無痛〜診える眼〜 #08【西島秀俊主演】 2015.11.25


(白神)彼が佐田を殺した犯人だからですよ。
(為頼)何ですって!?無痛治療の研究に今すぐ協力したいとは言えなくなりました。
少し考えさせてもらえませんか?
(為頼)痛みについて。
イバラ忠輝は先天性無痛症…生まれつき痛みを感じない人間だった

(物音)
骨折してもやけどをしても気付かず知らないうちにその傷を悪化させてしまう
イバラは実の親が早くに死に親戚をたらい回しにされた
痛みを知らないことがどんなに危険かそれを教える人間がいなかった
(児童たちの歓声)
その特殊な環境で育ったが故にイバラは心を閉ざし周囲から孤立していった
(児童)《おい来いよ!》
(児童の泣き声)
(児童)《どうしたの?》
(児童)《どうした?大丈夫?大丈夫?》
(児童)《大丈夫?》
(児童)《大丈夫か?》
イバラは自分の居場所を持たないままでいた
しかし自らを守るため次第に用心深い性格になっていった彼は致命的なケガを負うことなく成長した
そして大人になったイバラと私は出会った
(白神)《虫垂炎からの腹膜炎を併発している》《すぐに手術しないと》
(イバラ)《えっ…手術?》《君は痛みを感じないのか》《私が目指してるのは痛みのない世界なんだ》《協力してくれないか?》《えっ?》《君の無痛を良い方向に応用するすべがあるのではないかと考えてる》《理想の医療を実現するために君が必要だ》
(ドアの開閉音)
(和枝)ねえ新聞に出てるわよ。
高島さんのストーカーを殺した人病院の元清掃員だって。
会ったことある?うんまあ。
いや〜怖いわねえこんな人が近くにいたなんて。
さっお昼にしよっか。
今作るから。
待っててね。
あっ…。
カズさん…。
んっ?今日は急がないでいいよ。
すでに皆さんご存じのことかと思いますが白神メディカルセンターで清掃員として雇っていた男が殺人容疑で警察に逮捕されるという事態が起きました。
皆さまには少なからず不安を抱かせてしまったことについては心よりおわび申し上げます。
(院長)経営に影響はないのですか?白神先生の所が傾くようなことがあればわれわれも共倒れだ。
ご心配なく。
この男はすでに白神メディカルセンターとは一切関係のない人間です。
(太田)ハァ〜。
今日も一言もしゃべらないつもりか?いまさら黙秘しても無駄なんだよ。
佐田を殺した動機は何だ!
(太田)んだよ…。
覚えていません。
(早瀬)佐田は別の殺人事件の重要参考人だった。
お前と佐田はどういう関係なんだ?お前心神喪失のふりして無罪狙ってるなら絶対そんなことさせないからな。
(菜見子)よし…。

(男性)今日は見舞いホントにありがとうな。
(女性)ううん。
だけどさ全然元気じゃん。
(男性)まあね。
どうなんだか分かんないけどな。
(女性)ホントびっくりしたのにさ。
(女性)死にそうだったんだから。
(女性)ホントでしょ。
返して私の心配。
返して。

(菜見子)サトミちゃん。
今日から復帰。
またよろしくね。
まだ声を出すのがつらかったらいつでもメールして。
でも先生はできるだけ直接話すことにする。
サトミちゃんの目を見て話したいから。
それでねサトミちゃんに1つ提案があるんだけど。
お邪魔します。
(和枝)あっあの…。
あっあのえ〜っと…。
あっ…。
早瀬です。
早瀬さん。
そうよ。
こんばんは。
どうした?あれ?勉強ですか?珍しいですね。
ねえ珍しいでしょ?病院休んだと思ったら何だか色々引っ張りだしちゃって。
へ〜。
ねえご飯もうすぐできるけど食べてかない?あっ…ありがとうございます。
でもすぐ出ますんで。
食べていきなさいよ。
忙しいんだからちゃんと栄養付けないと。
で何か苦手な物ある?野菜が食べれません。
あ〜。
野菜か…。
それで何の用?佐田の腕が高島さんのロッカーで見つかった件あれはイバラがストーカーだった佐田が死んだことを伝えるために意図的にやったことだと思うんです。
おそらくあいつは高島さんに好意を持っていた。
何か気付きませんでしたか?いや。
イバラ君は何か話したのか?何を聞いても「覚えてない」の一点張りです。
このままだと精神鑑定を受けることになる。
先生やつに犯因症見えなかったんですか?見えた。
えっ?じゃあやっぱり殺意を持ってたってことじゃないですか。
どうしてもっと早く教えてくれなかったんですか?俺も初めて見たのは逮捕の直前だ。
どうしてそれまで見えなかったのか…。
でもとにかく先生が犯因症を見たってことは明確な殺意があったってことだ。
何としても口を割らせないと。
面会できるか?えっ?彼に聞きたいことがあるんだ。
為頼先生。
昨日からほとんど何も食べていないようだな。
大丈夫か?はい。
取り調べで何も話さないって聞いた。
佐田を殺したのは高島さんのためなのか?何でそんなことをしたんだ?君は病院を侮辱した佐田に立ち向かった。
そんな勇気のある君が殺人を犯したなんて俺には信じられない。
オペを…。
オペをしただけです。
佐田を殺したことを認めるんだな?覚えていません。
お前…!殺したことを覚えてないのか?高島さんのロッカーに佐田の腕を入れたことは?覚えていません。
もう1つ聞きたいことがある。
君が飲んでいた薬について。
君はあの薬を定期的に飲んでいたと聞いた。
あのときそれを大量に飲んだのはなぜだ?あれは強くなれる薬です。
だから…。
飲んだ後のことを覚えてるか?覚えていません。
白神先生どうしていますか?ここ数日は会ってないんだ。
僕がいなくて大丈夫ですか?白神先生にとって僕は大切な人。
そう為頼先生も言いました。
大切な人…。
大切な人…大切な場所…。
覚えてないなんて嘘に決まってます。
すぐに吐かせますよ。
どうしました?もしホントに覚えてないとしたら…。
犯因症が見えたって言ったじゃないですか。
あいつは殺意を持って佐田を殺した。
その上で心神喪失のふりをしてるんです。
イバラのせいで中区一家殺害事件の重要参考人佐田を失った。
残る手掛かりは南サトミだけです。
もう話せるようになるまでなんて待てません。
事情聴取やりますよ。
《体を鍛えることを忘れるな》《筋肉を付けて自分自身を守ることができればお前は無敵だ》終わった。
(和枝)今日も白神先生のとこ行かないの?うん。
休むって言ってある。
(和枝)よく分かんないけどちゃんと話し合って解決した方がいいんじゃない?ハァ〜。
さっ私はお昼の支度をしよ〜っと。
今日は気合入れて作んなきゃね〜。
どうして?いやどうしてってほら…。
あっ…言ってなかったっけ?お客さんが来るの。

(チャイム)
(和枝)えっ?もう来たのかな?は〜い。
(菜見子)あっ…こんにちは。
(和枝)あ〜…。
いらっしゃい。
(菜見子)お邪魔します。
(和枝)いらっしゃい。
(和枝)ごめんね〜。
準備するからこれでもつまんでてくれる?あっすみません井上さん無理言ってしまって。
びっくりしました。
外に出ても大丈夫なんですね。
外出許可はもらいました。
井上さんに伺ったら喜んでと言ってくださったので。
すみません突然。
あっいや僕は別に…。
(和枝)あっ…サトミちゃんだっけ?ねえちょっと手伝ってくれる?これギョーザなんだけどねこうやってあんを入れてお水を付けてこういうふうに包んでいくの。
コツつかんだら簡単だから。
まあ取りあえず手を洗って。
あっエプロンも着ける?ねっ?うんそう。
でも何でうちに来たんですか?
(菜見子)サトミちゃんに知ってほしかったんです。
温かい家族がどういうものなのか。
温かいかな…。
サトミちゃん「死んじゃえ」って言ったから私があんな目に遭ったと自分を責めたみたいです。
後から来たメールに「私のせい?」ってありました。
これは今までは見られなかった傾向です。
サトミちゃん良くなってきてます。
はい。
あっあのイバラ君の件…。
聞きました。
いまだに信じられません。
でもイバラさんは許されないことをした。
それだけです。
大丈夫です。
為頼先生の言うとおり私も苦しくても向き合わないといけませんから。
(財部)犯行を認めたといっても支離滅裂です。
まあむしろ心神喪失を主張するには好都合です。
フフフフ…。
弁護方針は先生にお任せしますよ。
あっそれ以外にイバラに変わった様子はありませんか?私の指示を無視したこと以外特には。
まあ面会で気が緩んだのか困ったものですね。
面会?為頼とかいう医者が面会に来たそうです。
では今日のところは。
(横井)院長先ほど港中央署から連絡がありました。
明日南サトミの事情聴取を行いたいと。
(菜見子)こんなおいしいご飯久しぶりに食べました。
もう褒め過ぎ。
でもたまには英介君以外の人に食べてもらうのも作りがいがあるっていうもんよね。
いっつもがつがつ食べるばっかりでお世辞の一つも言えないんだから。
これおいしいよ。
それねサトミちゃんが包んでくれたのよ。
んっ?そうなの?おいしいおいしい。
(和枝)サトミちゃん料理は初めて?
(和枝)何かを作っておいしかったり失敗したりそれがね料理の面白いところ。
人の喜ぶ顔見てあ〜もっとおいしい物作ろうって思えんのよ。
ごちそうさまでしたごちそうさまでした。
(和枝)お粗末さまでした。
(和枝)いいのよ。
たくさん食べてくれてありがとう。
あっいいのいいの。
(バイブレーターの音)ねえもうそんな気使わないで。
サトミちゃんあした病院に刑事さんが来るの。
サトミちゃんに話を聞きたいって。
今度はちゃんと会って話してみよう?それがサトミちゃんのためになると思う。
(橋本)先ほど為頼先生をお見掛けしました。
今日はお休みされると聞いていたんですが。
為頼先生が?
(橋本)はい。
高島先生とサトミちゃんの部屋へ向かっていたようです。
中区の石川さん一家が殺された事件。
君は高島さんに自分が殺したというメールを送った。
そのことについて話を聞かしてほしい。
君は殺された石川先生を恨んでいた。
それは声のことで厳しく叱られたからだね。
事件の夜石川先生の家には1人で行ったのか?それとも誰かと一緒だった?家にはどうやって入った?4人をどうやって殺した?
(バイブレーターの音)どうして遺体の頭にビニール袋をかぶせたんだ?理由がないってことか?それとも覚えてないのか?じゃあ4人を殺した順番を教えてくれ。
覚えてない?君はリビングで4人を殺した。
その後あの絵のように死体を並べた。
それは間違いないか?本当に?子供たちが殺されたのはリビングじゃない。
死体は寝室から運ばれてきたんだ。
鑷子。
持針器。
(助手)院長?持針器。
すまない。
クーパーだ。
《痛みを完全に取り除くというのは本当に正しいことなんでしょうか?》《先生の家族が拒否したら?》
(心臓の鼓動)《弟がいた》
(心臓の鼓動)持針器。
君は自分が殺したと言いながらそのときの記憶がない。
ホントに君が殺したのか?君の他に男がいたはずなんだ。
こいつを現場で見なかったか?じゃあ誰がいたんだ?あの夜ホントは何があった?刑事さんここまでにしてください。
もう少しだけお願いします。
思い出せるかもしれない。
これ以上は無理です。
追い詰めても逆効果です。
君よりずっと幼い子供たちが殺されたんだ。
その子たちのためにも思い出してほしい。
君じゃなければ誰が殺したんだ!これ以上の質問は私が許しません。
真実を知りたいのでしたら時間を下さい。
きっと話せるときが来ます。
少なくとも現場にいたのは佐田じゃなかったってことですね。
ああ。
でもじゃあなぜ高島さんを襲ったときにあの事件をまねたんだろう?おそらくストーカーをしているうちに南サトミが一家殺害を告白してることを知ったんでしょう。
それで高島さんへの嫌がらせで模倣しただけです。
靴跡が一致したのも偶然の可能性が高い。
だったらいったい誰がいたんだ…。
だからそれを知りたいんですよ!大丈夫か?すみません。
大丈夫です。
署に戻ります。
(菜見子)今日はよく頑張ったね。
サトミちゃんが自分から思い出そうと努力したことがすごく大事なんだよ。
2人で頑張ろう。
サトミちゃんがたとえ何をしていたとしても私はずっとサトミちゃんのそばにいるから。
《自分の意思で出さなきゃそれは自分の声じゃないもんな?》
(サトミ)ありがとう…。
ありがとう。
こちらこそありがとうサトミちゃん。
南サトミさんの取り調べに立ち会っていただいたそうですね。
ご苦労さまでした。
珍しく心拍数が高い。
不整脈で動悸も。
大丈夫ですか?何でもありませんよ。
イバラの件もあり少し疲れてるだけです。
イバラ君に会ってきました。
彼は佐田を殺したことを覚えてないそうです。
早瀬刑事は心神喪失を装った嘘だと言っています。
それで?私は彼の言うことは本当だと感じました。
それで白神先生に聞きたかったんです。
あの薬について。
彼が佐田を殺したのはひょっとしてあの薬が原因じゃないですか?あのとき白神先生も見たでしょう?彼の顔に犯因症が出たのを。
彼はあのときのことを覚えていない。
もしも佐田を殺す前にもあの薬を大量摂取していたとしたら…。
為頼先生確かにあの薬はまだクリアすべき問題がある。
だが前にも言ったとおりあれはあらゆる痛みを取り除く希望の薬なんです。
あなたは彼の犯行にもっと前から気付いていたんじゃないですか?バカな。
でも彼が薬を飲んでいることを知りデータを取ることを優先した。
それはイバラが望んだことです。
無痛治療の研究のためにその体を差し出してくれた。
あなたは無痛治療に取りつかれてる。
イバラ君をいいように利用しただけだ。
それの何が悪い!痛みのない世界を実現することが何よりも優先されるんだ。
あなたも医者なら理解できるはずだ。
受け入れるべき痛みもあるのかもしれません。
私の大事な人たちも痛みを抱えたまま逝きました。
私も痛みを憎んだ。
でもそれを含めてその人たちの人生だったんです。
私はそれから逃げたくないと思いました。
私は白神先生とは別の道を行きます。
犯因症の研究はもういいんですか?あなたはそのためにここに来たはずだ。
あなたが必要なんだ。
今の医療界にもこの病院にもあなたが必要なんだ!怜児…大丈夫だ。
これ以上は何も話さないようにくれぐれも気を付けて。
ホントに覚えていないんです。
だとしたら君は本当の病気だ。
無罪は確実だな。
あの…白神先生は大丈夫ですか?先生の研究に僕が必要なんです。
僕がいなくて大丈夫ですか?君はどれだけ白神院長に迷惑を掛けているか分かってるのか?これ以上院長を失望させるな。
大切な人大切な場所…。
大切な人…。
午後の診療どうする?また始める?うん…。
う〜ん…しばらくゆっくりしてもいいんじゃない?うん…。
もう…「うんうん」じゃなくて元気出しなさいよ。
うん…。
おんなじ能力持ってても白神先生と英介君じゃ種類が違ったのよ。
白神先生は孤高の天才医師。
う〜ん…英介君は…。
何?う〜ん…あっ…うん。
ちょっと間の抜けたヒーローみたいな感じ?何それ。
フフフ…。
よく分かんないけど英介君の力は病気だけじゃなくて患者さんの気持ちが分かるってことでしょ?倫子がそう言ってたの。
今までどおり英介君の助けが必要だっていう患者さんをたくさん診てあげればいいじゃない。
サトミちゃんがご飯を食べなくてふさぎ込んじゃってるみたいで。
あっ…私が代わります。
(看護師)すいません。
(菜見子)ありがとうございます。
サトミちゃん食欲ない?私何したんだろ。
石川先生のことホントに嫌いだった。
死んじゃえって思ってた。
サトミちゃん焦らなくていいんだよ。
ゆっくり思い出そう。
分からない。
分からない。
(サトミ)分からない…。
大切な人大切な場所…。
大切な人…大切な場所…。
大切な人大切な場所…。
大切な人大切な場所…。
課長これは…これは経費でお願いします。
(仁川)んっ?大切な人大切な場所…。
(仁川)何やそれ。
あっいや…何かイバラがずっと独り言言ってんすよ。
大切な人大切な場所。
フッ。
何か歌とか小説で出てきそうなタイトルやな。
フッ。
あ〜あ俺なんか大切な物何にもないわ。
そんなさみしいこと言わないでくださいよ課長。
(仁川)独身やんか。
(太田)僕だってそうですよ。
(仁川)だからないねんて。
お前早う結婚せえ。
ほんでこれ落ちひんから。
(太田)いやいやいや…これ…これは無理ですよ。
これはこんな…無理ですよ。
これは経費としてやってくださいぜひ。
(仁川)どこが経費やねん。
(太田)経費でいけますよ。
(仁川)見てみろ。
(太田)何ですか?
(仁川)早瀬どないしてん?お前顔色悪いぞ。
イバラを呼べ。
(太田)えっ?あっいやでも今日の取り調べは…。
いいからすぐ呼べ!
(警察官)取り調べだ。
(警察官)行け。
(太田)先に向かってください。
(警察官)おい。

(警察官)行け!
(警察官)おい。
歩けと言ってるんだ。
《君が必要だ》
(警察官)おいイバラ。
うっ…あっ…。
(警察官)うわ…。
うっう〜…。
あっ…。
(太田)イバラ…。
おい!
(警察官)おい待て!止まれ!
(警察官)あっ…。
(ドアの開く音)逃げた!イバラが逃げました!脱走です!
(仁川)何!?バカヤロー!何してんねんお前らも行かんかい!
(一同)はい!もしもし。
イバラが逃げました。
脱走です。
先生やつの行きそうな場所心当たりないですか?このままじゃ新たな犠牲者が出る。
くそ!まさかあいつが…。
おい落ち着け。
落ち着けるわけないでしょう!心当たりないんですか!?病院だ。
彼が行く所はあそこしかない。
(ドアの閉まる音)イバラ何をしてる?
(イバラ)白神先生僕にできることありますか?
(イバラ)僕が先生の研究の役に立つって言ってくれました。
痛みを感じない僕は無敵だって先生は言ってくれました。
僕は先生にとって大切な人ですよね?先生の役に立ちたいんです。
とにかく傷の手当てだ。
警察にも通報する。
先生?今の君はここにいるべきじゃない。
僕がいなくても先生は大丈夫なんですか?私は君がいなくても大丈夫だ。

(操作音)・
(ドアの開閉音)・
(横井)院長?イバラが院内にいる。
捜せ!警察にも通報しろ!・
(操作音)・
(エレベーターの到着音)
(パトカーのサイレン)通報がありました。
イバラはここにいます。
全ての入院患者の無事を確かめろ。
警備には制御システムの確認をするよう伝えろ。
(横井・橋本)はい。
白神院長!刑事さんイバラが現れて再び逃げました。
えっ…。
まだ近くにいるはずです。
くそ!おい!あなたを見た…。
あの家族を…殺した。
(サイレン)
(太田)もう一度細かく捜してください。
(一同)はい。
(2人)はい。
分かりました。
太田どうだ?
(太田)いや駄目です。
あらためて隅々まで捜索していますがすでに外に出てるんじゃないっすか?近くにはもういない。
捜索範囲を広げろ。
絶対に見つけるんだ!
(太田)はい!あいつだったんです。
この読者投稿欄。
中区33歳主婦。
これを投稿したのはあの石川家の妻石川彰子だ。
その見出し見てください。
覚えてますか?イバラが言っていた言葉。
そしてこの写真。
この並び方…遺体と同じです。
この写真をまねてあいつは4人の遺体を並べた。
中区一家殺害事件のホシは…イバラ忠輝だ。
(菜見子)サトミちゃん?サトミちゃん…。
Superflyが歌う主題歌『黒い雫』のCDを抽選で30人にプレゼントいたします
奮ってご応募ください
2015/11/25(水) 22:00〜22:54
関西テレビ1
無痛〜診える眼〜 #08[字][デ]【西島秀俊主演】

「真犯人の孤独」
取調で犯行を覚えていないというイバラ(中村蒼)に早瀬(伊藤淳史)は苛立つ。為頼(西島秀俊)はイバラが薬を大量摂取していたのが気になり…

詳細情報
番組内容
 為頼英介(西島秀俊)は、イバラ(中村蒼)が佐田要造(加藤虎ノ介)を殺害したことに疑問を感じる。イバラに犯因症は出ていなかったからだ。しかし、逮捕直前のイバラには突然、犯因症が現れていた。
 白神陽児(伊藤英明)はイバラの事件に少なからず動揺していたが、病院のイメージ失墜を防ごうと事態の収拾に努めていた。一方、職場復帰した高島菜見子(石橋杏奈)は南サトミ(浜辺美波)に、ある提案をする。
番組内容2
 為頼の診療所に早瀬順一郎(伊藤淳史)が来た。早瀬によると、イバラは殺害時のことを覚えていないのだという。このままでは精神鑑定に持ち込まれると焦る早瀬に、為頼はイバラとの面会を求める。
 為頼の面会に、イバラは佐田のオペをしたと認めるが殺害は覚えていないと言う。為頼は続けてイバラに、服用していた薬について尋ねた。強くなれる薬だと答えるイバラだが、大量摂取した後のことは覚えていない。反対にイバラは、
番組内容3
為頼に白神の様子を聞く。イバラにとって白神は“大切な人”。さらにイバラは“大切な人、大切な場所…”とつぶやく。
 次の日、菜見子がサトミを連れて為頼を訪ねてくる。菜見子はサトミに温かい家庭を見せたいと井上和枝(浅田美代子)に頼んでいたのだ。和枝の機転で料理を手伝ったりするうちにサトミの表情が少し和らいでいった。料理を食べ終えた頃、菜見子はサトミに、刑事が話を聞きに来ると告げ、為頼にも同席を求めた。
出演者
為頼英介: 西島秀俊 

早瀬順一郎: 伊藤淳史 

高島菜見子: 石橋杏奈 

イバラ: 中村蒼 
南サトミ: 浜辺美波 

横井清美: 宮本真希 
仁川康男: 兵動大樹 
太田武司: 馬場徹 
橋本広子: 和泉佑三子 

久留米実: 津嘉山正種 

井上和枝: 浅田美代子

  ○  

白神陽児: 伊藤英明
スタッフ
【原作】
久坂部羊「無痛」(幻冬舎文庫) 

【脚本】
大久保ともみ 
香坂隆史 

【音楽】
塩谷哲 

【主題歌】
Superfly「黒い雫」(ワーナーミュージック・ジャパン) 

【挿入歌】
ミソッカス「闇夜のキャラバン」(avex trax) 

【編成企画】
清水一幸(フジテレビ) 

【プロデュース】
貸川聡子 

【アソシエイトプロデュース】
稲田秀樹 

【演出】
佐藤祐市
スタッフ2
木下高男 
山内大典 

【制作】
フジテレビ 

【制作著作】
共同テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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