2008年12月06日

あなたはマトリックスに生きている

これは竹林に囲まれた、古い庵の中での話である。

あなたは、怪僧フミトゥストゥラと、面と向かい合っていた。

思わず「怪僧」と呼んだが、別に、その庵は、お寺でもなく、
神社でもなく、ただシンプルな作りの日本家屋にすぎず、
壁には、達筆で『何無派』と描かれた、掛け軸があるのみ。

そして反対側の壁面には、大きくナンパ十牛図があった。


そのナンパの全プロセスを、フミトゥストゥラは雄弁に語り、
あまりのビューティフルさに、あなたは完全にやられたのだ。

これまで幾度となく、気持ちが揺れ動いていた、あなたも、
ついにナンパワールドに、独りきりで足を踏み入れることを
決意して、今まさに、旅立とうと、はやる心を実感していた。





(フミトゥストゥラはこう言った)


それでは、ナンパワールドに入りたまえ。

とはいえ、入口も出口もない。話は単純だ。

あなたがナンパをしようと決意したとたん、あなたのいる場所そのものが、
ナンパワールドとなる。見慣れた景色が変わり、明確に気づくことになる。

誰にでも声をかけていいのだと、全てが開かれた野性の場であることを!

どんな大都市にいようが、あなたは大自然の真っ只中にいることに気づく。

ナンパワールドは、自然の脅威に満ち満ちた、恐ろしくも感動的な世界だ。


しかし、ナンパワールドは、普段、我々の目から、巧妙に隠されている。

普段通り、何もせずに、普通に暮らしていれば、気づくことはないだろう。

あなたの周囲、環境があなたを騙す。あなたを安心させようと、眠りこけさせる。

見知らぬ女性に、声などかけなくていい。せいぜい、いやらしくチラ見する程度で、
自分のカラに閉じこもっていればいい、それが普通だ。周囲のみんなもそうなので、
あなたは毎日、学校や仕事場から、自宅へまっすぐ帰ることに、疑問をもたない。

実は、それは幻想の中に閉じ込められているだけで、いわばマトリックスである。

マトリックスとは、映画にもなったが、一言でいえば、あなたを幻想にとどめておき、
そのエネルギーを搾取するシステムのことだ。あなたが現実に目覚めナンパすると、
自由になったあなたから、マトリックスはエネルギーを奪えなくなる。そうさせないよう、
巧妙に幻想を与えて、あなた本来のパワーを、充分に発揮させないようにしている。

あなたが、ナンパしようとしたとたん、弱気になり、言い訳を見つけるのも、
マトリックスというシステムが、男を奴隷化するために、抑圧しているのだ。


あなたは時折、ふと直感から、本音から、声をかけてみたくなるのだが、
それは一時の気の迷いか、または実際にやってみて、恥ずかしく思い、
プライドが傷つく不快な思い、ぎこちなくスッキリしない、もどかしさ等で、
すぐに抑えられてしまう。あなたはマトリックスから逃れることはできない。

ただし、マトリックスは、時折、サーバーのメンテナンス等のため、
停止することがあり、その時、あなたは、ナンパワールドの一部を、
垣間見ることになる。そして、現実は、あなたを強く動揺させる。


「こ、このままでいいのだろうか・・・?」


ただし、マトリックスが綻び、ナンパワールドという現実世界が現れるのは、

たいていは短時間、ときには一瞬にすぎない。すぐにあなたは幻想に戻り、


「いやいや、何考えてるんだ、俺は!ナンパなんて・・・。」


人生、何事もないのが一番である。面倒くさいことはしたくない。

マトリックスは非常に巧妙である。ありとあらゆる理由を与える。

もう若くない、ブサイクだ、口下手、お金がない、女なんて面倒・・・。

それらの理由は、しごくまっとうであり、あなたは一瞬で無力化し、
先程のことはなかったように、いつもの惰性的な生活に戻っていく。


「いやいや、何いってんだ、今日こそは、ナンパするぞ!」


それでも納得しない者がいれば、マトリックスは、これまた巧妙に、
書店などに誘い込み、他人の体験を疑似体験させ、エネルギー
を消費させ、「行動したような気にさせて」無力化したり、ちょうど
雨を降らせたり、「今日は日が悪い。明日から頑張ろう。」などと、
先延ばしさせる。そして明日になれば、また明日の事情がある。

それでも勇気を出して、ナンパの世界に一歩踏み込んだ者でも、
今度は次回やる時に、まったくダメで、「やはり向いていない。」と、
そう思わせることに、マトリックスは総力を上げることになるだろう。

これは非常に巧妙で、ほとんどの人間が、からめとられてしまう。

正直、マトリックスを脱して、自らの道を歩む者は、少数である。

いかに、『誰でもできる!ナンパ方法』などと謳った教材が、
やかましくあなたを誘惑しようとも、その先にあるのは失望・・。


あなたの問題は、そんな目新しいもの、秘密めいたものにない。

ごくごく日常にあり、日常だからこそ、あなたは見落としてしまい、
いつまでたっても、マトリックスのシステムから逃れず、焦りやグチ、
小さな希望とその落胆を、繰り返すのみである。時折、無力感に陥る
のもムリはない。マトリックスにエネルギーを奪われているのだから。

日常というのは、これまでの繰り返しであり、何も考えずとも、
自動的に行われるパターンである。それは鈍感につぐ鈍感!

知らず知らずのうちに、眠りこけたまま、あなたはマトリックスに、
エネルギーを供給してしまっている、ただの奴隷にすぎない。


これを読んでいる、生まれて、死にゆく者よ!短し生命よ!

そなたの目覚めの時は近い!すでに警報は鳴り響いている。

一瞬の命を燃焼せずに、何のために生まれてきたのか?

たんに時をやりすごす、束の間の淀みにすぎないのか?


(ここでマトリックスが作動し、あなたは読むのをやめる)


「なんだ、このブログ?説教くせー、つまんねー。」


(強制終了!)

posted by fmtbank at 12:18| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2008年12月05日

他人の動向より、孤独をいだけ!

フミトバンクが優しく、ナンパブログの害について語っている時、
実は、あなたはフミトゥストゥラによって、ひたすら頭部に対し、
平べったい棍棒のようなもので殴打されていた。激痛がする。

フミトゥストゥラは、狂気じみた眼で、まるで念仏のように、
同じ言葉を繰り返しながら、あなたを遠慮なく叩きのめす。

「全ては戯言、全ては戯言、全ては戯言、全ては戯言・・・。」

あなたは床に転がり、うめいたが、しばらく、じっとしていると、
不思議にも、何かが抜けていって、ラクになった気がした。

ふと気づくと、そばには、真っ黒い針金みたいな塊があった。





(フミトゥストゥラはこう言った)


ナンパの道を歩む者よ、余計な重荷は置いていくがよい。

あなたが読んだ外部からの情報は、あなたを縛りつける。

他のナンパにいそしむ男どもを、意識することはないのだ。

必然的に自分と比較することになり、自縛することとなる。

ノイズをゼロにせよ!情報を入れると、ロクなことにならぬ!


大事なのは、どれだけリラックスできるか、慣れるかだけなのだ。

うまい人と一緒にやる必要もない。ダメ出しされると緊張を生む。

ナンパというのは、それぞれ自分の方法に固執しがちで、相方が
本来、あなたに合わない方法を、押しつけてくることも、よくある。

中には、うまく乗せてくれる人もいるが、そんな人は稀であり、
そもそも自分から比べてしまい、萎縮してしまうのが普通だ。

もし他の男と自分を比べたいのなら、お見合いパーティーや、
合コンに出席すればいい。ナンパをやる必要はまったく無い。

ナンパの最大のメリットは、ライバルが目の前に顕現せず、
あらゆる比較から自由になり、絶対感を貫けることである。

あなたは、険しいナンパの小道を、独りで進むべきなのだ。


「完ソロは大変」なんていう意見もあるが、とんでもない。

そもそも、「完ソロ」なんて言葉がある自体、おかしい。

コンビでやる、仲間とナンパする方が、むしろ特殊である。

あれは、独りでやるのに比べたら、余興にすぎないのだ。

なぜなら、ナンパの肝心要である、孤独感がない。

孤独がないと、相手と深く通じ合えず、喜びが減る。

実際のところ、感動が大幅に目減りしてしまうのだ。


それに、独りでナンパしている、という考え自体が間違い。

実は、女性と一緒にナンパしている。協力してくれている。

お互い、GETする、GETされる、という関係性ではない。

女性陣は、あくまで協力してくれる、パートナーである。


だから、あなたは、女性全体の流れに、身を任せればいい。

するとピーンボールのように弾かれて、いろんな人と出くわす。

快と不快の景色を楽しみつつ、女性達とストーリーをつむぐ。

その刹那、孤独さこそが、ナンパの第一条件であると気づく。





こうして、ナンパ情報を捨て、無垢なる者となったあなたは、

ナンパの道を、自らを拠り所に、独りで進むことを決意する。


しかし、フミトゥストゥラは、さらに続けて、

キチガイじみたことを言い出すのだが・・・。


(つづく)
posted by fmtbank at 14:28| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2008年12月04日

ナンパはルックス?トーク?気持ち?

先日、ナンパで重要なのはルックスか?トークか?気持ちか?
という質問をいただきましたが、もちろん、全部が重要でしょう。

結局は、自分の全存在でコミュニケーションするわけですから、
総動員しなくちゃいけない。でも、第一印象はルックスなので、
やはり、どうしてもオシャレにしてたり、イケメンだと有利です。

見た目よければ、最初のとっかかりが、スムーズになるでしょう。

しかし、問題なのは次!その後の、会話の運びです。





人間の魅力は、「何も話していない状態」と、「会話しているときの状態」
の二種類がありまして、あなたのような地味で、モッサリした泥臭い男は、
(決めつけゴメン!)「会話している時」に魅力を発揮するしかありません。

そして、面白いことに、女性陣も、同じです。

パッと見で「お!何て可愛いんだ」と、声かけてもガッカリすることもあれば、
何げなく声かけて話したら、あまりに魅力的で、後から驚くこともあります。

だから、「最高に可愛い子にしか声かけない!」と絞りに絞ってしまうと、
多くのチャンスを逃し、スカばかり引くという、ナンパ迷宮に入ってしまう。

(というよりも、そもそも経験が積めず、最終的には、地蔵に陥りやすい)


かつて女性の外見をみて「スト2」とか、「スト5」とか、数値で表すことが、
流行りましたが、結局はナンパを実践するにあたっては、無意味どころか、
害しかもたらしませんでした。これはあくまで男同士でナンパ話をする時、
「昨日の女は、ストいくつでさぁ、」と、自慢や失敗談を語るだけのもの。

中学生が街を歩きながら、「お!今の女はどう?」「中の上だな。」
「ウソー、下の下だろー!」と言い合うようなもので余興にすぎません。

もし、相手のルックスを数値化なんぞしようものなら、自分に対して、
相手からも評価されます。自分のやろうとしたことは、必ず返ってくる。
だから自分のルックスに自信がない方は、やめたほうがいいですよー。

それに、逆に想像してみてください。ひどいブスが男を物色しながら、
「あ、あの男、イケ7(イケメン数値のこと)。」なんて言っている姿を!

それが、あなた様の姿でっせ、ドーン!(指さす)

恥ずかす、恥ずかす・・・。





だから数値化なんかせず、外見をいちいち比較しない。

だって何も考えなくても、自分の好きなタイプには、
自然に体が反応します。それに任せてしまえばいい。

たんに、目の前の相手を感じ、ひたすら喜べばいい。


さらに、お姉系だとか、ギャル系だとかなど、言語化もしない。

なぜ言語化するかというと、他人に話したりブログに書くためで、
本来、いらない。その目の前の人、そのものに共感すればいい。

相手の見た目で、派手だから怖い。地味だから平気だとか、
そんな安い判断はウンコちゃんなので、トイレに流しちゃいな!

そして、水洗便所を流した時、尻に感じる、かすかな清涼感。

それを感じて、思考ゼロのまま、呆けていればいい。

いいかげん、頭で考えるのは、やめなはれ!

という、いつもの結論。(プッと、放屁。)

posted by fmtbank at 14:47| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2008年12月03日

『スト値』なんてナンセンス!

昨日は、ナンパ用語に対して、批判してみました。

気づかれる方がどれ位いるか分かりませんが、正味、
初心者がナンパを大変に思い、挫折してしまう理由が、
あのナンパ用語にあります。実は、足を引っ張ってる。

無視されて当然なのに、それをわざわざ、「ガンシカ」
だとかいって強調したり、無意味なものが多いですね。

TMGさえ出来なかっただとか、即、準即狙いだとか、
結果が全然出てない初心者のブログがたくさんあり、
とても痛々しくて、見てられませんでした。それならば、
そんな用語使わずに、自分のペースで進めるべきです!

無防備に、他人のブログ群の影響を受けて、比べては、
結果の出ない自分に対し、自己嫌悪に陥っているようで、
なんて無意味なんだろうと、かわいそうになってきます。


ネット上のナンパ用語というのは、男子間の隠語でして、
どうしても偽悪的にならざるをえませんが、もっともっと、
バカ素直にピュアに、ナンパに取り組んだ方が楽です。

ナンパ仲間と、傷をなめあいながらやるなら別ですが、
一人でやっている勇者は、ナンパ用語など使わずに、
むしろ自分で用語を作って、オリジナルにいきましょう。

というよりも、自分の行動を、まったく言語化せずに、
ただ感じればいい。だからナンパは瞑想になりうるし、
立禅ならぬ、動禅、愛禅、路上禅などと呼ばれます。

ただ自分の体感と、目の前の相手を感じるのみです。





また、女性のルックスを、『スト』とかいう数値レベルで
分ける必要もありません。あれも、たんに他の男達に、
「昨日の女はスト5だったよ。」とか失敗談を語ったり、
自慢するためだけの概念です。中学生レベルですね。

私も最初、ネット上のナンパ情報を参考にしようとして、
今はなき、サンジさん(ナンパ用語を広めた功労者)の
HPを見ましたが、この『スト』という数値を目にした瞬間に、
こりゃダメだ、と読むのをやめにしてしまいました。なぜか?

他人のルックスを、数値化して判断するということは、
自分のルックスも、他人に判断されることを容認する。

だったら、自分は、最低のスト値じゃないか・・・。

自分がやられてイヤなことは、他人にはしません。

それよりも不細工だ、イケメンだという価値観を、
スコーンと落として、忘れ去ってしまえばいい。

そういうモノサシを持っていると、他人だけじゃなく、
自分も、それで判断せざるをえない。(無意識的に)


もし、ルックスが自分の長所でないのならば、
そんな世界観を、もともと持たなければいい。

可愛い人は、ただ、可愛いんだから、
あえて数値化、言語化しなくていい。

ただ、相手の状態を感じればいいだけです。

「うわー!この子、いい!」と思いっきり感じる。

そして、自分は、ブサイクだとかイケメンではなく、
たんに、自分ですね。そのまんまの存在ですよ。

すると、何も考えなくなる。何も無い状態となる。

それこそが、とらわれない、何無派(ナンパ)!

全ては、ゼロに帰す。





西洋的な、分析、競争をメインにしたものよりも、

東洋的な、統合、和をメインにしたナンパの方が、

ストレスがなく、あなたに合うと、早く気づきなさい。

(最後は、フミトゥストゥラもかく語りき)

posted by fmtbank at 14:29| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2008年12月02日

ナンパ用語なんぞ捨てよ!

今までネットで読めるナンパ情報に、かなり否定的でした。

もちろん、泥の中に宝があるのは確かですが、それ以前に、
他人の創りあげたナンパ観が勝手に出来上がってしまう。
そこに本能的な危険を感じ、できるだけ避けてきました。

特に気をつけなければいけないのが、ナンパ用語でして、
これを使ってしまった時点で、ナンパ観が無意識のうちに、
ネット上で読んだ情報と、重ね合わさってしまうんですね。

それがどうしてもイヤ!どこか強烈な違和感を感じます。

ナンパをしていて、内側から沸き起こってくる感覚とは、
どこかズレが生じてくる。そしてシンクロできないのなら、
そんなものを使わず、言語化しないことに決めました。

その方が、ナンパに馴染みがない人にも伝わりやすい。


このブログでは「アポ」や「スト」だとか、「放流」だとか、
ネットで当然とされてる用語を、ほとんど使ってません。

TMGも、最近まで、トモダチGETの略だと思ってました。

ただし、「地蔵」という言葉は、ユーモアがあって好きなので、
使っています。それ位でしょうかね。とにかく、ネット上での
ナンパ情報にはアレルギーを感じますので、もうだいぶ前から、
ほとんど読まなくなりました。毒されて混乱したくないからです。

女性を「物件」だとか呼ぶのも、どうかと思いますが、
そんな中でも、「即」という言葉が、一番嫌いです。

「即ったぜ」って、たんに相手がさせてくれたんですよ。

自分の実力なんかじゃない。どこか感謝が足りない。
「即させていただきました」と、立て膝でお辞儀すべき。

最終的に、男は女に、かないっこないんですから・・・。





ちなみに、ネット上のナンパ用語をもう少し紹介すると、
「ギラつく」「グダ」なんてのがあります。ご存知ですか?

「ギラついたら、その女が、グダ。」なんて、よくいいます。

「ギラつく」は、相手に性的モーションをかける意味で、
そのギラギラしているイメージは、結構面白いですが、
どうしても、自分の感覚とのズレを感じてしまいます。

別にギラギラしなくても、フラットのまま、体にさわっては、
拒否されても、「あー、そうか、そうか」と平然としたまま、
ただ身を近づけて囁いていれば、相手は興奮してゆく。

その際、ギラッて感じよりも、こちらは何も感じさせない、
平常の状態、無の状態の方が、スムーズにいきやすい。

ギラギラしてる感じだと、相手にガードさせてしまうようで、
「ギラつく」という言葉は、どうもあまりピンときませんでした。


また「グダる」も、グダグダ言う、グダグダになる意味ですが、
こちらはモロに、自己中心的な言葉で、偽悪的ですねー。

見事、相手のガードを緩めて、つまり「グダ」を崩して、
得意になってるのも最初だけです。自分の力じゃない。

相手が優しかったから、受け入れてくれたわけだから、
すべて相手のおかげです。感謝しないとダメですね。

基本的に、女性は優しいんですよ。とことん優しい。

そして恥らったり、身持ちが固かったりする。

そこを「グダる」なんて、表現したらいけない。

とことん粘りながらも、相手を尊重すべきです。
(とことん粘りながらと、いってることに注意!)


結論としては、ナンパする際に、一切を言語化しないで、
ナンパという言葉も忘れ、ただ声をかけて会話を楽しみ、
そのまま、自然とスキンシップになだれこめばいいと思う。

ナンパを客観的に捉える用語など、不必要でしょう。

生きた経験は、シンプルであればあるほど、美しい。

posted by fmtbank at 14:50| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2008年12月01日

ナンパブログ読みまくり人生

少し前ですが、ナンパの新企画を発表するための下調べで、
数年ぶりに、いろんな方々のナンパブログを読んでみました。
けっこう、ちゃんと読めば、面白いものも、たくさんありますね。

皆さんが、貪るように、他人のナンパブログを読む気持ちが、
よくわかりました。面白い記事があると、つい最初の方から
読み直したくなったり、自分と照らし合わせたり、もう大忙し!

また、一人のナンパブログを読んでいると、新しいナンパ師が、
次々に登場してくるので、今度はその人のブログを読んでは、
どんどん連鎖していくため、いくら時間があってもキリがない。

というよりも、同じようなことばかり書かれてて、飽きてしまう。
中には面白いのもあるはずなんですが、見つけづらいです。


しかし驚いたのが、ナンパ師同士で、結構つるんでいること!

みんな社交性あるんですね。初心者の方も、見知らぬ人と、
一緒にナンパして、仲間意識を利用し、腕を上げています。

もしナンパ仲間を作れるのなら、集団でやるのもいいでしょう。





しかし、このブログは、ひたすら独りでやる人に向けて、
お送りしてきました。見知らぬ男連中に混じれるほど、
外交的ではない、自意識過剰で内気な人に対して!

相方募集で、一体どんな男が来るかわからないのに、
応募できるような人ではなく、初対面の男に気を使い、
ヘトヘトに疲れ、ナンパどころじゃない内気な人にです。

実は、そんなシャイな人の方が何十倍も多いと思います。
ネットで相方募集したり、ナンパコミュニティーに属したり、
そういう方々は、ただネット上で目立つだけにすぎません。

一人で、どうにもこうにも、試行錯誤している人が、
声なき声で、やはり大勢いるだろうし、挫折も多い。

そんな内気で敏感な人達こそを、応援したいですね。

実は、孤独感こそが最高の宝だと、気づいてほしい。


独りでやるナンパこそ、最も奥深く、感動に満ちてます。

仲間や友達とやるナンパも楽しいんですが、どうしても、
感動が散ってしまうんです。男のツレと遊んでいるのが、
メインになったりして、ロマンが薄まってしまいがちです。

子供の頃、男友達とドッヂボールしたり野球したり、
部屋でTVゲームしたり、遊んで楽しかったですよね?

要は、女性自体から、快感を得るのではない。

たんに、野郎と遊んでいる時の楽しさです。

私も一時は、これも経験だと、相方とナンパしていましたが、
今は完全にやめてしまいました。娯楽としてのナンパを捨て、
深くて切ない、ギリギリの境界を突破することを選びました。

その結果、どうなったかというと・・・?

ふぅ〜・・・・(ため息)。





ナンパに関して、一番伝えたかったことを、
これから、少しずつ語らせていただきます。

すでに今年の元旦には宣言していたのに、
結局は、一年間も延期してしまいました。

とにかく、試行錯誤と、迷いの連続でもって、
このブログも、同じ所を行ったり来たりしており、
最終的なナンパの結論が出なかったんですね。

しかし、そんな長〜い迷いの時期も完全に脱して、
現在は、当ブログも最終シリーズに入っています。


フミトゥストゥラというナンパを極めたマスター、
『魔術師』が登場して、述べていくスタイルで、
神秘的なストーリー仕立てで進んでいきます。

実は、フミトゥストゥラというのは、数年後の私、
(今はフミトバンクというHN)が、ナンパを極め、
落語家でいう真打襲名のように、名をもらい、
完全に、ナンパから足を洗った後の話です。

私は必ずや、ゴールまで辿り着くつもりですので、
気の長い方は、最後まで、おつきあいください。

それでは、また明日!

posted by fmtbank at 17:35| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2008年11月30日

ナンパの全てが語られた

実は、ナンパをマスターしていく過程は、10段階あって、

それはまさしく、『禅の十牛図』に対照していたのだった。

そして、この図に、10のタイプ(原型)を当てたものを、

ナンパ十牛図と呼ぶ。それは深遠なる冒険の全体図だ。





その後、フミトゥストゥラは、延々と、とりつかれたように話し続けた。

ナンパ十牛図の詳細、そして、自分がくぐり抜けてきた冒険の数々・・。

最初はよくわからなかったのだが、次第にあなたは身を乗り出していく。
いつの間にか、フミトゥストゥラの話に聞きほれてしまい、大変興奮した。

これほどまでに、わかりやすく、面白いナンパ解説を聞くのは初めてだ!

そこには、今まで聞いたこともない、ナンパ一代記が繰り広げられ、
あなたは時間を忘れる程、すっかり気持ちをもっていかれてしまった。

それは、実に、ビューティフルで、『ナンパ神話』と呼べるものだった。


なぜ今まで、誰もそれを主張せず、実践してこなかったのだろう?

これまでナンパにいそしんできた民衆の目は、節穴だったのか?


真理というものは、意外にも素朴で、すぐ隣にあったりする。

新しい価値観、新しい革命というのは、このように、
人知れず、ひっそりとしたところから生まれるのだろう。

あなたは、夢中になって、ノートにメモった。走り書きした。

アッという間に、ノートの余白はなくなり、ノートは真っ黒に。

そして、ナンパの大冒険へと旅立つ決意を固めたのだった。


と、ちょうど、その時だった。

フミトゥストゥラが鬼の形相で、襲い掛かり、

「喝!」と叫んだかと思いきや、あなたを、

平たい棍棒で、したたかに打ちのめした。

な、なにゆえに・・・・。





(フミトゥストゥラは、こう言った)


捨ててゆけ!頭の中にある、全てのナンパ情報を!

重荷を背負ったラクダよ、そのまま針の穴を通る気か?

らくだが針の穴を通るには、捨て去らなければならない。

ネットや書物からかき集めた、ナンパのガラクタ情報を。

汝、ナンパの洗礼を全身に浴び、無垢なる者となれ!


(つづく)
posted by fmtbank at 16:09| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする