|
|
ゴミひとつひとつはもちろん、その置き方も絶妙なセンス。こだわりがある。
見る(画像を)のと、見る(実物を)のとでは大違い画像を見ると、そのリアルさに驚愕して本物ではないのか? という疑念さえわくが、実物を目の当たりにするとディテールに至るまでの精巧さにただただ気が遠くなる。
説明など受けなくても、『執念』みたいなものが伝わってくるのだ。写真ではわからない。だが、その細密さ故の「写真でのリアル」なのだろう。
オリジナル性を出すために、デザイン丸パクり はしないという。C.C. ではなくG.G.
本体は紙を使用し、梱包用ビニールテープでツ ヤ出し。試行錯誤をくり返した結果だ。
コマ撮りアニメーション用に使われた本屋さん。その映像はあるコンテストの18 才以下の部門 でグランプリを受賞したとのことで、現時点では掲載できないのが残念。すばらしい作品だった。 ( 近日中に公開になります)
上の画像のクローズアップ。コンクリの汚れや、吸い殻まで! 傘はジップロックを使用。こちらのポスターはスキャンではなく1枚1枚手作り。
ほとんど独学。失敗を重ねるのはあたりまえこのお弁当はどうやって作ったんですか? 牛乳パックは? コンビニ袋は? など、質問するたびに嬉々として答えてくれたMozu 君。
細部までとことん観察して、よりリアルに再現していくために何度も失敗を重ねる。そのほとんどが独学だ。 ・お弁当箱の箸 アイスキャンディ『ガリガリ君』の棒を使用。バーコードシール(株式会社MOZU 入り)も値札も手作り。
・牛乳パック 想像以上に組み立てに苦労した。 ・コンビニ袋 『ハンディシーラー』というグッズを使用して熱で接着。ゴミ袋の中身も、じつはちゃんと空のお弁当箱、箸、菓子袋、缶などが入っている。 ・重ねて見えない本の表紙や背表紙 アプリケーションを使用して1 から作っている。 「キレイなものってたくさんありますけど、キレイなものはつくりたくないんですよね」んーーーー、来てよかった……。
上の画像のクローズアップ。接続部分の汚れやサビなどにも注目してほしい。今にも人が歩いてきそうな、個人的にも好きな情景である。
きらいなものはやりたくない。好きなものはとことんできる「好きなことですから。土日なんかは昼食も食べずにずーっとやってますね。食べるより作りたいんです。そのかわり、きらいなことはぜったいできません」
机に向かい、寝食を忘れて制作に没頭する彼の背中をわたしは想像した。「好き」の度合いが強度であればあるほど、とてつもない可能性を秘めてるってことだ。 次のページではその制作過程などを追っていきます。
|
|||||||||||||||||||||||||||
|
| ▲デイリーポータルZトップへ |