ニュース詳細
糖尿病男児死亡 両親「わらにもすがる思いで」11月27日 5時43分
体をさする行為などを「治療」と称して、重い糖尿病を患っている宇都宮市の7歳の男の子にインスリンの注射をやめさせて死亡させたとして、自称祈とう師の男が殺人の疑いで逮捕された事件で、男の子の両親が「嫌がっている注射を毎日打っているのがかわいそうで、わらにもすがる思いで治してくれるよう頼んだ」と話していることが警察への取材で分かりました。
この事件は、栃木県下野市の会社役員、近藤弘治容疑者(60)が、重い「1型糖尿病」と診断された宇都宮市の小学2年生、今井駿くん(7)にインスリンの投与をやめさせてことし4月に死亡させたとして、殺人の疑いで逮捕されたものです。
調べに対して容疑を否認しているということです。
警察によりますと、近藤容疑者はみずから祈とう師と称し、駿くんの両親に「インスリンではよくならない。自分は『龍神』で、あらゆる病気を治せる特殊な力がある」と話し、駿くんの体をさすったり呪文を唱えたりしていたということです。
一方で両親は、「息子は注射を嫌がっていて、毎日打っているのがかわいそうだった。わらにもすがる思いで治してくれるよう頼んだが、今は後悔している」と話していることが警察への取材で分かりました。
警察は駿くんの両親についても、保護責任者遺棄致死の疑いで書類送検する方針です。
調べに対して容疑を否認しているということです。
警察によりますと、近藤容疑者はみずから祈とう師と称し、駿くんの両親に「インスリンではよくならない。自分は『龍神』で、あらゆる病気を治せる特殊な力がある」と話し、駿くんの体をさすったり呪文を唱えたりしていたということです。
一方で両親は、「息子は注射を嫌がっていて、毎日打っているのがかわいそうだった。わらにもすがる思いで治してくれるよう頼んだが、今は後悔している」と話していることが警察への取材で分かりました。
警察は駿くんの両親についても、保護責任者遺棄致死の疑いで書類送検する方針です。