この時間は午後6時15分まで字幕放送をお送りします。
3連休の最終日、東京都心の靖国神社の公衆トイレで爆発がありました。
捜査関係者らへの取材で、現場近くの防犯カメラに、不審な男が映っていたことが分かりました。
警視庁は映像を分析するなど、捜査を進めています。
これは、きょう午前10時過ぎ、東京・千代田区の靖国神社で撮影された映像。
消防や捜査員がトイレ付近に集まり、中の様子をうかがっています。
神社前の靖国通りにも規制線が張られ、特殊なスーツを着た捜査員。
さらに、警察犬の姿が。
靖国神社で爆発があったというのです。
異変に気付いたという人は。
ぼーんって音がして、ボイラーに火がついたと思ったの。
ぼーんって、一回だけね。
かなりの音。
そのあと10時15分ぐらいから、パトカー、救急車、消防隊が、だーってね。
1年の収穫を祝う新嘗祭が行われ、ふだんよりも多くの人が訪れていたという中、突然鳴り響いた爆発音。
事件は、新嘗祭が行われていた本殿の南にある、南門を入ってすぐの公衆トイレで起きました。
新嘗祭が始まるちょうど午前10時ごろ、この男子トイレで、爆発音がしたなどと、複数の通報があったといいます。
警視庁などが調べたところ、男子トイレの一番奥の個室の天井に、数十センチ穴が開き、内壁が焼けていたのが確認されました。
さらに。
捜査員がトイレの中を確認したところ、ほかにも不審物があったということです。
警視庁によりますと、見つかったのは、時限式発火装置に使われる乾電池やリード線のほか、4本の鉄製のパイプ。
このうち1本が爆発したということです。
これは、事件直後のトイレを撮影した写真。
床には3つ、何か部品のようなものが落ちているのが見えます。
時刻は12時40分を回ったところです。
爆発物を載せたと思われる車両が今、神社のほうから出てきました。
けが人はいませんでしたが、警視庁は、爆発物処理班を出して、不審物を処理。
さらに、現場の捜索を続けています。
また、その後の捜査関係者への取材で、爆発の直前、トイレ近くの防犯カメラに、紙袋を持った不審な男の姿が映っていたことも、新たに分かりました。
警視庁は、何者かが過激派の手口を模倣した可能性もあると見て、映像を分析するなどして、捜査を進めています。
物価の優等生ともいわれる卵の価格に異変が起きています。
こちらのグラフは、東京での取り引き価格の去年の相場ですが、ことしはこれを上回る高値で推移しています。
卵の需要が高まるクリスマスの時期を前に、関係者からは、さらなる値上がりを心配する声も聞こえてきます。
甘めの割り下で、ぐつぐつと煮込まれる鶏肉。
やっぱり親子丼は、なんといっても、卵のとじ加減。
優しくかき混ぜられた卵は、2回に分けて、鍋の中に注ぎ入れられます。
熱々のごはんに載せて完成するのが、創業250年以上の鳥料理専門店が、日本で初めて販売したという、一番人気の元祖親子丼です。
決め手は、このとろっとろの半熟の卵。
しかし、今、この卵に異変が起きているのです。
年間契約してるから、そんなに乱高下ということはないんですけど、それでも1、2割は高いですね。
価格の変動が少ないため、長い間、物価の優等生と呼ばれてきた卵。
影響は私たちの食卓にも。
きのう、都内のスーパーでは、開店前から、100人を超える行列が出来ていました。
その先にあったのは。
いらっしゃいませー、どうぞー、卵買っていってね!特売ですよ。
通常208円の卵を、朝市の目玉商品として88円で販売。
当初の予定より多い260パックを用意しましたが、およそ30分で完売しました。
小さい子がいるので、やっぱりよく使ってます。
非常に助かります。
一方で、店側は。
仕入れ値はもう本当、ずっと高い状態が、半年ぐらい前からずっと続いてるような状況になってるんで、だいぶ厳しい状況に追い込まれているのが現状ですよね。
過去3年の東京の卵の取り引き価格の相場を見てみると、例年、夏場は需要が減るため、安くなる傾向にあります。
しかし、ことしは年明けから、高値で推移。
夏場も価格があまり下がらず、Mサイズ1キロの価格は、10月の平均で250円と、ここ数年で最も高くなっています。
物価の優等生、卵の価格の上昇。
背景を探るべく訪ねたのは、日本一の生産地、茨城県にある養鶏場です。
1日に5000個の卵が生まれるという、こちらの養鶏場。
しかし、ことしは例年に比べ、生産量は1割ほど落ち込んでいるといいます。
ことしの夏も、まあ、異常気象の影響で、鶏が大量死したり、鶏へのダメージがあって。
日本養鶏協会によりますと、猛暑の影響で死ぬ鶏が多かったり、円安の影響で飼料が高騰したりしたため、全国的に生産力が低下したといいます。
さらに、JA全農たまごによりますと、ここ数年、卵の需要が高まってきているため、価格の高い状態が続いているということです。
影響は、業務用の製品を扱う会社にも。
こちらの会社は、お菓子や卵焼きなどに使う液体の卵、いわゆる液卵を製造・販売しています。
5%ぐらい上がってると聞いています。
ことしの場合は影響のほうが大きかったものですから、そのへんで価格改定をお願いしております。
一部の商品に関しては、仕入れ価格の高騰分を、価格に転嫁せざるをえないといいます。
1か月後のクリスマスを控え、こちらの洋菓子店でも、卵の価格上昇は深刻だといいます。
卵、命ですよね。
卵があるからケーキ作れんだなって感じで。
ケーキのスポンジなどに、1日に10キロの卵を使いますが、ことしに入って5%以上、卵の仕入れ値が上昇しているといいます。
頑張るしかないですよね。
卵の値段が上がったからっていって、ケーキに反映できないんで。
年に一度のクリスマスのため、価格は据え置いて販売する予定だといいます。
気になる今後の卵の価格については、JA全農たまごによりますと、年内いっぱい、高値で推移する見通しだということです。
中国への懸念を各国と共有しました。
マレーシアで行われた東アジアサミットなど、一連の外交日程を終えた安倍総理大臣が、先ほど帰国しました。
きのうの東アジアサミットでは、南シナ海で強引な海洋進出を行う中国に対して、各国首脳から厳しい意見が相次ぎましたが、安倍総理の周辺は、総理が会議の前に東南アジア各国との2国間会談で、多数派工作を行ったことが効いたと成果を強調しています。
難民に紛れ、ヨーロッパに入ったと見られています。
パリの同時多発テロで、フランスの捜査当局は、サッカースタジアムで自爆した3人の実行犯のうち、新たに1人の顔写真を公開しました。
当局は、目撃者の情報提供を求め、人物の特定を急いでいます。
地元メディアは、男はシリアのパスポートを持ち、先月3日、難民に紛れて、ギリシャのレロス島からヨーロッパに入ったと報じています。
スマートフォンなどで、女性のスカートの中を撮影する盗撮。
駅などでの犯行が多く報告されています。
一方で、盗撮をする男から金を脅し取る、新たな犯罪も起きています。
盗撮ハンターと呼ばれる男らの手口とは、どんなものなのでしょうか。
今月、恐喝未遂の疑いで逮捕された無職の広木幸一容疑者と、飯塚毅容疑者。
警視庁によりますと、広木容疑者らは、女性のスカートの中を盗撮していた37歳の男を捕まえて、警察に行くか、示談にするかと、現金150万円を脅し取ろうとしたといいます。
広木容疑者らは、女性を盗撮している男を捕まえて、示談金を脅し取る、いわゆる盗撮ハンター。
以前、私たちは今回の事件とは別の盗撮ハンターたちを取材していました。
去年7月。
私たちは、盗撮ハンターらしき男らがいるとの情報を得て、都内の駅へ。
盗撮ハンターに気付かれぬように、小型カメラを使って取材を始めました。
すると、駅の構内で、周囲を見回しながら歩く1人の男を発見。
男は後に恐喝の罪で有罪判決を受ける盗撮ハンターAでした。
ゆっくりと歩くA。
視線の先にあったのは、ホームに向かう階段でした。
Aは改札を出るわけでもなく、ホームに上がるわけでもなく、ただ、構内を歩き続けました。
そして10分後、またしてもAは、階段を見渡せる場所に立っていました。
視線を左右に動かし、周囲を見渡しています。
階段はスカートをはいた女性が盗撮の被害に遭いやすい場所。
Aは、盗撮しようとする男を探しているようです。
再び、Aが移動すると。
そこに2人の男が近づいてきました。
2人は、Aと同じく恐喝の罪で有罪判決を受けた盗撮ハンターのBとCでした。
程なくして、グループは二手に分かれました。
それぞれ違う場所から周囲の様子をうかがっているようです。
およそ3分後、3人は移動。
記者も後を追いかけました。
3人が向かった先に行ってみると、改札の近くで、Aが様子をうかがい続けていました。
ところがこのときです。
Aが記者の取材カメラに気が付きました。
男らは、記者が盗撮犯だと思い込んだようです。
Aは、指をさし、記者のカメラの存在をBとCに伝えました。
盗撮ハンターBは、横目で記者のカメラを確認。
続いて、盗撮ハンターCも記者のカメラを確認しました。
盗撮だと思い込んだ男ら3人は、記者に狙いを定めたようでした。
人陰に隠れて、様子をうかがい始めます。
記者は、誤解を避けようと3人の元から離れました。
しかしBが、一定の距離を置きながら追いかけてきます。
追跡をかわそうとしましたが、振り返ると、またしてもBが追ってきました。
さらにBに続いて、Cも、警戒をしながら記者に近づいてきました。
Bは柱に隠れ、記者を監視します。
記者はその場を離れようと、ホームまで階段を駆け上がりました。
しかし、男ら3人は、ホームまで追いかけてきたのです。
盗撮ハンターBら3人は、記者を取り囲み、こうすごんできました。
盗撮していただろう?警察行くか、外に行くか?
記者に向けたこのことば。
これこそが、盗撮ハンターたちの恐喝の手口でした。
記者と男らは警察へ。
そこで男らは、記者が盗撮ハンターの取材をしていたことを、初めて知りました。
その後、3人は、以前に起こした恐喝事件で、逮捕・起訴されました。
裁判では、恐喝の手口が明らかに。
その事件が起きたのは去年5月。
まずBが、女性を盗撮していたかのように見えた男性を発見。
ホームまで追いかけました。
男性の腕をつかんで。
盗撮してたよね。
さらにCが男性から携帯を取り上げました。
そしてBは。
盗撮なんてやったら、ニュースになっちゃうよ。
ここだと人目があるから、外に出よう。
次にBは、捕まえた男性と共に、駅の外へ。
盗撮された女性と示談しているかのように装って、こう話しました。
警察行くか、示談にするか?女性は100万円で、この件を収めたいと言っている。
男性は恐怖を感じて銀行から金を借り、Bらに100万円を支払いました。
公判で3人は、執行猶予付きの有罪が確定しました。
盗撮につけ込み、示談金名目で金を脅し取る盗撮ハンター。
ここ数年、都内の事件で共通する手口です。
警視庁は、新宿駅などを中心に、組織的な盗撮ハンターのグループがあると見て、捜査を続けています。
まず盗撮は、卑劣な犯罪です。
2015/11/23(月) 17:53〜18:15
読売テレビ1
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藤井貴彦、陣内貴美子が伝えます。わかりやすいニュースをいち早く…スポーツ芸能そしてお得な生活情報も▽番組テーマはミンナが生きやすく。
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