みんなのためのバリアフリーバラエティー…今日はシリーズ「作業所新時代」の第1回!さあこれまでも「バリバラ」では「作業所」をテーマに放送してきたんですがまあいつも課題としては工賃が安い!もう本当安い。
袋詰めのような単純作業が多いんじゃないかといつも言われておりましたが。
そこで今日は今注目されている作業所をいくつかご紹介し課題解決のヒントを探りたいと思います。
さあゲストは東ちづるさんで〜す!よろしくお願いしま〜す。
(拍手)そしてスタジオには新時代の作業所を作ろうとしているまあ仕掛け人の皆さんに本日おいで頂きました!
まずは高知で福祉事業所を運営する竹村利道さん。
現在公益・福祉事業を行う日本財団にも所属し全国規模で障害者の就労支援に取り組んでいます。
続いてはクリエイティブな福祉を目指す飯田大輔さん。
代表を務める恋する豚研究所は業界から今最も注目を集めている福祉事業所。
そして関西を中心に地域の福祉活動に取り組む中川悠さん
竹村さんはね長年作業所を改革しようと取り組んでいらっしゃいまして。
ズバリお伺いしますけども変わりますか?変わろうとはしてますよね。
まだまだ変わりきれてないと思いますけど変わろうとは間違いなくしてます。
力強いお言葉頂きました。
竹村さんは高知市内で9か所に及ぶ作業所を展開されています。
その様子を取材してきましたのでご覧下さい。
高知といえば日本を改革しようとした幕末の風雲児坂本龍馬。
そんな龍馬が生まれたこの町から福祉が変わろうとしている。
土佐近海の新鮮な海産物にこだわるイタリアンレストラン。
こちらは土佐の日本酒専門のバー。
県内全ての酒蔵からなんと日本酒120本を集めた!そして高知をテーマにしたアートギャラリー。
いずれも障害者が働く福祉事業所だ。
高知市の中心にある商店街。
その一角にちょっとシャレたカフェ。
店内はいつも若い女性たちを中心に大にぎわい。
実は19人の障害者が働く作業所だ。
おそろいのユニホームに身を包みキッチンスタッフホールスタッフとして働いている。
店の人気の秘密は地元高知で栽培されている…苦みが少なく香り豊かな土佐茶を楽しみに客が訪れる。
生産量は少ないが品質は全国でもトップクラスの土佐茶。
これまで見過ごされていた魅力に竹村さんは注目した。
土佐茶の魅力が多くの人に再認識された事で生産者も活気づいた。
こちらは土佐茶カフェに茶葉を提供しているお茶農家。
小売りの売り上げは以前の2倍以上に。
今では茶畑ツアーも行われるほど人気が高い。
という声をイベントなんか行くと…カフェでは土佐茶をおいしく味わえるようスタッフがいれ方を丁寧に説明する。
ここで働いて4年目の…最初はいれ方の手順が覚えられず苦労したという。
秋山さんは自ら志願してトレーニングを受ける事にした。
指導に当たるのは福祉の専門家ではない。
日本茶アドバイザーの資格を持つお茶のプロだ。
みっちり教えてもらう事1か月。
全部で15種類のお茶それぞれのいれ方を説明できるようになった。
今では土佐茶カフェに欠かせない存在となった秋山さん。
月およそ8万円の賃金をもらい充実した日々を送っている。
地域の魅力を再発見して障害者の雇用を生み出した竹村さんにはもう一つねらいがあった。
これは5年前の商店街の様子。
高知県は県民所得が全国最下位で人口は減少するばかり。
中心部でも人通りはまばらだった。
なんとか地元を元気にしたいとあえて商店街の空き店舗を借り受けた。
そしてここに作ったのが土佐茶カフェだった。
店の裏側はというと建物を壊さず古民家の雰囲気をそのまんま生かした。
今では観光ガイドにも載る人気スポットとして県内外からの客でにぎわっている。
更に竹村さんは福祉の力で地域を活性化しようと事業をマルチに展開。
取り壊す予定だったこの倉庫もリノベーションしオシャレなレストランに。
隣の倉庫は美術館に改装。
新たな観光スポットとしてよみがえった。
現在こうした福祉事業所は高知市内に9か所。
働く障害者はおよそ140人。
地域の活性化と障害者雇用をうまくマッチングさせた新しい試みだ。
すごすぎな感じですけどちーちゃんどうですか?あの〜今拝見してると地域おこしというか地域を活性化するために何かをしていてそこに障害者の人もいるという感じですよね。
元の倉庫を使ったレストランで食事をさせてもらった事があるんですけど料理もおいしくて。
誰もそこが障害者の作業所だっていうのは気が付かなかったっていう。
あっ逆に気が付かない?はい。
あれはやっぱり店舗の中とか見させてもらって結構かなり細部にこだわっているというか。
ちょっとディスプレーにしても…福祉くさいっていうのはオシャレじゃないとか?食器にしても障害者が使うか障害のある人が洗うから割れるだろうって前提でちょっと残念な食器だったり…。
そうじゃなくってバルでもちゃんと確かに脚つきの1個めちゃくちゃ高いグラスまで含めてお客様の価値なのでそういう事に手抜いてしまってお客さん来ない時に福祉の人が絶対言ってしまうのが社会に理解がないからって言うけど社会に理解がないんじゃなくてお前らに努力がないんだって。
さらっと!お前らって…。
竹村さん最初の頃敵も多かったでしょう?今も多いですよ。
あっやっぱり!でも秋山さんがねVTRの中では月8万円だったじゃないですか。
これ作業所の工賃としてはちょっと高めですか?そうですね。
作業所って分類2つあって簡単に言うとA型とB型でA型っていうのが雇用契約を結ぶタイプなんですよ。
え〜!
障害者の就労継続支援を行う事業にはA型とB型の2種類があります
竹村さんの事業所ではA型が9万5,000円B型が2万8,000円と大きく全国平均を上回っています
でもそれだけの賃金を払えるってその理由は何なんですか?店として魅力をどう作るのかをしないとお客さん来ないし給料払えないのとあとはもう痩せ我慢しながら頑張るっていう事かな。
ギリギリというかね僕ら借金いっぱいあったりするので。
借金は毎月びっくりするぐらい返してますけど返せてたらいいんですよ。
全体でね。
9か所で?9か所で。
だから福祉が何となく社会のお荷物じゃなくって社会の活性化の何かそういうネタになるというのも普通一つのまたうちの実例なのかなって。
借金返せればいいんですよ。
なるほどね!最初はやっぱりお金本当にね貸してくれなかったんですよ。
貸してくれなかったけど1個実績作ると次何やりますかって。
言っていいのかどうか分からないんですけど助成金1,000万もらったら福祉施設って大体1,000万で仕上げてしまうから申し訳ないけどダッサイので終わってしまうんですよ。
お客さんが来てくれる給料払える障害のある人が胸張り始めるもっと社会に出たいと思うって事なんで。
もらう助成金と補助金僕は悪くはないと思うけどそれを生かすのは事業所の心意気なんだろうなと思っちゃう。
さあ続いては岡山県で精神障害のある人たちが働く作業所を紹介します。
ここではあるオンリーワンの商品を通して地域との交流にも成功しているんです。
VTRどうぞ!岡山は全国有数の地ビールの生産地。
その中で知る人ぞ知るのがこちら。
作業所が作った倉敷市内限定販売のビールだ。
作っているのは倉敷市郊外にある作業所。
ビアホールの営業は金曜と土曜のみ。
毎週末ここの地ビールを楽しみに客が訪れる。
お疲れさまで〜す。
地ビールの魅力は作り手によって異なる個性的な味。
置いているビールは3種類のみ。
どれが好みかビール談議に花が咲く。
ここでしか飲めないオンリーワンの一杯が客の心をつかんでいる。
ビアホールの隣に作業所がある。
ここには精神障害のある人およそ20人ほどが通っている。
それぞれが体調と相談しつつラベル貼りや瓶の洗浄を行う。
ビールの配達も自分たちで行う。
これまでうつむきがちだったメンバーも今では人気の高い地ビールを販売しているんだという自負が自信へとつながっている。
空き瓶2本そこにあるんですけどいいですかね。
お願いします。
空き瓶代で。
はいすみません。
地ビールの醸造を発案した…精神障害のある人が地域で暮らすための支援を長年続けてきた。
こんにちは〜。
ビアホールで働く…17歳の時に統合失調症を発症。
その後はどんな仕事も長続きせず職場を転々としてきた。
しかしここで働き始めて3年ほとんど休んでいない。
自慢のビールを泡にこだわって注ぐ。
その一杯をお客さんに提供するこの仕事に誇りを持っているからだ。
目指すのはビールと泡が8対2の一杯。
ピスタチオ。
ありがとうございます。
ピスタチオ好きです。
ナッツ全部好きなんです。
今では塩出さんと話すのを楽しみに店を訪れるお客さんも。
ここでしか味わえない一杯を通して地域の人たちともつながる。
小さな醸造所の挑戦だ。
なんてすてきなんでしょう。
大手メーカーが作る均一化したあれもおいしいけれどもそれとは違うものを作っておいしいとかうまいを目指すっていうのがハッピーを目指すっていうのがいいですよね。
それで作った人たちが運んでそこに物流のプロの業者さんを入れるんじゃなくて彼らが運んでサーブするので顔が見えますもんね。
で居心地がいいって事に気付くっていうのがすごい感動。
いやあそこ実は僕行った事あるんですっていうか何回も行ってるんですよ。
何回も行ってるんですか!行ってるんですよ。
最初本当あそこで多田さんが工場を作りたいのでちょっと応援してもらえないかって言って正直福祉でビール作ってんのかまあそれなりなんだろうなと思って行ったらおいしいんですよ!おいしかった?びっくりしてる。
おいしくてこれはやられたなと思ってでもここだけで止まるんじゃなくて倉敷の中にもいっぱいまだまだ軽作業をしてる作業所とかもあったりするんでそこがビストロになったりパブになったりビアホールとかっていう展開が広がっていくような基地を多田さんとこで作ったビールが展開していったらもっといろんなところで広がるんじゃないかと思って今ちょっと多田さんといろんな事を計画しながらどう広がるかまだ分からないですけどね。
で玉木さんどうでしたか?実は作業所だけではなくて…地域からですか?
(玉木)うん。
ここに住む人がここで働きますよ。
次どうぞ!続いては1年前に大阪のビジネス街の真ん中にオープンした作業所を紹介します。
真ん中。
大阪のビジネス街の中心淀屋橋。
ランチタイムになるとにぎわう作業所がある。
それがこちらのレストラン…お客さんの8割が女性。
野菜もしっかりとれるヘルシーメニューが人気。
ごはんも雑穀米を使用。
こちらは食材にこだわった看板メニュー。
甘みのある淡路島産のたまねぎを使用したバターチキンカレー。
店の2階が調理場。
ここがB型事業所となっている。
働いているのは知的障害や精神障害のある人など12人。
半分以上が20代前半と若い世代が中心だ。
全国平均よりも少し高めだ。
見た目も大事なこの店の料理。
野菜のサイズが均等になるように注意しながら切っていく。
利用者の…以前は小さな部品を組み立てる内職を行っていたがこの店では看板メニューのカレーの仕込みを任されている。
この店に見学に訪れてその雰囲気に一目ぼれ。
オシャレな店をきれいにしていると思うと掃除にも力が入る。
お疲れさまでした。
はいお疲れさまでした。
クッキーありがとうございました。
はいまた明日ね。
仕事終わりお気に入りの店をのぞきながら帰るのも都心で働くだいご味。
「都会のオフィス街で働きたい」を実現する新しい形の作業所だ。
ワクワクするっていい言葉ですね〜。
ねえ!働いてる人がやりがいを感じてるって何か伝わるもんなんですよね。
サービスがぞんざいだったりだとかこの人いやいや仕事してるなみたいなところは次は行きたくなかったりするんだけれどもやりがいを感じている人たちが働いているとムードに出ますもんね。
実はこれ中川さんが仕掛けられた作業所なんですよね。
はい。
そもそもあの場所にねあのど真ん中に作ろうと思ったきっかけ何なんですか?オフィス街っていうのはランチ人口がいる。
淀屋橋とか北浜って何千人っていう人が出てきはるんですよ。
その方に健康というテーマとちゃんと早く食べれるものと直接的にこれ福祉ですっていうよりかは「食べておいしかった。
福祉ってこんな事できるんや」というのがじわじわじわじわ広がっていく事も大事かなと。
飯田さんどうでしたか?今のVTR。
何か今の中川さんのところを見てても先ほどの竹村さんのところを見ててもどういう人に来てほしいっていうのが明確に最初にあってそれでそのあとのプログラムが考えられているって事が重要で。
結構全国の作業所を見てるとそれ誰に売るんですか誰が食べるんですかって事が抜けちゃってるっていうのが結構多くて残念になってるっていうケースが多いのでなのでそういったところが明確になってるっていうのはすごい重要だなというのを思いました。
うちも地域の中で反対運動があるんかなと先ほどの話みたいにあったんですけどなかったんですよ。
なかったんですか?結局住んではらへんのですよねオフィス街って。
ご挨拶も行ったんですが「福祉施設します」って言うたら「ああそうですかよう分からへんけど」みたいな。
「よう分からへんけど」。
都市部は結構ありやなと。
あ〜そうでした?そういう発見もあったと。
もっと真ん中出てきたらいいと思うんですよ。
それは障害の重い軽いにかかわらずそれに障害のある人に関わる人が気付いていくといろんな事変わっていくからそのきっかけがいろいろできてったら多分普通に行きたい店でもそれはもう普通を超えてもうAでもBでも何でもなくて普通で存在しながらどこでも障害者が働いて当たり前ってなるような多分通過点を僕らやってるんだろうなって今の話を見て思いました。
そうなったらかっこいいですね。
オリンピックパラリンピックの年にそうなってたらめちゃくちゃかっこいい国ですね。
2015/11/22(日) 19:00〜19:30
NHKEテレ1大阪
バリバラ〜障害者情報バラエティー〜「シリーズ“作業所新時代”」(1)[解][字]
今、従来のイメージを覆すような作業所が次々誕生している。地元の魅力を再発見した高知の土佐茶カフェや、オンリーワンの地ビールを作り始めた岡山の作業所などを紹介。
詳細情報
番組内容
賃金が安い、軽作業中心といった従来のイメージを覆すような作業所が次々誕生している。シリーズ「作業所新時代」第1回では、3つの取り組みを紹介。高知のNPOでは、地元の魅力を再発見することで事業を次々に展開。土佐茶カフェ、高知の地酒を集めた店など9か所の作業所で140人の障害者が働く。その他オンリーワンの地ビールを作り始めた作業所や、ビジネス街のオシャレな作業所などを紹介し改革のヒントを探る。
出演者
【ゲスト】東ちづる,【コメンテーター】玉木幸則,【司会】山本シュウ,【リポーター】大西瞳,【語り】神戸浩,伊藤愛子
ジャンル :
福祉 – 障害者
情報/ワイドショー – 健康・医療
バラエティ – トークバラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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