当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
カンツバキがきれいですね。
今日のコメンテーターのご紹介です。
朝日新聞の立野純二さんです。
どうぞよろしくお願いします。
シリアにトルコも、ロシアも空爆をしてるんですが同床異夢ということなんでしょうか。
このロシアの戦闘爆撃機Su24が撃墜されました。
そして、トルコ側は領空に入ってきて再三の警告を一切無視したためにF16で撃墜したといっているんですが一方、ロシア側は領空を侵犯しているわけではなく地対空ミサイルでやられたんだと全く違うことを言っています。
≫ロシア軍の爆撃機が撃墜された。
撃墜したのはトルコ軍だ。
≫ロシア機が撃墜された。
機種は戦闘爆撃機のSu24。
シリア領内に配備され9月末からの空爆に参加していたロシア空軍の主力機だ。
撃墜したのはトルコ軍だった。
≫ロシア側もこの事実を認めた。
≫当時の状況を整理する。
発生したのは地元メディアによると現地時間の24日午前9時ごろ。
場所はシリアとトルコの国境付近だ。
トルコ側は、トルコ領内と主張しロシア側はシリア領内と主張している。
ただ、ロシアが集中的に空爆を行っている場所シリアのラタキア県の近くだ。
どちらが正しいかはわからない。
トルコ側の主張によるとロシア軍の爆撃機がトルコ領内を領空侵犯。
高度は6000m。
トルコ空軍のF16戦闘機2機がスクランブルし5分間で10回の警告を出した。
だが、ロシア機はそれを無視。
トルコ軍機は空対空ミサイルを発射し撃墜したという。
だが、ロシア側は地対空ミサイルで撃墜されたと主張している。
≫パイロット2人はパラシュートで脱出した。
情報は錯綜しているが1人はトルコ軍に拘束されもう1人はシリア領内でアサド政権と敵対する反政府武装勢力に捕まったとされる。
≫撃墜されたロシアの戦闘爆撃機Su24は9月半ばにシリア領内に配備されロシアが行う空爆の主力機として活動してきた。
ロシアによるシリア領内での空爆はここ数日間激化の一途をたどっている。
Su24も出撃回数を増やしていたとみられる。
≫トルコとシリアの国境付近では内戦勃発以降に何度もトラブルが起きている。
2013年には今回と同じ場所でトルコ軍がアサド政権軍のヘリを撃墜するということがあった。
今年9月に、ロシアがシリアに軍用機を配備してからはロシア機は数度にわたってトルコの領空を侵犯。
場所はどれも今回と同じ地域の国境付近だ。
トルコ側はいかなる国の航空機であろうと交戦規定は有効だと警告しロシアとトルコを含むNATO側の間では緊張が高まっていた。
≫だが、その後は領空侵犯の再発や偶発的な衝突を避けるため対策はとられてきた。
ロシア、トルコ、アメリカなどが参加した形で軍部同士の協議が行われている。
軍事ホットラインはできていたはずだ。
では、なぜこんな事態に陥ったのか。
≫シリア情勢はこの2か月で大きく動いている。
ロシアは9月末に本格的な軍事介入を開始し1か月半で、すでに3000回以上の攻撃を行った。
フランスも、パリでの連続テロを受け、空母を派遣。
空爆を強化したばかり。
アメリカもイスラム国への空爆を石油施設にターゲットを広げた。
イギリスもシリア領内の空爆を画策している。
各国が軍事行動を加速させると同時に外交面でも大国間の駆け引きが激しくなっていた。
アメリカは有志連合の参加国を中心に存在感をアピール。
ロシアは、自らが関係諸国にシリア内戦の和平案を提示し主導権を握ろうとしていた。
プーチン大統領はシリアへの介入で共闘しているイランを訪問し、和平案の正当性を主張していたばかりだ。
≫イラン側もプーチン大統領の案に同調していた。
≫そんな矢先に起きた今回のトルコ軍によるロシア機の撃墜。
今後、情勢はどう動いていくのか。
トルコのダウトオール首相は外務省に対しNATOや国連などに対して必要な解決方法を見つけることを命じた。
ロシア側は今のところ慎重な対応をしている。
≫ロシアのこの動きは何を意味するのか。
≫そして先ほどプーチン大統領が発言した。
≫立野さんロシア、プーチン大統領も慎重な趣であったりアメリカ牽制をしたりトルコをグッと牽制したりと相変わらずな感じもするんですがこういうことが起きたことも含めて、その前までも入れてどう見たらいいでしょうか。
各国が同床異夢な感じがすごくあるんで。
≫同床異夢だと思います。
シリアの空爆とひと口で言いますけれど国によって意図や狙いがバラバラなわけですよね。
今回はイスラム国を退治するんだという看板のもとでみんなが集まっているということにしていますけど実際には、アメリカはイスラム国とともにアサド政権を倒したい。
ロシアはアサド政権を守るためにアサド政権の敵は誰であれたたきたい。
そして、今の当事国であるトルコは、かねてからの宿敵だったクルド人勢力ですね。
これもこの機に乗じてたたきたいといろんな思惑が入り乱れているわけです。
こんな軍事行動をしているといつかシリアを舞台に関係国の代理戦争が起きてしまいますよという懸念は前からあったわけです。
今回の事件。
これを機に、もし緊張が深まる国際社会の分断が深まるというようなことになれば喜ぶのはイスラム国なわけですよね。
改めて、この関係国は今のシリアの問題で何を共通の目標にするのか何を狙いとするのかそれを絞る調整を早急に進める必要があるんじゃないかと思います。
それは、何よりもシリアの内戦の終結にほかならないと思いますね。
各国がエゴを張り合っている限りイスラム国による人権侵害、破壊活動こういったものは止まりませんしそして何よりも難民の流出数多くの皆さんの悲劇が続くということだと思います。
≫本当におっしゃるとおりでここはイラクの例を見てもわかるように結果的に今、イラクがどうなっているかということも考えるとおっしゃるようにシリアを今後、どういうふうに落ち着かせていくのかという今後のシリアというビジョンなりなんなりがあったうえで空爆をどうするかという問題だと思うんですね。
空爆ありきになっていると思う。
したがって、本当にこれシリアに関するサミットのようにアメリカ、ヨーロッパもちろんロシア。
そしてイランも入れて、トルコももちろん入ってもらって徹底的に同床異夢をある部分、空爆で統治する形でアサド政権をどうするか。
やったうえでじゃないとなんか、一気にやってるんだけどバラバラでってことになっちゃいますよね。
≫その際にはもちろんアラブ諸国当事者たちイラン、この人たちを含めて、まずは停戦以降の受け皿をどうするかそのビジョンを描くのが先でそのあとに軍事行動をどうするかだと思います。
≫G20サミットをはじめさまざまな会議で声明が出されたりするのはいいんだけども、もっとシリアだけに絞ったところで詰めないとどうしようもないですよね。
がらっとかわります。
こちらをご覧ください。
川崎敬三さん。
若き俳優の時代は、例えばドラマの「サザエさん」で江利チエミさんそして川崎さんはマスオさん役だった。
一世を風靡しました。
そして、テレビ朝日こちらの局でいうとまだNET時代ですけど1970年代の中盤ぐらいだった記憶ですけど74年ぐらいでしょうか「アフタヌーンショー」の司会を引き継がれて、長きにわたってその番組の司会を務められました。
私も大変お世話になりました。
川崎敬三さんが7月に亡くなっていたということが今日わかりました。
≫こんにちは。
「アフタヌーンショー」です。
金曜日は芸能特集なんですが。
≫1965年から20年間続いた「アフタヌーンショー」。
正午からの生放送で当時、この時間帯に同様の番組はなく現在では定番の昼のワイドショー番組のさきがけとなった。
川崎敬三さんは1974年から司会者となり長く番組の顔として親しまれた。
役者としてスタートした川崎さん。
1954年大映から映画デビュー。
若尾文子さんと共演した「新婚七つの楽しみ」などで人気を博した。
テレビでは1965年この江利チエミさんが「サザエさん」。
川崎さんがマスオさんを演じたドラマが大ヒットした。
司会に抜擢された「アフタヌーンショー」は曜日ごとに名物コーナーがあり金曜日は芸能レポーターの走りとして知られる梨元勝さんとの掛け合いが話題になった。
≫さて、最新情報。
今、超売れっ子歌手ピンク・レディーのケイさんが盲腸炎で倒れて一時は回復したんですけど再び倒れて、再度入院したと。
≫木曜日は人生相談のコーナーが人気を集めた。
≫とにかく2年ほど波風立たずに付き合いが続いたわけですね。
≫半同棲みたいな格好でずっと一緒にいらしたと。
≫ところが、新しい女性が入ってきたわけですよね。
奥さんはその働いていた居酒屋さんで知り合った男の人と恋に落ちたのかな。
≫そして、後に一大ブームとなったのがレポーターの山本耕一さんとのやり取り。
「そ〜なんですよ、川崎さん」と「A地点からB地点まで」はザ・ぼんちの漫才ネタで誰もが知る流行語となった。
1990年以降はほとんど芸能活動を行っていなかった川崎さん。
亡くなったのは今年7月21日のことだった。
今夜、妻の節子さんが取材に応じた。
これは川崎さんが残した遺言書。
≫そこには親族および誰にも知らせぬこと葬儀は行わぬことと記してあった。
そのため、葬儀は親子だけの密葬で行い親戚にも知らせていなかった。
しかし、すでに親しい人には喪中はがきを出しまた、年末も近いことから公表する気になったという。
自宅でくつろぐ川崎さんの写真も見せていただいた。
≫川崎さんは2月に路上で転んだとき頭を打って脳内出血のような状態で病院に運ばれた。
そのとき認知症のような傾向が見られ川崎市内の病院に入院。
そのまま退院することなく最期を迎えたという。
82歳だった。
≫ここ最近どうしておられるかということを全然知りませんでした。
本当、私も不義理で。
テレビ朝日の局のアナウンサー時代には「アフタヌーンショー」のリポーターとして手伝わせていただいたので大変かわいがってもらいましてよく、飲みに連れて行ってもらいました。
いろんなお話を聞きました。
家にも行きました。
だけど、フリーになるときに相談したら電話で3時間お話ししてくださいました。
こうしたほうがいいよ、古舘君こういうことは気をつけたほうがいい。
延々話してくれました。
すごく優しい方でした。
もちろん癖があって個性的でワッと前に出られる反面すごくシャイなところもあってドキドキしながらお付き合いしていましたけど本当に優しくしていただきました。
ありがとうございました。
次、まいりましょう。
≫こちら、今日午後3時50分。
H2Aロケットが打ち上げられました。
商業衛星を積んで初めての打ち上げ成功ということで国際市場にも大きなアピールになったわけですけどこれを海外のライバルたちはどう見たんでしょうか。
≫午後8時16分55秒。
H2Aロケットから人工衛星が切り離され打ち上げは成功した。
午後3時50分種子島宇宙センターからH2Aロケットが打ち上げられた。
先端にはカナダの通信放送用の人工衛星を搭載。
日本のロケットで商業衛星を打ち上げるのは初めてのことだ。
今回大きく変わったのは打ち上げから衛星が切り離されるまでの時間だ。
これまでは打ち上げ後およそ30分後に衛星を分離。
その後、衛星は自らのエンジンで上空3万6000kmの静止軌道に至っていた。
一方、今回は2段目のエンジン噴射を3回に増やし発射から切り離しまで4時間半かけて衛星を運んだ。
静止軌道により近い位置で切り離されるため衛星自体の燃料を節約できるという。
これにより衛星の寿命が延ばせるほか軽くなったところに別の機材を載せるなどして衛星の機能を増やせるというメリットもある。
≫宇宙関連ビジネスは関連産業も含めると2030年には現在の倍の40兆円規模に膨れ上がるという見方もある。
今後待ち受けるのは国際市場だ。
H2Aのライバルはこの3つのロケットだ。
アメリカのファルコン9は低価格を売りにシェアを拡大させていたが今年6月に打ち上げに失敗。
ロシアのプロトンMは実績は多いものの、ここ3年は失敗が相次いでいる。
これまでに日本の衛星27機を打ち上げた実績のあるヨーロッパのアリアン。
ライバルの成功を受け今後の市場拡大を期待する。
≫ロケット衛星というと安全保障というジャンルでもありますし同時に商業衛星を含めて産業振興ということもあるわけですよね。
空を見上げてイメージするのもいいんですけどもこういうことと同時に全く違うジャンルの話として≫軽減税率について安倍総理が今日、自民党の幹部に財源は4000億円までと指示を出しました。
となると軽減されるのはほとんど生鮮食品ということになりましてこれに当然公明党は納得せず反発し、まだまだ紆余曲折がありそうですけれども実はもう決まっていることもあるんです。
それは、納めるべき税金が納められないことで生まれる益税が増えるということです。
≫軽減税率をめぐり安倍総理が指示を出した。
今朝、自民党の谷垣幹事長らと会談し軽減税率の財源を4000億円の枠内にとどめるようにという内容だ。
≫政府関係者によると安倍総理は谷垣氏らに対し4000億円しか出せない。
数字を挙げて述べたという。
生鮮食品だけで3400億円が必要になる。
4000億円となれば公明党が主張する加工食品などは600億円しか適応されないことになる。
今日の総理の指示には激しく反発した。
≫一方、自民党内でも公明党への不満が…。
≫与党は来月10日ごろまでに軽減税率のとりまとめを目指している。
果たして、まとまるのか。
一方、政府・与党は軽減税率に伴って導入するはずだった商品ごとに税率や税額を示すインボイスの導入を先送りし当面は簡易な経理方式で済ませる方針だ。
インボイス導入には中小企業の反対が根強く参院選前に与党が配慮したためだ。
ただ、ここで問題となるのが消費税の益税だ。
そもそも消費税は消費者が支払った消費税の中から企業が国に納税している。
その際、売上高が1000万円以下の企業は計算の手間などを減らすため免税事業者として納税の義務が免除されている。
ここで生まれるのが益税だ。
更に、こんなケースもある。
ある企業が納税義務のない免税事業者から商品を仕入れた場合消費税が発生していない事業者からの仕入れにもかかわらずあたかも消費税が発生したときと同じように控除を受けることができる。
ここにも益税が発生する。
こうした益税は総額で5000億円にも達するといわれている。
≫ただ一方で免税制度があることで救われている小規模な事業者がいるのも確かだ。
≫この軽減税率の議論も立野さん大事だと思いますがもうちょっと視野を広げてみないといけないですよね。
いろんなことありますもんね。
≫全くですね。
今の日本では貧困と格差が広がっているわけです。
その中で、消費税を上げようということですからしっかりと富める者とそうでない者との所得を平準化し再分配しようという真剣な議論が必要なわけです。
どうも今の論議を見ていますと政治的な駆け引きに終始しているようにしか思えないんですね。
確かに軽減税率というものはわかりやすい。
世論調査でも支持率は高い。
それはわかります。
だけども、消費税の負担を和らげる道というのは何も軽減税率に限った話ではないですね。
社会保障などの給付と負担を一体のものにして考えようという給付付き税額控除という手もありましょうし。
あるいは、医療、介護、保育そういったものの個人負担を総合的に合算して上限を決めましょうという制度もあり得ます。
おりしも政府は来年からマイナンバー制度というのを始めるわけですからとりわけ税額控除というもののシステムはやりやすくなっていくはずなんですよね。
だけども、政府はそういった別の案については一切検討しようとはしない。
とにかく軽減税率ありきということなんですよね。
この軽減税率を導入せんがためにもともとは低所得層のために用意していた社会保障の分を削りましょうというのであれば一体なんのための軽減税率がわからなくなってしまうんです。
こういう税と社会保障というのは国家100年の計を考えるものですからなんだか選挙対策のように扱うようでは貧困、格差という問題には全く手がつけられませんし一層、社会の活力がなくなっていくんじゃないかという気がして心配です。
≫今日も新聞を読んでいましたらやっぱり低年金で非常に苦しい方々に3万円を配るという。
これ、まさに来年の選挙に向けた選挙対策にみえて。
苦しい方にそういうものを給付するのはある部分の再分配になりますけどこのばらまき何回で終わっちゃうんですか。
1回で終わっちゃうんですか。
やっぱり先が見えての生活じゃないと苦しさはあるわけだからとも考えるじゃないですか。
そもそも、軽減税率に戻ればこれ、再来年の春に景気状況を想像したときに10%にできるのか。
そういうことまで考えちゃう。
財政の問題もありますけど。
そしたら、軽減税率の話ってなんなのということにもなりますし≫家の前の私道に植木鉢など大量に置いて一般の人の通行を邪魔したとして夫婦が逮捕されました。
≫一見物々しいたたずまいの住宅。
この家に住む平野保生容疑者は今日妻・美知子容疑者とともに逮捕された。
警察は2人が家の前の私道に植木鉢などを置いて人や車の通行を妨げたとみている。
≫この私道は平野容疑者を含め9人が共同で所有している。
堺市によると、家を建てる際に道に接していないといけないという法律を満たすための道で私道ではあるが一般道路として扱われている。
平野容疑者は私の土地だから往来妨害罪は適用できないと自らの所有権を主張し続けているという。
≫マイコプラズマ肺炎が過去3年で最悪のペースで拡大している。
国立感染症研究所によると今月15日までの1週間で医療機関に報告されたマイコプラズマ肺炎の1施設あたりの患者数は全国平均0.76人となった。
3週連続で増加していて同じ時期では大流行した2012年以来の高い数字だ。
特に東京や神奈川など首都圏を中心に感染が広がっている。
発熱に加えたんが出ない乾いたせきが1か月近く続くこともあり重症化し長引くケースもある。
≫おととい、福井県沖で漂流していた国籍不明の木造船から3人の遺体が見つかった。
いずれも腐敗が進んでいて1人は頭の部分がない状態だったという。
今日、敦賀海上保安部が船内を捜索したところ5つの頭蓋骨が見つかった。
船内にはまだ複数の遺体が残っていて、その数は更に増えるとみられている。
北朝鮮のものとみられるバッチやボタンがあったほかハングルのような文字で書かれたメモも見つかった。
メモには魚がとれた数などが書いてあったという。
海上保安部は北朝鮮の朝鮮人民軍が食料調達のため漁をしていて遭難したのではないかとみている。
4日前には石川県でも3隻の木造船が漂着し合わせて10人の遺体が見つかっている。
このうち6人については司法解剖の結果≫北海道では昨夜から本格的に雪が降り積もっています。
これで空の便に影響が出ているんですね。
現在の新千歳空港の様子ですが除雪作業が進められているんです。
雪が集められています。
この時間も欠航や遅延が相次いでいます。
ただ、この雪明日の昼前にはやんで日差しが戻るところも多くなりそうです。
明日は東京もグッと寒くなりそうです。
こちらで見ると10度の予想なんですがこれより更に下がりそうなんですね。
今日は最低気温についてしっかり説明したいと思います。
というのも、実はこの最低気温1日の中ではなく午前0時から午前9時までの中で一番数字が低くなるときを示したものなんです。
明日でいうと、この10時が最低気温となっています。
ただ、明日はここから更に下がりそうです。
見ていきますと、昼には1桁でこれが夜にかけて続きそうなんですね。
お正月のころの寒さですので厚手のコートが欠かせない1日となりそうです。
≫スポーツです。
武内さん、お願いします。
≫世界野球も終わって、すっかりオフに入ったプロ野球ですがまだまだ話題は尽きません。
今日、プロ野球記者による投票で各ポジションから選ばれたベストナインの発表がありました。
パ・リーグのピッチャーで選ばれたのは日本ハムの大谷投手。
大谷投手といえばこのストレートですよね。
160キロを超えるストレートを武器に今シーズン、投手3冠プロ3年目で初受賞となりました。
そして外野手では西武の秋山選手が初受賞。
プロ野球記録となるシーズン216安打をマークしました。
イチロー選手もマートン選手も超えました。
同じく外野手ではソフトバンクの柳田選手。
3割、30本、30盗塁のトリプルスリーを達成。
そんな柳田選手といえばなんといってもこのホームランです。
バックスクリーン直撃。
電光掲示板、一部壊れました。
力があります。
パ・リーグのベストナインはこちらです。
先日の世界野球を戦った侍ジャパンのメンバーが6人選ばれています。
続いて、セ・リーグです。
DeNAの筒香選手。
豪快です。
プロ6年目で初受賞。
世界野球でも日本の4番を務めました。
セカンドで選ばれたのは2年連続2度目のヤクルト、山田選手。
パ・リーグの柳田選手同様トリプルスリーを達成し、史上初のホームラン王と盗塁王の2冠に輝いています。
また、日本シリーズでの3ホーマーもすごかったですよね。
更にリーグ優勝のヤクルトからは打点王の畠山選手首位打者川端選手正捕手、中村選手も選ばれました。
そして、ピッチャーには広島の前田健太投手が選ばれています。
≫受賞会見の直後前田健太は球団との話し合いに臨んだ。
伝えたのはメジャー挑戦の希望。
およそ1時間の会談を終え自分の気持ちを伝えた。
カープで優勝したい思いもあるが行きたい思いは消えることなく強くなる一方だったと胸の内を明かした。
メジャー移籍には交渉権を入札で獲得するポスティングシステムを利用する必要がある。
この制度での移籍を球団が認めればすでに獲得を表明しているダイヤモンドバックスをはじめ数球団が名乗りを上げるとみられる。
≫明日は今シーズンのMVPと新人王が発表されます。
≫ご覧の皆さん45年前の11月25日市ヶ谷で三島由紀夫事件がありました。
この45年前のこの日一体皆さんは、それぞれどんなことをされているときにこのニュースに接しましたでしょうか。
私は高校1年でした。
秋葉原駅でプラットホームで隣の人が号外を見ているその紙面をのぞいてビックリしたのをはっきり覚えています。
初めてこの件に関して沈黙を破って語る方がいます。
一体、45年前何を訴えていたのか。
≫寺尾克美さん、86歳。
事件当日、監禁された総監を救出するため素手で総監室に飛び込みましたが三島由紀夫に日本刀で切られ重傷を負いました。
寺尾さんが事件の現場で証言するのは初めてのことです。
昭和45年11月25日午前11時。
自衛隊東部方面総監部に作家の三島由紀夫と楯の会合わせて5人が入り総監を監禁。
隊員への演説をさせろと要求。
急遽集められた800人あまりの隊員を前に三島由紀夫が演説をしました。
≫騒然とした雰囲気の中7分あまり演説をした後三島由紀夫と森田必勝は総監室で割腹自決。
残りの会員が介錯して2人の首を落とし総監を解放しました。
急を聞いて駆けつけた警察官や報道陣で総監部はごった返し緊迫した雰囲気に包まれました。
≫その後、投降した楯の会の3人は連行され夜には三島由紀夫と森田学生長の棺が相次いで運び出されました。
寺尾さんが事件の発生を知ったのは総監室と同じフロアにある会議室で幹部たちが重要会議をしている最中でした。
≫総監の異変を知った幹部たちは二手に分かれ総監室へ突入を試みました。
しかし、入り口にはバリケードが築かれていました。
≫反対側の幕僚長室からも5人が突入しましたが立ちはだかる三島由紀夫に次々と切られました。
≫ドアにはそのときの刀傷が今も生々しく残っています。
寺尾さんは総監に短刀を突きつけている森田とにらみ合いになりました。
≫このとき自衛隊員9人が怪我をし6人が入院。
寺尾さんは生死、五分五分。
一番の重傷でした。
「仮面の告白」や「潮騒」「金閣寺」などで知られノーベル賞候補にもなった世界的作家・三島由紀夫はなぜ事件を起こしたのか。
昭和40年代に入りベトナム戦争が激化。
世界中で反戦運動が高まり日本でも、東大や日大をはじめ全国に学園闘争が拡大。
街頭で警官隊と学生が激しく衝突する事態が相次ぎました。
こうした状況に危機感を抱いた三島は民族派の学生たちと会って刺激を受け、楯の会のもととなる祖国防衛隊を構想。
志のある学生を集め自衛隊での体験入隊を実施しました。
昭和43年3月富士の裾野にある陸上自衛隊富士学校で第1回の体験入隊が行われ二十数人の学生が参加しました。
その体験入隊に参加した人を訪ねました。
≫訓練は1か月間行われ三島由紀夫も学生たちと行動をともにし風呂も一緒に入りました。
≫当時、「サンデー毎日」の記者をしていた徳岡孝夫さんは体験入隊直後の三島由紀夫にインタビューをしました。
≫体験入隊はその後も続き昭和43年10月入隊経験者四十数人で正式に楯の会を結成。
そろいの制服を着て若者に人気の雑誌にも登場しました。
楯の会は何を目指していたのでしょうか。
≫昭和43年10月21日。
新宿駅周辺で学生と市民が暴徒化。
騒乱罪が適用され700人以上が逮捕されました。
楯の会はこうした事態のときに自衛隊が治安出動するまでの間をつなぐ民兵組織として設立されました。
1年後、皇居に近い国立劇場の屋上でお披露目のパレードが開かれました。
しかし、昭和44年の10・21も圧倒的な警察力で学生たちは抑え込まれ期待していた自衛隊の出動はなく楯の会の出番もありませんでした。
こうして三島由紀夫たちは次第に孤立感を深めていきます。
昭和45年3月31日赤軍派による日航機ハイジャック事件が発生。
そのころから、三島由紀夫は楯の会の森田学生長と決起の具体的な行動を練り始めます。
昭和元禄に踊る日本に心を取り戻すためとして決行までの半年間三島と楯の会の3人は都内のホテルやサウナに集まり何度も計画を練りました。
9月には最後の1人も決まり行動の細部を詰めました。
三島は事件の1週間前評論家の古林尚氏と対談。
こんな声を残しました。
≫昭和45年11月25日決起の朝。
三島は最後の小説「豊饒の海」第4巻「天人五衰」を書き上げました。
午前10時過ぎ大田区の自宅から5人は車で市ヶ谷へと向かいました。
「サンデー毎日」の徳岡記者は当日の朝、電話で三島から市ヶ谷会館に来るよう指示され1階で三島からの封筒を受け取りました。
≫徳岡記者はバルコニー前の広場に急行。
まもなく、三島由紀夫の演説が始まりました。
≫その夜、本多さんは三島夫人・瑤子さんから本人宛ての遺書を受け取りました。
そこには婚約者がいた本多さんを決起から外したことが記されていました。
≫現場で逮捕された会員3人は公判で民主主義を否定する行動と断じられ懲役4年の実刑判決を受けました。
楯の会の関係者は今も毎年、命日に慰霊祭を開いています。
作家・三島由紀夫、享年45。
そして、事件から45年。
≫今、とても不思議な境涯で半分この人がやったことを考えるとやっぱりさめるんですよね。
すっと。
暴力ですからね。
半分、何か湧き立つといいますかぞくぞくする、もっともなことを一部言ってると思う自分がいるんですよ。
立野さん、どう思いますか。
≫私も大義に準ずる美学とかですねあるいは、三島の武力に対する異常ともいえる執着。
そして、最後の振る舞い。
これについては理解も賛同もしません。
しませんが日本という国のありよう。
日本という国のアイデンティティーをこんなに真剣に考えた芸術家もまた、いなかっただろうなという気がします。
あれから45年経ったわけですが日本の国防政策を首相がアメリカの議会に報告する。
あるいは沖縄に住んでいる日本国民の声よりも米政府の声に耳を傾ける。
こんな政府がいる今国の状態それを今、三島が見たらなんと言っただろうかとそれを聞いてみたいですね。
≫三島は言っているんですよね。
2015/11/24(火) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]
フランス・オランド大統領が訪米…オバマ大統領と▽“線引き”どうなる軽減税率▽あの衝撃の自決から45年…いま考える、三島由紀夫が訴えていたこと
詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二(朝日新聞論説副主幹)、ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)、中島岳志(北海道大学公共政策大学院准教授)、木村草太(首都大学東京准教授)
【スポーツ】
松岡修造、澤登正朗、中山雅史、稲葉篤紀
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツアナウンサー】
武内絵美
【天気予報】
林美沙希
◇おしらせ
☆番組HP
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※放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
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