紙は表面がなめらかでにじまないものを選びます。
こんにちは「家庭総合」です。
今回は…という事で日本の食料事情について考えたいと思います。
漫画でユウタ君のおじいちゃんが農家やめるって言ってましたが。
こういう事よく聞きますよね。
今の農家が継ぐ人が少ないとか。
減ってく一方になるのかなと思って。
できれば継いだ方が…。
私うちの親戚がお米を作ってるんですけどものすごく大変そうな感じがするんですよね。
だからもし私が娘だったとして継ぐかっていわれたらどうかな〜って考えちゃうかな。
難しい問題ですよ。
(合瀬)こんにちは。
こんにちは。
よろしくお願いします。
やって来たのは食料生産と消費の問題に詳しい…この問題どう考えたらいいんでしょうか。
合瀬さん農業をやる人が減っても大丈夫なんでしょうか?あんまり大丈夫じゃないですよね。
農家の人たちが減るっていう事は食料の数も減るっていう事です。
もう既に農家の人たちが減って日本には耕されていない土地がいっぱい余ってるんですよね。
ですからこれをなんとかしなきゃいけないと。
皆さんは食料自給率ってご存じですか?ない…聞いた事ないです。
食料自給率とはその国で消費する食料の何%を国内で生産しているのか示したものです。
日本の自給率は1965年には73%ありましたが50年で39%まで下がりました。
これは先進国の中でも最も低い水準です。
まあ自給率が低いっていうのは困った事なんですよね。
自給率が低いっていうのは多くの食料を海外から輸入してるっていう事なんですよね。
今世界の飢餓人口…要するにあまり栄養が十分でない人たちの人口って8億人以上いるっていうふうにいわれてるんですよね。
そういう状況の中ではやっぱり……っていうのが基本的な考え方なんです。
それに海外に食料をたくさん依存してると例えば戦争なんかが起きた時にですね食卓に入ってくる食料大変混乱してきますしそれから例えば今地球温暖化で洪水とかですねそれから干ばつとかいろんな気象的な異常気象があります。
そういう事がすぐに自分たちの食卓に影響してくるっていう事なんですよね。
下がり続けてきた日本の食料自給率。
その背景には何があるのでしょうか。
主な原因の一つが日本人の食生活の変化です。
洋食化が進み人々は米を食べなくなりパンや麺類など小麦粉を原料とした食品の消費が増えました。
日本の米は…国の政策により価格も生産量も安定しています。
一方で小麦は日本の気候では量産する事が難しく多くが海外に依存しています。
今では9割前後が外国産です。
洋食化は肉の消費も押し上げました。
輸入自由化に伴い海外の安い肉が日本の食卓に並ぶようになりました。
また輸送技術が発達しスーパーには何種類もの海外の果物や安い輸入野菜が並んでいます。
豊かで多様になった日本の食生活が自給率の低下という形で表れたともいえます。
こうした状況は国内の一次産業に打撃を与えました。
農業や漁業では生計が立たなくなり従事する人が減少。
後継者不足と高齢化が進んでいます。
海外への依存が進む日本の食卓。
しかし今世界の食料事情が大きく変わり安定的な輸入が危ぶまれる状況になっています。
その一つが…僅か10年でおよそ2倍になっています。
背景には肉を食べる人口の急速な増加があります。
肉の生産には大量の穀物が餌として必要です。
肉を食べるという事は大量の穀物を消費しているという事になるのです。
更に穀物不足を加速させているのがバイオ燃料の急速な普及です。
穀物を原料とするバイオ燃料は化石燃料に代わるエネルギーとして注目されています。
現在とうもろこしが使われる用途は直接食べているものが20%40%は家畜の飼料。
40%はバイオ燃料としてエタノールに加工され自動車などの燃料に使われています。
確実に急速に進む世界的な食料不足。
安定して安く輸入できた時代は終わろうとしています。
随分深刻な状況だったんですけどね。
穀物があんなに使われてるって知らなくって不足してるのも全然知らなかったんでびっくりでした。
あの〜もちろんこれ自給率の低下っていうのを考えた時に戦後日本が工業化していく中で農家の数が少なくなっていった事っていうのもあるんですがもう一つの理由は私たちの食べる食生活が米から洋風の食事になっていく中で海外から安いものをどんどん輸入してくるとそうすると国内の農家が経営が苦しくなってどんどん減っていってそれがまた更に自給率を減らしていくとそういう悪循環になっているんですね。
私たちのせいで自給率は下がっちゃったんですかね。
なるほど。
私たちの食卓と自給率には深い関係があるんですね。
そこでですねまずは自分たちの食卓を見直してみたいと思います。
ふだん食べているものの自給率計算してみたいと思いますね。
ふだんの食卓がどのぐらいの自給率なのか農林水産省が作ったソフトを使って調べてみます。
計算のしかたは実際にやりながら見ていきましょう。
例えば純和風のこの朝食。
自給率はどれくらいだと思いますか?ちなみに2人の予想はこちら。
成君結構高めですね。
それでは計算してみたいと思います。
よろしくお願いします。
はい。
じゃあ料理を追加して。
「主な食材から検索」。
材料そして調理法を選択し入力していきます。
全部の献立を入力し終わったら自給率計算ボタンを押します。
(足立)食料自給率は60%です。
お〜やっぱりでもそんなに高くないんだ。
これ和食なのにね60%っていう結構低い数字が出た訳ですがどの食材が自給率を下げてると思います?これちょっと確認してみましょうか。
塩ざけは37%で結構低いですね。
37%か。
(合瀬)さけ類っていうのは多くがノルウェーだとかですね。
チリからの輸入がありますから。
だからそのぐらい低かったんでしょうね。
これをですね国産なんかに変えてみましょうか。
じゃあ塩ざけを国産に変える。
うん。
よ〜しやってみよう。
産地を…日本に。
じゃあこれで計算してみます。
あっ。
72%になりました。
随分変わるんだ。
(足立)結構変わりましたね。
さけがどこで取れたのか選ぶだけでこんなに自給率が変わってくる訳ですね。
大豆も多くを輸入に頼っている食材です。
豆腐を国産に変えてみると自給率は76%に増えました。
更に卵を見てみると意外にも12%しかないんです。
卵はですねほとんどが日本で取れたものなんですがだけどその卵を産むために使う餌が海外からほとんど輸入してる訳ですね。
餌が海外から輸入だと自給率が上がらないって事ですね。
そうですね。
ですから結局餌が止まってしまったら卵も食べられなくなってしまう訳ですね。
そういう事か。
食べ物がどこからやって来たのか一人一人が把握し選ぶ事で自給率は上げる事ができるんですね。
(合瀬)まああの自給率を上げるためにいろんな事をやる事が大切なんですがほかにもですねできる事があるんですよね。
国内のですね一次産業を応援する事なんです。
皆さん地産地消っていう言葉があるんですがご存じでした?地産地消は知らないです。
聞いた事ないです。
知らない?何か自画自賛なら聞いた事あるんですけど。
(合瀬)地産地消っていうのはですね地元で取れたものを地元で消費しようっていう考え方で地域の食文化を守るという意味からもさまざまな地域でいろんな取り組みが広がっているんですよね。
富山県ではですね高校生がその地産地消に取り組んでいるそうです。
日本海に面した全国でも有数の漁場です。
この海ではあかもくと呼ばれる海草が取れます。
ここ氷見ではながら藻と呼ばれ親しまれている冬の味覚です。
もずくに似た味わいですが粘りや磯の香りポリポリした歯応えが特徴で酢の物にしたり御飯にかけたりして食べます。
この粘りはフコイダインという成分から来ておりコレステロールを下げる効果があるそうです。
富山湾の地形と海流が生み出す氷見市の特産品なのですが…。
地元の人に聞いてみると…。
そんなに食べないですね。
いや〜ちょっと口にした事ないですね。
知らないですね。
あんまり…名前は聞いとるよ。
だけど食べた事ないわ。
知っている人は少ないようです。
そこで地元氷見高等学校家庭クラブのメンバーが立ち上がりました。
(一同)お〜!ながら藻普及作戦です。
私たちがながら藻について知って地域の方に広めていきたいと思っています。
地域の人に食べてもらいたい。
まず初めに地元の漁師などながら藻について詳しい人に話を聞きました。
鎌みたいなもんで切ったりあとはこれで引き寄せたりして船の上に積み上げて取るというやり方です。
高校生たちはながら藻の取り方や歴史おいしい食べ方などを学びました。
続いて取り組んだのがながら藻レシピの開発です。
ながら藻の磯臭さが食べる側の邪魔だったら困るからそれを中和させるようにいろんなものと交ぜて作りました。
高校生が開発したメニューをいくつかご紹介しましょう。
生地にながら藻を交ぜ込んで歯応えのある独特の味わいに仕上げました。
だしと合わせたながら藻のソースをかけました。
プルプルとした茶わん蒸しとの食感の組み合わせが楽しい一品です。
料理のレシピは公開しさまざまなイベントで試食会を開催しました。
更にかわいいオリジナルキャラクターを作り紙芝居でながら藻のよさを伝えました。
「私は男爵のながらもんじゃ。
よろしく頼むぞ」。
こうした活動によってながら藻の魅力が少しずつ広がっています。
こんな使い方したらいいなとかって発表してもらった事は本当にとってもうれしい事やし多分氷見市にとってもいい事だと思いました。
氷見高校では今後ながら藻を使った介護食などの開発そしてながら藻の栽培にも取り組んでいきたいという事です。
ながら藻知らなかったですね。
初めて聞きました。
千瑛ちゃんどう?ながら藻。
おいしそうでしたね。
食べてみたいと思いました。
食べてみたいよね。
楽しみながら地産地消できてしかも地域の文化を継承できていい事ずくめだなと思いました。
これあの日本のですね農業だとか水産業だとかの一次産業が衰退してきたのは地元で取れるものを食べずに海外から輸入してきた事が大きな原因になってる訳ですね。
地元のものを食べればですねものの資源の節約にもなりますしそれから農家や水産業の人たちの生活を守る事にもなります。
ですから……ためにも非常に大切な取り組みなんですよね。
まずは自分たちの土地で何が取れるかって知らないといけないですね。
大事ですね。
今日は食料自給率っていう事を考えてきましたけども私たち食卓で食べる時にいろんなものが並んでますよね食べ物が。
それね一つ一つを見る事で実は国内の一次産業の状況だけでなくて例えば海外との関係だとか天候異変だとかですねいろんなものがこう見えてくる訳ですよね。
ですから食べる時には一つ一つの食物に注目してですねこれがどういうふうな世界のところとつながってるかそういう意識を持ちながら食べてもらいたいと思いますよね。
改めて皆さんどう感じました?世界のものが食べられるっていう事で食べたいものハンバーガー食べたいとかそういうのいっぱいなんですけどもっと国内のものに目を向けて自給率の向上に貢献しようかなと思いました。
地産地消っていうのを今日教わったのでちゃんと日本のものをいっぱい知っていきたいなって食べたいですって思いました。
私は子どもがいるのでそれは伝えていくとかっていう事をしていかなきゃいけないかなと思いました。
パパイヤさんどうですか?何かあの〜自給率100%でやっていくっていうチャレンジをしてくれるような料理研究家の方がいらっしゃるといいですね。
レシピを公開みたいな。
日本人が洋食を食べるようになり小麦や肉など海外の食料の輸入が増えました。
その結果食料自給率は40%を切り一次産業の衰退を招いています。
世界の飢餓人口は8億人を超えています。
一方新興国では肉の消費が拡大し大量の穀物が餌として使われています。
食料不足が深刻化しています。
日本は一次産業の生産力を上げる必要があります。
その取り組みの一つとして地域の生産物をその地域で消費する地産地消があります。
2015/11/26(木) 14:40〜15:00
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 家庭総合「日本の食料、大丈夫?」[字]
世界各地の食材が当たり前のように並ぶ日本の食卓。一方で国内の一次産業は衰退しています。自給率低下の問題点と課題を考えます。【出演】パパイヤ鈴木・青木さやか他
詳細情報
番組内容
日本の食料自給率は現在40%を割り、一次産業が衰退しています。世界的な食料不足が進む中、日本の食料は大丈夫なのでしょうか?スタジオではある献立を例に自給率を計算。意外な食品を海外に依存していることなどを発見していきます。また、地元の一次産業を応援する「地産地消」に取り組む、富山県の高校生の活動を紹介します。【出演】パパイヤ鈴木、青木さやか、足立成、尾崎千瑛、合瀬宏毅【声】沖田愛【マンガ】和田フミ江
出演者
【解説】NHK解説委員…合瀬宏毅,【司会】パパイヤ鈴木,青木さやか,【出演】尾崎千瑛,足立成,【語り】沖田愛
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
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バラエティ – その他
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