜日ニュースほっと関西です。
では最初のニュースです。
去年8月、京都市で住宅や倉庫などが焼け自治会長の夫婦が死亡した火事で放火などの罪に問われた17歳の少年に判決です。
京都地方裁判所は住宅密集地で行われた犯行は悪質だなどとして懲役7年以上12年以下の不定期刑を言い渡しました。
去年8月、京都市伏見区で住宅や倉庫などが焼け自治会長だった北村正則さんと65歳の妻が死亡した火事では伏見区内に住む17歳の無職の少年が放火や重過失致死などの罪に問われました。
京都地方裁判所で進められていた裁判員裁判で弁護士は少年は事件当時、心神耗弱の状態で責任能力に争いがある医療少年院での保護処分を求めると主張していました。
きょうの判決で和田真裁判長は少年は当時、善悪の区別がつかないほどの状態だったとはいえず責任能力は認められると指摘しました。
そのうえで深夜や未明に住宅密集地で行われた犯行は悪質で結果は重大だうっぷんを晴らすという動機も自己中心的で同情できず保護処分は社会的にも許されないとして懲役7年以上12年以下の不定期刑を言い渡しました。
6年前、大阪市の保育園で生後4か月の男の子が、うつ伏せに寝かされたあと死亡したことについて両親が保育園を運営していた会社や大阪市に賠償を求めた裁判です。
2審の大阪高等裁判所は1審の判決を取り消し保育園を運営していた会社に5000万円余りの賠償を命じました。
6年前、大阪・都島区にあった保育園、ラッコランド京橋園で当時、生後4か月だった棚橋幸誠君が、うつ伏せに寝かされたあと死亡し両親が保育園を運営していた会社や大阪市に合わせて6500万円の賠償を求めていました。
1審は窒息死ではなく眠っている間に突然死亡する乳幼児突然死症候群が原因だなどとして訴えを退けていました。
きょうの2審の判決で大阪高等裁判所の林圭介裁判長は幸誠君は寝返りをして、うつ伏せになったことで鼻や口が塞がり窒息死に至ったと推認できるとして保育園を運営していた会社に5000万円余りの賠償を命じました。
一方、大阪市については法律に基づく指導監督の趣旨を踏まえた措置を取っていたとして1審に続き責任を認めませんでした。
滋賀県甲良町が販売したプレミアム商品券町民1人が購入できる数を2冊までと制限していたのに町長と町議会議長の2人が上限を守らず多く購入していたことが分かりました。
北川豊昭町長は軽率だったと反省していると話しています。
甲良町は、ことし7月、国の交付金を活用して町内で1冊1万円で1万3000円分の買い物などができるプレミアム商品券を役場で販売しました。
購入できるのは町民1人2冊までと制限し9日間で4000冊を完売しました。
しかし町の幹部や議員の中に上限を超えて大量に購入した人物がいるという情報が町に寄せられたため町議会が真相究明にあたる特別委員会を設置していました。
きょうの委員会に出席した北川町長は家族5人で、それぞれ2冊ずつ買ったあと自分が5冊買ったと上限を超えて購入したことを認めたうえで次のように釈明しました。
北川町長はNHKの取材に対し軽率だったと反省していると話しています。
また委員会で建部孝夫町議会議長は2冊を超える分を購入しましたが冊数は黙秘しますと発言しました。
その後、具体的な数をただされた議長は。
何冊購入したかを明らかにしませんでした。
町長や議長が購入できる限度を超えて購入していたことについて町の人は。
甲良町議会の特別委員会は真相を明らかにするため商品券の販売を担当した町の職員への聞き取りを検討しています。
大阪市長選挙で初当選した吉村洋文氏。
きょう大阪維新の会の府議団の会合で橋下氏が政界を引退したあとも法律政策顧問として党に関与してもらい、いわゆる大阪都構想を実現させたいという考えを改めて示しました。
大阪府議会の大阪維新の会議員団は大阪ダブル選挙のあと初めてとなる総会を開きました。
大阪市長選挙で初当選した吉村洋文氏が出席しいわゆる大阪都構想について住民の意見を聞いて新たな案を作り直し実現させたいという考えを改めて示しました。
一方、公明党府議団も総会を開き大阪維新の会や自民党と3者で協議していくことが重要だという意見で一致しました。
福井県にある高浜原子力発電所について関西電力は検査が遅れていることから目指していた年内の3号機の再稼働を断念しました。
そして3号機は来年1月下旬、4号機は来年2月下旬に再稼働させると修正した計画を原子力規制委員会に提出しました。
高浜原発3号機と4号機はことし2月、安全対策が原発事故後に作られた新しい規制基準に適合しているとして原子力規制委員会の審査に合格しました。
現在、再稼働に向けた使用前検査を順次受けていますが検査に遅れが出ているとしてこれまでより1か月ほど工程を遅らせた計画を規制委員会に提出しました。
それによりますと再稼働の時期はこれまで12月下旬としていた3号機は来年1月下旬、来年1月中旬としていた4号機は来年2月下旬としています。
ただ高浜原発3号機と4号機はことし4月、裁判所から再稼働を認めない仮処分の決定が出され決定が覆らないかぎり再稼働はできません。
また福井県の西川知事は原子炉に核燃料を入れる前に地元の同意が必要だという見解を示していて関西電力が今回示したとおり計画が進むかは見通せない状況です。
続いてホットアングルです。
大阪・北区にある関西で唯一、常設されている寄席、天満天神繁昌亭。
9年前に完成したのをきっかけに落語が身近なものになり落語家を目指す若者が増えました。
しかし若手の落語家たちが繁昌亭のような大きな高座に上がる機会はなかなかありません。
大舞台での活躍を目指す若手落語家の姿を追いました。
大阪・北区にある天満天神繁昌亭です。
9年前に常設の寄席として開設され年間およそ13万人が訪れる上方落語の中心です。
落語というのはね漫才と違いまして会話会話ですからね。
磨き抜かれた巧みな話芸が訪れた人を魅了します。
繁昌亭の開設をきっかけに入門する若者が増えました。
現在、上方落語協会の落語家のおよそ4分の1が入門して10年にも満たない若手の落語家です。
芸歴9年の桂咲之輔さんです。
繁昌亭でトリを務める大御所、桂春之輔さんのもとで修業をしています。
新たに入門する若手が増えているため経験を積みたくてもなかなか出番は回ってきません。
少ない出番。
どうしたら場数を踏むことができるのか。
仲間の落語家たちと知恵を出し合い、自分たちで定期的に寄席を開いています。
この日咲之輔さんたちが選んだのはバーやスナックが入るビルのイベントスペース。
自分たちの落語を披露する機会を少しでも増やそうと若手どうしで、お金を出し合って寄席を開いています。
客が入らず赤字になることもありますが上達のためには経験を積む場所を確保することが欠かせません。
そんな若手落語家を応援する人が現れました。
喫茶店を経営する佐藤範子さんです。
費用のことは気にせずに腕を磨いてもらいたい。
週に1回、無料で喫茶店を貸しています。
毎週金曜日の夜。
喫茶店のカウンターの上が高座に変わります。
狭い店内は15人も入れば、いっぱいです。
カウンターに上がると天井は、ぎりぎりの高さです。
しかし会場の狭さはプラスの効果も生み出しています。
大きな高座とは違って表情や細かな所作までしっかりと伝わります。
そのため若手が実力を上げるには願ってもない場所になっています。
さまざまな場所で応援してくれるファンの思いが咲之輔さんの夢を後押しします。
さらに大きな舞台を目指してここから一歩一歩進んでいきます。
自分たちで寄席を企画するとさまざまな準備をすべて自分たちでやるためそれも貴重な経験になっているということです。
こんばんは。
スポーツです。
プロ野球のドラフト会議で阪神から1位指名された明治大学の高山俊選手。
きょう仮契約を結び意気込みを述べました。
高山選手は秋のリーグ戦で東京六大学の通算安打記録を48年ぶりに更新。
巧みなバットコントロールと鋭いスイングは将来の主軸候補として高く評価されています。
きょう入団交渉を行った高山選手。
いずれも推定で契約金1億円、年俸1500万円出来高払い5000万円で仮契約を結びプロへの意気込みを述べました。
高山選手は秋のリーグ戦中に右手首を骨折しました。
まずは万全の状態で来年のキャンプに参加できるようリハビリなどに取り組んでほしいですね。
スポーツでした。
こんばんは。
きょうの日中は、ひんやりと感じました。
各地、今シーズンいちばん低い最高気温となりました。
一気に冬の寒さに入れ代わりました。
ただ、この冬はというと暖冬が予想されています。
それはきょう発表の3か月予報でも変わりはありません。
ただ、それは12月から2月の冬の期間、総合的に見ると暖かいということで一時的に寒気が流れ込むことがあります。
いちばん近いところでいうとあすです。
あす夜には近畿地方に強い寒気が流れ込んできます。
この寒気の影響を受けて、あさっては近畿北部の山沿いを中心に今シーズン初めて雪となり降り積もるおそれもあります。
そして週末は一層寒くなりそうです。
そして、あすは近畿北部を中心に雨が降りそうです。
2015/11/25(水) 18:10〜18:30
NHK総合1・神戸
ニュースほっと関西[字]▽「落語をもっと身近に」〜若手落語家の奮闘を追う
今、落語家を志望する若者が増えています。さまざまな場所で経験を積みながら、落語の魅力を伝えようとする若手落語家の姿を、カメラマンが追いました。
詳細情報
番組内容
300年の歴史があると言われ、幅広い人たちに親しまれている上方落語。常設の寄席、「天満天神繁昌亭」が9年前にオープンして以来、落語家を志望する若者が増えています。しかし、そこは厳しい世界。繁昌亭のような大きな舞台に上がれる機会は少なく、ファンを獲得するのも簡単ではありません。さまざまな場所で寄席を開き、経験を積みながら、落語の魅力を身近に感じてもらおうと奮闘する若手落語家の姿を追います。
出演者
【出演】森田洋平,赤木野々花,中山奈奈恵,坂下恵理
ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
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