11時になりました、ニュースをお伝えします。
アメリカのオバマ大統領は、重要な祝日である感謝祭を前に、現時点ではアメリカ本土に差し迫ったテロの脅威はないという声明を発表し、パリの同時テロ事件を受けて国民の不安が高まる中、ふだんどおりの生活を送るよう呼びかけました。
アメリカではことし、26日が感謝祭の祝日に当たり、その後、週末までの連休の期間中、およそ4600万人が旅行などで移動すると予想されています。
これを前にオバマ大統領は25日、ホワイトハウスで声明を発表しました。
その上で、感謝祭の休暇中も軍や情報機関をはじめ、関係する政府機関が休むことなく警戒に当たると述べ、政府の対応は万全だと強調し、ふだんどおりの生活を送るよう、国民に呼びかけました。
オバマ大統領が声明を出した背景には、今月13日にパリで起きた同時テロ事件のあと、アメリカ本土でもテロの発生を懸念する人が8割を超すという世論調査が出るなど、国民の間に不安が高まっていることがあり、オバマ大統領は国民の不安の払拭に努めています。
おととし9月、伊豆大島沖で、名古屋市の海運会社の貨物船が、外国船籍の貨物船と衝突して転覆し、6人が死亡した事故で、国の運輸安全委員会は、外国船籍の船の中国人乗組員が、相手の動きを十分確認しないまま、前を横切ろうとしたのが原因だった可能性が高いとする報告書を公表しました。
それによりますと、中国の会社の貨物船は、ほぼ正面から近づく名古屋市の海運会社の貨物船、第18栄福丸の前を横切ろうと、左にかじを切りながら航行していたということです。
しかし貨物船の中国人乗組員が、当初よりやや左寄りのコースを進む第18栄福丸の動きを十分確認しないまま、左にかじを切り続けたため、2隻が接近する形となり、衝突した可能性が高いとしています。
この中国人乗組員は、中国近海を航海する免許を取得していたものの、国際航海の資格はなく、貨物船には実習生として乗っていたということです。
また報告書は、貨物船の中国人船長が、衝突後、第18栄福丸から離れようと船をバックさせたため、第18栄福丸は、亀裂から急激に浸水して、短時間で転覆し、乗組員が脱出できなかった可能性があると指摘しています。
国連の専門機関で、スイスのジュネーブに本部を置く、WMO・世界気象機関は、ことしの世界の年間平均気温が、1990年までの30年間の年間平均気温を0.73度上回り、観測開始以来、最も高くなる可能性が高いと発表しました。
地球温暖化の原因となる温室効果ガスの平均濃度が上昇を続けていることなどが背景にあると指摘しています。
では全国の天気、雲の動きです。
低気圧に伴う雲が北日本や東日本にかかっています。
日本海にも別の低気圧に伴う雲があり、次第に発達しています。
きょうの天気です。
東北から九州にかけては、日本海側を中心に雨になりそうです。
午後になると、九州から関東にかけての太平洋側は、雨がやんで晴れてくる所もあるでしょう。
北海道は夕方から吹雪となり、今夜は西日本の山でも雪が積もるおそれがあります。
2015/11/26(木) 11:00〜11:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]
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