2008年11月02日

女性に包丁を向けられたら?

<前回のあらすじ>

15分遅刻してきただけで、彼女は怒り狂い、包丁を突きつけてきた。

しかし、それもしょうがなかった。私は普段から彼女をないがしろにし、
ナンパばかりしていた。彼女と一緒にいる時も、他の女に声かけたり、
ナンパの音声を聴いてもらい、アドバイスまでもらおうとしていたのだ。

そんな不満が積み重なり、ついに堪忍袋が切れてしまったというわけ・・。


そして当日、電話で話した時も、彼女と会うより、ナンパに行きたくて、
ドタキャンしようとしたら、すごく不機嫌になってしまったので、仕方なく、
彼女の部屋に自転車で向かったのだった。ただし、遅刻した理由は、
彼女にキゲンをなおしてもらうために、バカ映画を借りていったから。

途中、ツタヤに寄って、誰も借りないようなB級アメリカンコメディ、
『スーパースター 爆笑スター誕生計画』をレンタルして向かった。

そして、ついた途端、ドアが開き、包丁が突きつけられたのだ。

包丁は、私のために料理を作ってくれていた最中だからで、
それをドタキャンしようとしたため、ブチ切れてしまったのである。

そんなことなど関係なく、私は、青ざめてしまった・・・。





本来、臆病な私は、少しでも嫌なことがあると、すぐ逃げます。
それはもう、すごい逃げ足の速さです。瞬間的に、かき消える。
(だから、ナンパでのトラブルも異常に少ない)

しかし、この時は、豹変した彼女があまりに恐ろしくて、
身が震え、足がすくんでしまい、逆に開き直ってしまった。

そこで私は、自ら包丁に向かって、無防備に飛び込みます。

やるなら、やれといわんばかりに、バンザイのポーズで。


何かの本で、刺されそうになった男が、服を脱ぎ裸になり、
生身の腹を向けたら、相手は刺すのを怯んだという事を
思い出したからです。さすがに裸にはなれませんでしたが、
とにかく、自ら腹を包丁に突き立てました。これがよかった!

彼女は、急に我にかえり、包丁を引っ込めたので、その隙に、
部屋に上がりこみました。ところが、彼女の怒りは収まらない。

目をむき、唇を紫にして、「勝手な振るまいはするな!」と言う。

私のために作っていたという料理には、指一本ふれさせず、
あまりにお寒い雰囲気で、お腹もまったく空いていない私は、
とりあえず、借りてきた『爆笑スター誕生計画』を再生して、
「これが俺の気持ちだ。とにかく、観ればわかる!」と叫ぶ。


そして、そのまま体育座りで、ひたすら映画を観ました。

その間、まったく会話はナシ。彼女はクスリともしません。

くだらない映画を真ん中にして、二人は黙り込んでる、
その様子がシュールに感じてきて、面白かったですね。

しかし、一通り映画が終わっても、状況は好転せず、
観終わった後は、DVDを取り出し、すぐに帰りました。

そして、もう二度と、恋愛はゴメンだ、と思ったのです。





その後、ほとぼりが冷めてから、彼女とまた会う機会があり、
この時、私がただアメリカンバカコメディ映画を観て帰ったことを、
「この人、何考えてるんだかわからない・・。」と思ったそうです。

まぁ、そう思うのはわかるけれども、話は簡単。

私は、恋愛のドロドロした感情が大嫌いなので、緩和したかった。

この世は、ノーテンキこそが最強であり、人を怖がらせるのは最低。

そのことに対する、無言の反抗だったんですね。


とはいっても、こうして書くと、なんだか格好よい気がしますが、
現実には、もう精神はボロボロでした。結局、自業自得ですし、
その他にもゴチャゴチャと、エネルギーを浪費することが頻発し、
この時期は、非常に辛かったですね。ナンパ出来なくなりました。

疲れちゃって、疲れちゃって、女って怖いとまで思ったものです。

特に、この包丁の彼女は、本来、人をコントロールする力に
秀でていてエネルギーが強かったので、それがマイナスに働き、
完全に圧倒されました。私の完敗です。土下座したいくらい・・。


しかし、今まで恋愛のドロドロ知らずだったのが、これで初めて、
経験した結果、もう二度と、こういうのは避けようと思いました。

莫大なエネルギーの浪費です。ナンパどころか、日常生活まで
影響を受けます。痛い思いをしたおかげで、固く決意しました。

もう二度と、絶対に、絶対に、女性を敵にはしません!


はぁ〜・・・(ためいき)。

しょせん、恋愛でドロドロするなんて、アホのやることです。

本来、恋愛でのドロドロを避けるのは簡単なんですから。

というわけで、次回は、『恋愛のドロドロを避ける方法』!

posted by fmtbank at 15:02| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2008年11月01日

ナンパはやめろ!刺されるから!


「てめー、ふざけんじゃねえ!」


彼女の手には、包丁が握られ、

私の腹に突きつけられていた。

これは、彼女の部屋の玄関先での話である。

チャイムを押すと、中から乱暴にドアが開き、
そこにはヒステリックな女が、がなりたてていた。

包丁を、今にも突かんばかりに持ったまま・・・。


ああ、これで、もう終わりだ。

ナンパの世界に飛び込み、結局、その果てが、
こんな結末になろうとは、誰が予想しただろう?

ここで最後に遺言として、あなたに言う。

ナンパなんか、やめなさい!


彼女の前では・・。





誰しも、なぜか妙に気が合う女性っていると思います。

包丁を突きつけてきた、おっかない彼女がそうでした。

私は自分がコミュニケーションに悩んでいるので、必然的に
コミュニケーション能力が高い人に惹かれます。キッカケは、
ダイヤモンド屋の社長の妙な計測でしたが、それはともかく、
やはり彼女は素晴らしい人で、尊敬までしていたのです。

彼女は人の心をほぐすのが上手で、天性のカウンセラー。
やたらと人が悩みを相談してくるので、結局、お金をとり、
仕事として始めてしまった位でした。性格もとても明るい。


私とも妙に気が合い、たとえばある日、出かける寸前で、
服を着替えたことがありまして、急にこれは違うなと感じ、
普段なら着ないようなベージュのやばい服を着たのですが、
なんと彼女と会うと、彼女も同じベージュの服を着てました。

「こんな色の服、初めて着た。失敗だわ。」

彼女とともに、私も変な色の服を着たという話で、これまた、
精神的な結びつきが強い証拠だと、お互い思ったものです。


そこで私は、ここまでウマが合う人は、そういないと確信し、
彼女を精神的な支柱にして、ナンパをしようと思いました。

彼女とは、肉体的なつながりよりも、精神的なつながりが、
大きかったので、いわば彼女をお弁当でいうと、ご飯にして、
オカズは日替わりで、毎日ナンパして相手を替えていこう!

そう思ったら、急にやる気が沸いてきたではないですか!

彼女は素晴らしいカウンセラーだったので、ナンパの悩みも
全て打ち明け、ようやく迷いも吹っ切れ、心が安定しました。

ナンパの停滞期は、これにて終了。

めでたし、めでたし・・・。





私はこの時、一つの結論を得たような気になっており、
それは、ナンパを公認し、応援してくれる彼女の元で、
さらにナンパ能力を向上させる、という関係性でした。

「じゃあ、今日もナンパ行ってくるね。」

「あなた、いってらっしゃ〜い。」

これこそが、一つの理想なんじゃないかと、思ったのです。

だから彼女には全部オープンにし、ナンパ音声も聴かせ、
女側からの意見も聞き、このブログも読んでもらいました。

そして、彼女とのデートの最中も、他の女に声をかけて、
それを見て笑ってる彼女を見て、安心していたのです。

そのときの気持ちとしては、以下の甘えた感じ。


ナンパで落ち込んだときは、彼女にアドバイスもらおうっと。

ナンパがうまくいったら、彼女に頭ナデナデしてもらおうっと。


とても優しく、心広き彼女です。まさに菩薩ですから。

ところが、そんな彼女が、いまや包丁を突きつけて、
般若の形相です!怖い!怖い!まるで別人だ!

それも、たった15分、遅刻してきただけなのに・・・。


たった15分、遅刻しただけなのに、あんなに怒るとは、
なんてヒステリックな女だろう!もう二度と会うのやめよう!

どんなことがあろうと、刃物を突きつける女は最低だ!

そんな風に、怒っていたのは、当時の話です。

今では、すっかり原因が分かります。

悪いのは私でございました。すいません。

なんて自分勝手だったんだろう・・・。





確かに、彼女公認で、ナンパを続けている方もいます。

さすがに、彼女の前でナンパする人はいないでしょうが、
これは、そんな表面的な問題ではありませんでした。

彼女が怒り狂った理由は、一つだけ。

私が彼女と、向き合わなかった。

もう、これだけですね。


たとえば、大事な会話中に、相手がメールしたり、
断りもなく、携帯で話し出したらイヤですよね?

彼女とのデート中に、他の女に声をかけるのも、
同じことです。まったく大事にされていない感じ。
最初はガマンしても、信頼は失われていきます。

そうなると、15分遅刻してきたことも、来る途中で、
他の女に声かけてきたから、遅れたみたいに思うし、
結局のところは、遅刻自体が問題じゃないわけです。

私は彼女に、ナンパの話ばかり一方的にするくせに、
彼女からの話はロクに聞かないし、そりゃ怒りますわ。
想像するに、よほどストレスがたまってたことでしょう。

そしてついに、今までガマンしていたものが爆発して、
ドーン!と、怒りがMAXで表現されてしまったのです。

私は、本当に自分勝手で、鈍かった・・・。


さてさて、そんな反省はともかくとして、

包丁を突きつけられたからには、とにかく、このピンチを
脱しなくてはいけません。どうすればいいのでしょうか?

次回、『修羅場のくぐりぬけ方』に続きます。

posted by fmtbank at 10:56| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2008年10月28日

彼女とのデートよりナンパがいい?

もし限られた時間しかないなら、彼女とデートするか、
それともナンパをするか、あなたは、どちらをとりますか?

普段、とにかく仕事が忙しくて、やっととれた休日ならば、
やはり彼女とのデートを選ぶ人が多いかもしれませんね。
楽しさや癒しを求めて、安心できる相手と過ごします。

しかし普段、部屋に閉じこもっては、趣味に没頭して、
独りでいるがゆえに、人間関係のストレスにもさらされず、
瞑想とかもして、充分に癒されていたらどうでしょうか?
(こういう生活は、自己嫌悪をつのらせやすいけれど)

それでも彼女を選ぶ人もいるでしょうが、私は違いました。

優しい彼女とデートしても、それなりに楽しいはずなのに、
どこか満たされないし、それどころか時間がもったいない。

命がけで生きたいのに、こんな生ぬるくていいのだろうか?


ナンパに慣れてきて、急激に成長する時期は、こんなことを
考えがちで、まるで日本の高度成長期のような状態でした。

どんどん成長し、給料は毎年上がるので、仕事が楽しくて、
家庭は、ほとんどほったらかしで、やれ行け!それ行け!の
イケイケ状態。ナンパでいうと、成果が上がり始めの頃です。

こんな時にですね、癒しや楽しさなんて、いらんのですよ!

次の瞬間どうなるかわからない、冒険がしたいんですよ!

危険や不安定さの中で、古い自分の殻を、ぶっ壊したい。

そこには恐怖があり、同時に生きてる実感がほとばしり、
フワフワと暖かいような彼女とのデートとは全然違います。

ナンパは、厳しい反応も飛び出すし、非常に動的で、
予想外で、何のコネもない中、自己を投げ出してやる、
汗と涙と感動のコンクリートジャングル・アドベンチャー!

この冒険にこそ飛び込まないで、男といえるのだろうか?


噴き上がるエネルギーは、もう誰にも止められません。

それは仕方のないことで、時代がそういう時代ですから。

ナンパの成長段階における『5:探求者』というのは、
日本の高度成長期のように、家庭より仕事の時代で、
彼女とデートするより、ナンパの方がずっと面白いとき。

そうなると、彼女とのデートなんぞ、ただの消化試合で、
どうでもよくなる。むしろ特定の女なんぞ、ジャマ者です。

以上のようなことを、数年前は、考えていました。





まぁ、ナンパをとるか?彼女をとるか?という問題は、
仕事をとるか?家庭をとるか?と、似てはいますが、
結局、両方をバランスよくこなせばいいだけでしょう。

ところが、ナンパの成長期は面白くてしょうがないので、
どうしても、特定の彼女という存在を軽く扱いがちです。

彼女とのデートとナンパを、ホームとアウェイに分けると、
もちろん、ナンパがアウェイでして、アウェイだからこそ、
燃えるというか面白いというか、『冒険』そのものです。


人間、余裕が出てくると、少しは冒険がしたくなります。

冒険とは、危険を冒すことで、次の瞬間どうなっちゃうか、
わからない不安定さの中にこそ、喜びや快感があります。

確かに、すでに仲良くなった彼女とのデートも、次の瞬間、
彼女が怒り出したり、新しい魅力を見つけたり、新展開は
あるでしょうが、ナンパと比べると、やはり安定しすぎです。

安定なんか、つまらんのですよ。映画や物語なんてのも、
主人公が危険にさらされ、その先どうなるかわからない、
不安な展開だからこそ、人の心を惹きつけるわけですね。

不安は最高の娯楽です。だからこそ、ナンパは素晴らしい。

たとえば単純化すると、ナンパは3つの不安要素がある。


1:声かけの不安

 声をかけて、相手が立ち止まってくれるのかどうか?また、
 社交辞令だろうと、何だろうと、反応してくれるのかどうか?


2:会話の不安

 会話ができても、ただ社交辞令のパターンで終わってしまうのか?
 それとも、盛り上がるのか?親しい心の交流までいくのかどうか?


3:GETの不安

 会話が盛り上がっても、その後、肉体的接触までいけるのか?
 性的な雰囲気になって、お互い体の交流までいくのかどうか?


すんごいバカみたいに単純化してますが、とにかく、相手によって、
どうなるかわからない、不安定要素に満ちています。この刺激を、
すでに仲良くなった彼女で体験するのは、なかなか難しいですね。

なお連絡先を聞いて、後日会う場合は、「1:声かけ」に替わり、


1:アポの不安

 連絡先は聞いたけど、はたして繋がるか?メールは返ってくるか?
 デートの約束はできるか?ドタキャンされずに、当日会えるのか?


などという、はたして再会できるのかという不安定要素を味わえます。
ナンパでは再会できないことの方が多いので、これまた刺激的です。

そして再会できたら、あとの「2、3、」は同じですが、注目すべき点は、
せっかく再会しても、相手のノリが、前回と全然違うときもあることで、
そんな時は、まーたゼロから、会話を盛り上げなくてはいけません。

こういった、予想通りにいかない、不安定なところがいいんです。

たいてい期待は裏切られ、その反対に無欲でいたら成功したり、
傷ついたり、喜んだり、予想通りだったり、感情は大忙しですね。

とにかく、ナンパは不安定要素に満ちていて、実に、素晴らしい!





そんなわけで、私には彼女とのデートなんぞ、優先順位が低く、
彼女との待ち合わせ場所に行く寸前まで、声をかけ続けたり、
彼女がトイレに立つと、その隙に違う人に声をかけていました。

その姿を見て、彼女は最初の頃は、ほほえましく笑っていて、
なんて心が広いんだろうと、私は感動し、次第に図に乗り、
最後には、彼女はブチ切れて、女の怖さを知るのです・・・。

いいですか、みなさん、女性をナメてはいけません!

(肉体的にペロペロするのはともかく、精神的に)

posted by fmtbank at 12:39| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2008年10月23日

彼女と会う時間VSナンパの時間

前回まで、スピリチャル系のダイヤモンド屋での事件をキッカケに、
それまで意識していなかった女友達に、恋に落ちるところまでを、
お伝えしました。この恋愛感情には、我ながら驚いたものです。

なぜならナンパが慣れるにしたがって、妙に女慣れしてしてしまい、
誰に対しても全然ときめかなくなり、もう恋愛感情は起こらないと、
半分あきらめていたからですね。それが突然、スイッチが入った!

しかも、女として完全にノーマークの、たんに身近にいた存在で、
自分のタイプではないと、最初から対象外にしていた人でした。

といっても、彼女は元々、魅力的なのに気づかなかっただけで、
彼女が素晴らしい人だというのは、普通に交流していれば、
すぐに分かるものなのに、まるで目隠しされていたようでした。

これもナンパの弊害の一つで、第1印象で相手を判断して、
恋愛や性の対象にならないと、すぐ縁を切ってしまうことばかり
繰り返してきたため、結論が早くなっていたことが原因ですね。


ナンパでは、「一回会って何もさせなかったら、もう会わない。」
なんて、セッカチな価値観も、まかり通っています。『即、準即』
などと呼び、GETするまでが早ければ早いほどいい、いわゆる、
ファーストフードのようなコミュニケーションが主流だったりします。

ゆっくり関係性を育てて、お互いを知って、深めていくような、
ロマンチックなナンパ師は、やはり少数です。なんせナンパで
いろんな女性と知りあえるわけですから、一人あたりに時間や
エネルギーをかけすぎると、他にいけないから、もったいない・・。

特に、すでにGETして、仲良くなってる女性と会うことが、
惜しい気がしてきます。会ってもそれなりに楽しいのですが、
結局のところ、何も新しいことが起こらなそうで、退屈です。

すでに仲良くなった女性と会ってイチャイチャするくらいなら、
たとえ成果がゼロだろうと、路上に出て、未知の女性陣へと、
ドンドン突撃したい。そう思ってしまう方も、多いのでは?





私も、そうでした。メチャクチャ、そうでした。

とにかく、仲良くなると、もう会う気がしなくなる。

ストイックな性格なので、彼女とデートなんてのは、
堕落そのものに思ってしまうし、安らぎのひとときも、
時には必要とわかっていても、どうも落ち着かない。

少しでも休むと、ナンパのセンスが鈍るような恐怖が
あって、また声かけれなくなり、ダメになる気がしてた。

しかし、連絡が来たり、どこかに誘われると断れず、
ついつい応じてしまって、後から後悔することもあり、
デートなどは、当日ドタキャンも、いっぱいしました。

その度に、悪いことしたなと思いつつ二度と会わず、
自然消滅ばっかりです。これじゃ、普通の恋愛など
できません。そういえば、「つきあって」なんてことは、
冗談以外では、一度も言ったことがありません・・・。


そんな感じなので、誰と仲良くなっても長続きせず、
ほとんどが2〜3回会っただけで終了してきました。

もちろん、相手にフラれることもあり、こちらとしては、
長期的な相互信頼のある、男女関係に憧れつつも、
なぜかうまくいかないし、自分からも断ち切ってしまう。

ひどく不器用で、一つのことしか夢中になれないため、
ある種のナンパ師のように、何人もの女性をキープし、
それぞれを継続させるようなことも出来ませんでした。

それどころか、少しでも相手が、こちらと継続的な、
深い関係性を求めようとする兆しを見つけたとたん、
縁を切ってしまっていたのです。なぜなのでしょう?

相手の女性にとって、これからが恋愛の始まり、
という気持ちになった途端、逃げたくなりました。





しょせんナンパは、私にとって、恋愛のためではなく、
ただジムに通うようなもの、だったのかもしれません。

とにかく、干渉されるのも、ベタベタするのも嫌だし、
普段は、ほとんど一人で、自分の世界に入ったまま、
誰にもジャマされたくない思いが強く、でもそれだけだと
頭おかしくなりそうなので、ナンパで発散するわけです。

ナンパで心身ともに、パーッとオープンにして、同時に、
不確定要素に身を委ね、自分の殻を、ぶっ壊しては、
スッキリします。要は、ただそれだけのことだったのです。

だから、こちらのことを好いてくれて、何か求めてくると、
面倒に感じ、もう一目散に逃げ出すようなところがあり、
そんな私は、恋愛における、『回避型』というそうです。

恋愛だとかの、深い人間関係から、逃げるタイプらしい。

実にその通りで、ドロドロした濃い人間関係が苦手です。

だからこそ、悩みや問題を抱えた『ダークサイド』の女性は
依存心が強いのでイヤだし、組織やグループなど多くの人
が集まる場というのも、嫉妬や競争や派閥など、人間臭い、
足の引っ張り合いや憎悪があるので、関わりたくありません。

もっと淡々として、サッパリした人間関係を好みます。

できれば普段は、独りでいて、少しだけ人と会いたい。


私が引きこもり気質なのに、ナンパに惹かれたワケが、
今では、よーくわかります。ナンパって後腐れないため、
アッサリしてるし、こちらを放っておいてくれますから。

私は、ドロドロした、執着まみれの人間関係が嫌いなだけで、
人間自体は大好きです。そうなると、やはりナンパこそ最適!

いろんな種類の女性を、少しずつ短時間、味わうことができ、
人間ウォッチングっていうより、人間バイキングって感じです。

それぞれの微妙な差異が面白いし、新たな自分も発見する。

ナンパさえあれば、深〜い人間関係なんて、いりません!





しかし、そんな『回避型』の私にも、
ついに、年貢の納め時がきました。

自分で捜し求めたとはいえ、特定の女性と、
長期的につきあうことに、挑戦したのです。

ところが、その彼女というのが『依存型』で、
私は生まれて初めて、恋愛でドロドロして、
心身ともに、衰弱してしまいましたとさ・・・。

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2008年10月19日

くたばれ!スピリチャル系!

はたして、人間性というものは、数値化できるのでしょうか?

善人や、悪人、また程度が低い人、人間が出来てる人など、
まるで偏差値のように数字で表すなんて、可能でしょうか?

計測するためには必ず、何らかのモノサシが必要となってきます。

そして、そのモノサシが正しいかなんて、誰が言い切れるのか?


よくスピリチャル系の方々は、自分のことに執着するのではなく、
周囲の人達、他人を思いやる人こそ、人間性のレベルが高くて、
思ったことも実現するし、人生をハッピーに暮らせると言います。

「感謝」や「愛」、「ついてる」だとか、プラスの言葉を使っては、
自分の心を安定させようとする。これはこれで素晴らしいです。

ただし、マイナス思考の方とかを、人間性が低いと否定したり、
2012年に、アセンション(次元上昇)とかいう、天変地異が
起こって、意識レベルの高い人だけが残り、意識レベルが低い
人達は、消えてしまうなどの選民思想にとらわれてしまいがち。


要するに、自分と他人を分けて、差別してしまうわけです。

自分は精神レベルが高いので、低い人とは付き合わん!
バカが移るし、運も落ちる。エネルギーを奪われてしまう。

そう言って、他人のあら捜しをしては、遠まわしに攻撃する。

「愛」だ、「感謝」と言って、自分の中のマイナスなものには、
目を向けず、それを他人に投影し、他人のせいにしてしまう。


私が、悩みをもって弱ってたり、家庭環境が悪くてすさんでいる、
そんな幸薄き女性達を『ダークサイド』と言ってたのも差別です。

なんと、自分自身が、もうロコツに人間を差別をしていたのです。

こりゃ、おこがましい話だ。自分は何様だ!と、愕然としました。

これでは、偽善にまみれた、スピリチャリストと同じじゃないか!





さて、ここ最近は、「透視」だの「人間レベル」なんて話が続き、
もろにスピリチャル系の内容でしたが、ここで全てぶち壊します。

現在の私の結論は、タイトルにあるとおりですが、その一番の
キッカケになったのが、ダイヤモンド屋の社長のインチキ事件で、
後から怒り狂ったことを覚えています。もうとんでもない話でした。


前回、ダイヤ屋の社長が、私の女友達の人間性レベルを測り、
女性ではまず出ることのない、すごく高い数値だと驚いたため、
本当は凄い人だったんだ!と、見直したことをお伝えしました。

ほんの一瞬にして、彼女に対する見方が変わり、ポーッとして、
恋に落ち、そのまま付き合うことにまで発展してしまったのです。

ナンパをしながら、もっとイイ女はいないか?と、探し求め続けても、
結局、恋に落ちるほどの、最高の出会いは見つからなかったのに、
ある日突然、最もノーマークだった女友達にトキメキを感じました。

ここにいたかー!盲点だった!まさに、灯台もと暗し!などと、
私は、その意外な展開に、自分でも有頂天になったものです。

ナンパのやりすぎで、女性に対する幻想が消え、もう恋なんて、
出来ないかもと、あきらめかけていたので、本当に嬉しかった。


しかし、この話には、とても現実的な、後日談があります。

その数ヵ月後、人間性レベル420を叩き出した、例の彼女は、
再びダイヤモンド屋を訪れました。本当は私も行く予定でしたが、
ある事情により、行けなかったため、以下、彼女に聞いた話です。





前回、人間性レベルが420もあった彼女は、その時も社長から、
計測を受けました。すると一気に、320まで落ちていたそうです。
なんと、私の人間性レベルの数値よりも下がってしまいました・・。

普通、レベルは一生を通じて5ポイント上がればいいほうなのに、
いきなり100も下がるなんて、これほど極端な話はありません。

彼女に聞くと、前回は、天使をイメージしてたら高い数値が出て、
今回は何も考えないで臨んでみると、低い数値が出たそうです。

おいおい、もしかしたら、ものすごく、いい加減な計測なのでは?


そして、今回の測定会には、また別のスピリチャル系の若夫婦が
来ており、なんと、その社長に「物申す!」と、対決になったらしい。

つまり、ダウンジングの社長VS若夫婦との、スピリチャル対決です。

ちなみに、その若夫婦達は、キネシオロジーという手法でもって、
社長のもつ悩みや問題を探っていったそうで、いつも人のことを
計測している社長が、今度は逆に、計測されたのでした。

その結果、社長はいろいろなことをカミングアウトし、裸にされます。


細かいこと書いてもしょうがないので、簡単にいうと、その社長が、
実は、ちっとも幸せじゃなかった!歳の離れた若い奥さんがいても、
仲が悪くて、「じじい」と言われツバ吐かれ、自宅に帰っても黙って、
ただTV観てるだけの毎日だったらしい。そんな男が人を裁いてた。

彼に、「もっと素直に生きろ!」と言われ、涙ぐんだ自分が恥ずかしく、
なんか頭と胸の気がつまってるとも言われ、そういえばちょうどその時、
ひどい二日酔いだったことも思い出しました。ほんと、バッカみたい!

なんで、こんな子供じみた戯言を、信じてしまったのだろうか!

「もっと素直に生きろ」なんて偉そうなこと言ってた自分こそが、
素直に生きてないし、説教くさい人って、全員そんな感じだわ!

とたんに、「透視」だとか、「人間性」だとか、バカらしくなって、
以後、私はスピリチャル系を、ただの慰めとしか思えなくなり、
すっかり熱が冷めてしまった。みんな勝手に言ってるだけっす。





なお自分自身の人間性レベルは600を超え、アインシュタイン
より上だと言っていた、ダイヤモンド屋の社長は正体を暴露され、
その直後に病に倒れて、人間性を計測することから足を洗った。

結局、自分がやったことは、自分に返ってくるわけですね。


人を裁くと、自分が裁かれる。

人を裁く自分こそ、何様だ?という視点を忘れてはいけない。

人間性を数値化して、順位をつけるなんて、ナンセンスです。


なんだか、しょうもない話で、引っ張ってしまったので、
次回より、話題をナンパに戻します。ナンパこそ全て!

まずは、このダイヤモンド事件により得た教訓を、
ナンパをテーマに絞って、共有したいと思います。

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2008年10月17日

身近な存在に恋する意外な瞬間


「・・・君は、いったい何者だ!」


ダイヤモンド屋の社長は、驚きの声をあげました。

彼は、ちょっとした透視能力みたいなものを使い、
ダウンジングで人間性レベルの数値を測ります。

私も計測され、「人間性は350」と言われました。

そして引き続き、私の女友達を測ったところ、突然、
目を丸くして驚いたのです。社長はさらに続けます。


「君の人間性レベルは420だ。信じられない・・・。」


これまで数多くの人のレベルを測定してきたそうですが、
女性で、この数値を超える人は、まずいなかったらしい。

そこで女友達は、社長から質問攻めにあうことに。


「仕事は何してるの?」「無職です。」

「夢はあるのかい?」「うふふふふ(笑)。」


などと、Q&Aは全然盛り上がりません。

業を煮やした社長は、最後に言いました。


「とにかく君は、思ったことが、次々に叶うレベルだ!」

「何でも実現する、ごくごく稀に見る、貴重な人間!」


いやはや、すごい絶賛です。

社長は、私を含め、他のお客さんはどうでもいいとばかりに、
彼女にだけ興味を注ぎ、熱い視線を投げかけていました。

そして、ここにもう一人、彼女に対して、
熱い視線を浴びせかける男がいました。

そうです、それは、私です!





なんとまぁ、彼女を見る目が、一瞬にして変わりました。

これまで、何とも思わない普通の女友達と思ってたのが、
今回の計測の結果、そういえば、凄い人かもしれないと、
心が震えるほど、思えてきたのです。そうか、そうだった!

彼女の凄さについて、いろいろ思い当たるところもあり、
それが次から次へと思い出されてきました。といっても、
別に超能力とかではなく、これまた地味な凄さですが。


たとえば、彼女は私と一時期、同じ会社にいたのですが、
なぜか、そこのお偉いさんに、異常に気に入られてました。
別にルックスも地味だし、営業成績だって普通以下なのに、
なぜか彼女だけ、その会社の上層部とランチとかしてました。

一緒に習い事に行っても、彼女はそこの大先生に好かれては、
「手伝ってくれないか?」と、仕事を頼まれたり、またある時は、
飲み屋に入ったとたん、そこのバーのマスターが彼女を見つけ、
いきなり悩み事を相談するなんてこともありました。不思議・・・。

他にも経営者だとか、そういう人達が、すぐ彼女に相談するし、
理由がよくわかりません。彼女は、ただの無職なのですから!


ただし、誰とでもすぐ仲良くなってしまう人懐こさはありました。
しかも天然系ではなく、理屈で頭を使って、仲良くなるのです。

「もし私が男だったら、すごいナンパ師になってただろうね。」

なんてことを、彼女はよく話してましたし、コミュニケーションは、
もう余裕なので、まったく問題にならない、と豪語していました。

さらに、お金に対しても、大きな自信をもっていて、いきなり、
差出人不明の大金が勝手に振り込まれてきたり、謎でした。

彼女が飲食店に入ると、なぜか後からお客が大勢入ってきて、
満員になったり、なんだか、スピリチャル系のパワーを感じます。


とにかく、この何事にも物怖じしない、彼女の素晴らしさを、
私自身は、それまでほとんど意識にあげていませんでした。

おそらく、これはナンパの弊害でしょうね。最初の第一印象で、
女性を判断し、長期間かけて、その人を知るなんてことからは、
まったく遠ざかっており、すぐに縁を切るクセがついていたのです。

しかし普通なら、異性として見れないと判断したとたん、もう二度と
会わないことにしていたはずなのに、なぜか彼女だけは例外的に、
そのまま、女友達として続いていたし、これも彼女のパワーかも?

そうして、私はついに、胸の高鳴りとともに、気づいてしまいます。


もしかしたら!もしかしたら!この女友達こそが・・・、

ずっとずっと、捜し求めていた、オンリーワンではないのか!

幸せの青い鳥は、家の外ではなく、家の中にいたんだよ!





私は久しぶりに、トキメクことができ、とても感動しました。

遠距離恋愛が失敗してからは(やっぱり遠距離は難しいです)、
その後半年間、一度たりとも、恋に落ちず、トキメキもなかった。

そこで焦って、ナンパを続けたわけですが、最高の出会いはなく、
もう恋愛はダメかもと、あきらめかけた時に、答えは出たわけです。

とにかく、ナンパでもって、外側、外側へと探していたのですが、
結局は、一番自分の身近にこそ、探していたものはありました。

ついに見つけたという高揚感とともに、私は強いトキメキを感じて、
それまで何とも思わなかった女友達から一瞬にして、恋愛対象と
意識が変わってしまった彼女を眺めながら、ポーッとするのでした。


そうして恋に落ちた私は、彼女と、つきあうことになります。

これはダイヤモンド屋の社長が、彼女の人間性を測定し、
私に彼女の素晴らしさを、教えてくれたからこその話です。

いわば、ダイヤモンド屋の社長が、私達のキューピッド役で、
彼がいなければ、この恋は成就せず、心より感謝しました。

ほんと、人生って、何があるかわかりませんねー。最高っす!


ところが、この時点では、ダイヤモンド屋の社長が、

実は、とんだ○○○だったことは知るよしもなく・・・。


(次回、『くたばれ!スピリチャル系!』につづく)

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2008年10月15日

ナンパが停滞して泣いた日

私は女友達に連れられて、スピリチャル系のダイヤ屋に行きました。

そこではお客さんの人間性のレベルを測り、それを向上させるために、
相性のいいダイヤモンドを選ぶという、選別会が行われておりました。

しかも、ダイヤモンド屋の社長自ら、ダウンジングという振り子を使って、
人間性のレベルを、本人の前で、ハッキリと数値で表すということです。


なおその際の数値は『パワーかフォースか』という本を参照にしており、
これはイエスキリストを1000として、他には、マザー・テレサが720で、
アインシュタインが499 などと、有名人のレベルの数値が乗ってます。
だいたい一般の人のレベル数値は、300代前後が多いそうです。

それでは、自分はどれ位かな?と、少々期待しながら待ちました。

何人か調べた後、ようやく私の番になり、手の平を差し出すと、
私の手の上で、振り子がクルクル回り始め、社長は言います。


「うーん・・・、君のレベルは、350だね。」


なんだー、えらい低いな、と顔を曇らせると、すかさずフォローする社長。


「ホリエモンと同じ数値だから、ちょっと自分勝手。でも成功するよ。」

「その年齢では、たいした数値だよ。やるじゃない!」


当時まだ、ホリエモンは失脚していなかったし、少しはいい気分になり、
今度は、手の平から、私の気の流れを調べてもらいます。その社長は、
数値を測った後、さらに直接手をさわって、透視能力みたいなもので、
その人の心の状態を感じ、人生に対するメッセージまでくれるのです。

またもや無難にホメてくれるのかな?と思っていたところ、
私の手の平にさわった社長は、突然、顔色を変えました。


「な、なんだ、こりゃっ!」


叫び声をあげる社長。


「もっと素直に生きないか!」


話を聞くと、頭と胸の気がつまってて、どうしようもないらしい。

それは自分を偽って生きている人特有だそうで、その後しばらく、
説教が続き、もっと心をオープンにするんだと言われ、不覚にも、
私は涙ぐんでしまいました。思い当たるところがあったからです。

それは、当然ながら、ナンパのことでした。

ああ、悩ましい・・・。





ある時点から、それまで楽しくて楽しくて仕方なかったナンパが、
急に退屈に感じてきました。まるで空気が抜けていくような感じ。

別に何があったわけでもないので、おかしい?どうしたんだろう?
と、とても悩みました。というか、焦りました。特に問題だったのが、
トキメキがゼロになってしまったことです。たとえ、成功してもです。

そうなるとモチベーションも下がるし、たんなる惰性でやるようになり、
結局は、路上に出るのも面倒になるといった、悪循環にはまります。

すると、いろいろ考え出してしまい、やり方や場所を変えたりして、
何とか新鮮味を取り戻そうとするわけです。そして、必ずどこかに、
自分に合った最適のオンリーワンの女性がいるはずだと夢見ます。

つまり、最高にイイ女をGETすれば、感動できる?という単純な話。

そこで、ひと夏、頑張ったのですが、秋になっても出会うことはなく、
挫折感ひとしおだったんですね。これから、どういう路線でナンパを
続けていけばいいのか、全ては闇の中でした。もう迷いまくりです。


ついには、「ナンパは飽きた」なんて書き始めました。ナンパ教材を
販売しているのなら、普通は、ナンパの良い所だけを伝えまくって、
マイナスのことまで書きません。それ程、ガマンならなかったんです。

ナンパさえ出来るようになれば幸せになれる!と断言していたくせに、
おいおい、そうでもないぞ、なんか空しいぞ、迷ってるぞ、ブルーだぞ、
などど、気持ちが盛り下がって、急にまた内向的に戻っていました。

ナンパの教材CDも、『完結編』を販売中止にしてから、何ヶ月間も、
そのままにしていたし、そんな気持ちじゃ、完結できなかったのです。

とにかく、焦りだけが増すばかりで、つらいジレンマに陥っておりました。

そんな停滞期に、いきなり説教されてしまったので、ガーン!ときて、
これからは、もっと素直に生きよう!と、目を開かせてくれた社長に、
私は土下座せんばかりに感謝し、思わず涙目で合掌したわけです。

うわー、感化されやすいっすね・・・。





私が素直に改心している様子を見て、ダイヤ屋の社長は満足げに
うなづくと、今度は、隣に座っていた、私の女友達と向き合います。

そして、例のごとく、ダウンジングの振り子を、彼女の手の平にかざし、
人間性レベルの数値を測り始めました。振り子がクルクル回ります。

すると、社長は、明らかに動揺し始めました。


「え・・・。」


何だか、けっこう驚いています。


「も、もう一回、測らせて。」


なんと珍しく、再度、測り始めました。

そして、目を丸くし、彼女に尋ねます。


「・・・君は、いったい何者だ?」


彼女は、毅然とした態度で、

社長を睨みつけていました。


(つづく)
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