こんにちは池澤です。
インターネットの世界は便利な事だけではありません。
そこには大きな闇もあるのです。
(田村)何やねんそのキャラ。
何してんのその格好。
(川島)珍しくね番組に私服で出てくれてますけど。
私服これなん?池澤さんて。
スタイリストさんが今日いなかったのかな?ネットの課題を考えようという事なんでちょっと悪い人になりました。
(川島)悪い人イメージしてたの?それ。
もうやり慣れてないからな。
何なんですか。
ちゃんと趣旨を言いなさいよそれ。
おじ様たちはネットの課題についてどう思いますか?まあいろいろねプライバシーの問題とか…。
あとネットのいじめとかも怖いよね。
最近ちょっと多いですね。
あ〜。
今日はそうしたネット社会ならではの問題を考えていきましょう。
という訳で今日のキリンワードはこちら。
「私を守るのはワタシ?」。
インターネットの世界にも実社会と同じように悪い人もいれば犯罪も起こります。
そうした事に巻き込まれないためにはどうしたらよいのか考えていきましょう。
という訳でインターネットの危険から自分の身を守りましょうというのが今日のテーマですね。
いろんな危険がねあるというのは知ってますよ。
詐欺とか…あと出会い系とかねあんなんも今多いからね。
出会い系もまたその何かメールがね。
友達から来たと思って開いちゃうみたいのもあるしな。
どうしたらいいんでしょうね。
自己責任でねえ。
それしかないんじゃない?やっぱりね自分の身は自分で守る。
でも未成年者の場合は親も関係してきますからね。
なかなか管理できない。
(田村)難しいよね。
でもよく分かんない事も多いですしね。
誰かが守ってくれるといいんですけど。
まあこういう時はやっぱり警察に駆け込みましょうよ。
そりゃもう勇気を出して駆け込みましょう。
じゃあ行ってきます。
(田村)あれ?どこ行くの?あらっ自首すんねんな。
映ってないよ。
あっやばいやばい。
これはやばい事してる。
特別警戒中やのに。
やって来ました。
え〜!池澤さん大丈夫ですか?では早速お話を伺いたいと思います。
本日はよろしくお願いします。
(仁田)よろしくお願い致します。
そうですね。
ネットワークを悪用した犯罪は毎年数多く発生しています。
IDやパスワードを盗む犯罪架空請求違法なサイトなどさまざまな種類の犯罪があるのです。
では警察庁ではどんな対策を取られているのか少し聞いちゃいたいと思います。
サイバー犯罪には都道府県の境がありません。
それに対抗するため横の連携更には国際的な連携を進めています。
また…またスマートフォンにも不正アプリがたくさん出来ています。
セキュリティソフトも大切です。
インターネットで世の中が便利になった反面自分が気付かないところでどんどん犯罪に巻き込まれてしまう危険性があるので皆さん気を付けましょう。
私も気を付けなきゃ〜。
そうですよね。
怖いね。
出会い系サイトとかやったらはなから警戒していけるけどそうじゃない普通のやつやと思ってやってるっていう被害が多いんでしょ?特に未成年の間では深刻ですよね。
大人も未成年もねネットの上では同等ですから危ないですね。
(川島)これはもう……ようなもんですからね。
ためるほどの事じゃないわ。
スッと言った方がいいと思うよそれぐらいやったら。
そこでネットの課題を高校生の皆さんと考えてきました。
どうぞ。
今日は生徒の皆さんとネットの課題について考えてみます。
参加してくれるのは高校2年生の6名。
よろしくね。
さて簡単には解決できない問題に取り組む時には問題解決のステップに従って取り組んでいくといいんです。
それではまず問題を発見するためにネットで困った体験を書き出してもらいます。
早速出てきたのは「迷惑メール」。
こちらは「ツイッターなどのタイムラインに情報があふれて読むのが大変」。
全部は見れない。
こちらは「ネット中毒」。
高校生にはありがちかも。
えっすご〜い。
今度は「軽い炎上」。
…って感じでそんなんなった事があります。
う〜ん今どきの高校生はいろいろ体験してるんですね。
それでは次のステップ問題の分析をしてみましょう。
ホワイトボードに分類してまとめてみましょうか。
出てきた問題をグループに分けていきます。
グループに分けながらそれぞれの問題がどういう原因で起こるのかを考えます。
そういう意味では…じゃあくくる?はい。
何となく問題の性質や原因が見えてきました。
…って思います。
みんなで考えた結果こういうふうになりました。
という訳で話し合いでは3つのカテゴリーに分けました。
まずは情報の質と量の問題。
そして顔が見えない事で起こるSNSでの炎上の問題。
そして今度はスマートフォンとガラケーの差から生じる情報格差などです。
(田村)なるほどね。
(川島)どれもね全部身に覚えあるもんばっかりですよね。
(田村)しっかりと分かれましたね。
今度はこれらの解決策を考えます。
お二人だったらどんな解決策を提案しますか?
(川島)「ネット中毒」ってありますけど解決としてはもう電源切って旅に出るしかないですよね。
(田村)旅出なくてもいいですけど。
うそが多いのはねちゃんと確認してね調べれば…。
(川島)多いよでもデマ情報とか。
(田村)まあデマ情報もな…流されるよね。
面白がってみんなリツイートしちゃうんです。
うそが存在してるという事を分かってれば警戒できますから。
そこまでな信用したらあかんねん最初から。
では生徒たちの奮闘を見ていきましょう。
さて高校生と考えるネットの課題。
後半はそれぞれの問題の解決策を話し合います。
まずはSNSでの炎上。
多分。
なるほど。
それぞれの課題に解決策が見えてきましたよ。
迷惑メールには個人情報を出さない心掛け。
ネット上にたくさんある情報量やうその情報にはきちんと調べ直す事。
スマホとガラケーの格差には助け合いの精神が決め手でした。
そして残ったのはネット中毒。
そのネットが趣味だったら駄目じゃないの?目的意識を持った方がいいような気がする。
目的を持ってやった方がいいっていう…。
う〜んネットのやり過ぎには自分で節度を持って。
使う時は目的をはっきりと決めましょうという事でした。
こうやって文字に表すと結構スッキリまとまるもんなんだなと思いました。
解決策が出そろったら実行です。
すぐにはできないかもしれないけど頑張ろうね。
こういう結論になりました。
イエイ!なるほど。
でも何かみんなしっかりしてるね。
しっかりしてるし俺の意見も言ってましたよ。
もうやめるっていうのが。
みんな積極的に意見を言って下さいました。
さて先生においで頂きました。
どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
子供たちもすごくよく考えてくれましたよね。
あとはどうやって実行できるかですね。
でも今どきはネットの課題っていうのが多いんですね。
やっぱりネット自体がもう生活の一部になっているのでやっぱり対処しなければいけない問題も多くなってると。
先生が特に感じる高校生の問題って何ですか?やっぱり子供たちも言ってくれましたが依存ですね。
それを注意する大人も最近スマホに依存してしまってるんで説得力ないんですよ。
そやね。
新幹線とかさみんなこうやってやってんだから。
景色見んとさ。
子供たちの間ではやっぱりグループがたくさん出来てそれが何百人にもなってしまうとタイムラインにずっと書き込みがあってそれを読んでいてまたそれに対して返信をしたりするともう何時間もたってしまうと。
(田村)そうか。
200件とかあったらもう全部無視してもうなしっていう事だったら…。
できないんですかね。
疲れて…。
でも仲間外れになるんじゃないかっていう不安もあってなかなかやめれないんですね。
(田村)あいつだけ返事せんかったとか言われたら嫌やな。
誘ったやんけって急に言われる可能性もあるから。
なるほど。
生徒たちも言ってましたけどもまず自分がどれくらい使っていいのかそういった事を自覚する事そして自分自身でルールを作る事もそうですし家族の中でもルールを作る。
そしてグループの中でもルールを作っていくと少しずつ離れていけるかなっていうとこですね。
何時間もいじってるとよくないぞ。
そうだ。
…ってよく聞きますがそもそも何でしょう。
自動的にファイルを壊したりメールを送ったりするソフトなんです。
これは数年前に被害が起きた通称タコイカウイルス。
感染するとパソコン内の情報を抜き取ると共に文章などのデータをタコやイカの画像に変換してしまうという嫌らしいウイルスです。
このようなウイルスに対抗するのがウイルス対策ソフト。
ここは国内でウイルス対策ソフトを開発している数少ない会社。
ウイルスってどんなものなのか見せてもらいました。
これは…感染するとウイルス自体は姿を消してしまい感染した事は分かりません。
しかしインターネットバンキングにアクセスした時にひそかに動きだすのです。
コンピュータを操作する度にこのウイルスは操作画面をキャプチャーして送ります。
だから入力した情報が全部漏れてしまうのです。
こんな悪質なコンピュータウイルスをどうやって防ぐのでしょう。
一般的なウイルス対策ソフトはウイルスのプログラムの特徴を分析しそれと同じパターンがないかどうかを探します。
でも最近は毎日何万種類もの新たなウイルスが出来ているのでパターンを比べるやり方にも限界があります。
そこで別の方法も開発されています。
自分とは違うプロセスの中にスレッドを作ってその中で動作をさせるような命令…実際にコンピュータウイルスを動かし悪意を持ったソフトならではの怪しい動作を分析します。
そして同じような怪しい行動をするプログラムがあればそれをウイルスだと判定するのです。
ウイルス対策ソフトも進化を続けているんですね。
高校生のみんなはウイルスなんて関係ないと思っていませんか?ひと事ではありません。
気を付けましょうね。
危ない危な〜い。
気を付けてね。
もう悪い事する人いなくなって。
やめて。
ほんまやめて。
ホームページを見てるだけで裏でダウンロードが始まっちゃってるものもあるらしいですよ。
どうしたらいいか分かんないこれは。
ねえ!ほんま怖い。
とりあえず池澤さんのホームページにはアクセスしない方がいいって事ね。
いやいやアクセスしても大丈夫です。
安心して下さい。
対策ソフトは常に更新しておく事が重要なんですけどそれだけでは安心できないので怪しいサイトは見ない事ですね。
怪しいのは見ない。
そうします。
むやみにファイルを開いたりしないよう気を付けましょう。
2015/11/26(木) 14:00〜14:20
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 社会と情報「ネットの課題を考えよう」[字]
膨大な情報の中から必要な情報をどのようにして選ぶか、情報の真偽の見抜きかた、自ら情報を作り出し発信する方法など、情報社会に必須のスキルや心構えを学ぶ。
詳細情報
番組内容
膨大な情報の中から必要な情報をどのようにして選ぶか、情報の真偽をどのようにして見抜くか、どのようにして自ら情報を作り出し発信するかなど、情報社会に必須のスキルや心構えを学ぶ。今回の学習ポイントは、見知らぬ人との出会い、コンピューターウイルス、ネットワーク詐欺。【出演】池澤あやか、麒麟
出演者
【講師】神奈川大学附属中・高等学校教諭…小林道夫,【司会】麒麟,池澤あやか
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