あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県釜石市 萬慎吾さん」 2015.11.26


そういった人たちが協力して捜索をしてくれるんですね。
なるほど。
今度声かけしてみよう。
はい。

(テーマ音楽)釜石東中学校の野球部キャプテンだった萬慎吾君は練習中に地震に襲われた時迅速な行動で多くの人々の命を救いました。
岩手県釜石市鵜住居地区の海から300メートルの所にあった釜石東中学校では強い揺れが大きな被害をもたらしました。
最初に避難を始めた萬君たち40人ほどの生徒は先生の指示を待たずに走りだしています。
校内にいた教師や生徒がすぐに後を追いました。
中学校の隣にあった小学校の児童も避難を開始します。
500人以上の子どもたちと教師が700メートル先の避難場所へ走ります。
萬君たちの行動は釜石市の防災教育に基づくものでした。
津波が来る時にはそれぞれの判断で別々に高台に逃げる津波てんでんこの考えを取り入れたのです。
萬君も中学校が制作した「てんでんこレンジャー」に出演しています。
知ってるだろ!てんでんこの意味。
自分の命は自分で守れ!そのために…ひたすら逃げる!子どもたちと教師は避難場所になっていた内陸にある老人介護施設に到着します。
そこは小中学校が避難訓練で何度も集合した場所でした。
萬君たちの迅速な行動のおかげで地震から15分ほどで500人余りの避難が完了しました。
しかしすぐに訓練にはない新たな危機が発生します。
萬君たちは更に内陸の高台に向けて移動を始めます。
中学生は小学生の手を引いて急ぎます。
次の避難場所には地域住民を合わせ600人余りが集まりました。
子どもたちの移動のさなか津波が町を襲います。
地震から僅か30分後の事でした。
人々は更に高い所を目指して一斉に走りだします。
萬君は国道まで駆け上がります。
600人余りが後に続き津波から逃れる事ができました。
最初の避難場所は津波に襲われていました。
萬君がけん引した迅速な避難は多くの子どもたちの命を救ったのです。
2015/11/26(木) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県釜石市 萬慎吾さん」[字]

東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県釜石市の中学2年生だった萬慎吾さんは、地震のあと学校で習った教えに従い、先生の指示を待たずに自ら避難を開始して助かった。

詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県釜石市の中学2年生だった萬慎吾君は、地震のあと学校で習った教えに従い、先生の指示を待たずに自ら避難を開始して助かった。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

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