2009年02月22日

ナンパの成長過程は世界共通!

昨日に続いて、アメリカのナンパ事情を描いた、ノンフィクション本の、
『ザ・ゲーム』について、取り上げてみたい。今回は、そのストーリー。

まず主人公はスタイル、本名はニール・ストラウスといってライターです。

彼は、身長165センチで小柄で、頭髪も薄く、一見ナンパに不利ですが、
ナンパを始めて一年後には、余裕でGETできるようになり、ネット上での
ナンパコミュニティでも、最強のナンパ師と称えられるようにまでなります。

すごいスピーディーな出世ですが、注意すべき点は、彼はもともと素質が、
あったということです。マリリン・マンソンなどの気まぐれなロックスター達を
相手に、インタビューをして、彼らの自伝を書いたりしていました。それこそ、
聞き上手で、人に好かれる気質がなければ、なかなか出来っこありません。

ロックスターなんて、自分こそが世界の中心と考えていて、気難しいため、
扱いは大変です。それに比べたら、ナンパで女性達を相手にするのはラク。
だからこそ、一生懸命に努力した結果、短期間でナンパをマスターできた。

それでは、そんな彼の、めざましいナンパ成長過程を追っていきましょう。



 

まず最初に、ミステリーという、カリスマナンパ師の講習会に出ます。

このミステリーは、ド派手な格好をして、手品をしたり目立ってから、
狙っている女性を無視したり、ネガを使って、気をひいていく方法で、
いわゆるネタナンパで興味を持たせ、さらに突き放してGETするわけ。

普通だったら、相手をほめたり、誘ったりするのが常識です。そこを、
反対のことをすることが画期的だったため、その名を轟かせました。

しかしながら、彼は身長190センチの大男で、電光掲示板などを、
体につけて目立ったり、かなりエキセントリック。とにかく自分自身が
場の中心でないと気がすまなく、注目を浴びてないと生きていけない。

主人公のスタイルは、このミステリーに気に入られ、すぐにパートナー
として組むようになりますが、それもそのはず、彼は多くのロックスターを
相手にしてきたため、同じような性格のミステリーに、うまく対処できた。
そして、ナンパでも、いい線いってると、すぐに見抜かれたわけですね。

そうして、スタイルは、このミステリーと共に、ナンパの世界に入ります。


まずは一生懸命トークを勉強し、実地で試した結果、始めて二ヶ月で、
なんとか連絡先は自由に聞けるようにはなります。さらに三ヶ月目には、
どうにかキスにもっていく流れも身につくが、まだまだ失敗だらけでした。

そこで次の三ヶ月は、相棒のミステリーだけでなく、他の催眠ナンパや、
独創的なジャグラー、お笑いナンパやSEXの秘儀など、ありとあらゆる、
ナンパアーティスト(アメリカではナンパ師のことをこう呼ぶ)達に会って、
そのエッセンスを吸収していきます。その結果、大いなる成長をとげる。

さらに次の三ヶ月は、多くの男同様、新たに手に入れたナンパの力を
乱用することになり、GETしまくります。ところが、次第に、女性への愛
を失っていく。女は、使い捨てや変換可能の存在となってしまいます。


そうして次の三ヶ月で、以前はバリバリのナンパ師だった友人が、急に、
「今までの自分は間違えていた。」と禁欲を始めて、出家してしまったり、
たった一人の、最愛の彼女を見つけるためだけにナンパしていた人が、
ようやく彼女を見つけ、ナンパを引退したことに、うらやましさまで感じる。

しかし、主人公のスタイルは、すでにネットのナンパコミュニティにおいて、
最強のナンパアーティストと称号されるようにまでなっており、もう今更、
やめようとする気もおきません。男達から認められたら、嬉しいですから。

なお彼が認められたのは実力以上に、さまざまな使える台詞やネタを、
発明したからです。しかも、それをわかちあった。さすがライターですね。


さて、以上が、主人公のナンパ生活の一年間でした。

ここで彼の成長過程を、季節に置き換えてみますと、

冬: ナンパに慣れるための準備の三ヶ月
春: ナンパが急成長してゆく三ヶ月
夏: ナンパで結果を出しまくる三ヶ月
秋: ナンパが飽きてくる三ヶ月

このように、単純に、よくあるプロセスを通ってます。

結局、ナンパの成長過程なんて、どこも一緒です。

そうして一年後、彼の環境に変化が訪れました。





ナンパを始めて一年後、もう普通にGETできるのが当たり前になった頃、
主人公は、あるシングルマザーに惚れてしまいます。彼女はパッとせず、
受け身な性格で、それなのに主人公は付き合うことになる。なぜなのか?

おそらく、彼女の前では、自分を魅力的に見せようと、頑張ることもなく、
ありのままでいられたからでしょう。また幼い子供がいたので、その子と
遊んでるときにホッとできたからかもしれません。癒されたかったのです。

これは、私がナンパを本格的に始めて一年後に、そんな好きでもない、
近所の女の子の家に入り浸って、「沈没」した時を思い出させましたね。
なんか反動からか、ナンパのモチベーションが下がって、休みたかった・・。


ちなみに、主人公の相棒、手品ナンパのカリスマ、ミステリーはこの頃、
失恋からノイローゼとなり、精神病院に入院します。サイトも閉鎖です。

彼は、もともと父と仲が悪かったり、自殺願望があり、精神的に問題を
かかえていました。自信がないからこそ、周囲からの承認が必要だった。
なので、注目を浴びるために、派手な格好や手品があったのでしょうね。

しかし、尻軽女に声かけてGETし、自己確認するだけでは、やはり深くは、
満たされません。ベタですが、あの「愛」と呼ばれるものがないと行き詰る。

また同時に、独創的なナンパ師のジャグラーも引退します。こちらもサイト
を閉鎖しますが、その理由は、彼女との長いつきあいにはまって、ナンパを
しなくなったからです。なお彼は、人柄がよくてノーマルで、まさに対照的。


ここで思うのが、極端なことをする人は、何かが欠けているという事実で、
たとえば数百人もGETするような人は、間違いなく、どこか壊れているし、
だからこそ、満たそうと頑張るわけですが、それは不可能でウツになります。

自分がナンパにいそしんでいて、少しでも上達したいと思っている時は、
数百人斬りのナンパ師を見て、すげー、オーラが違うと思うかもしれない。
しかし、自分がナンパに飽きた後、彼を見たら、一体どう感じるのだろう?

その温度差の激しさときたら、ガクゼンとします。少なくとも私はそうでした。

とにかく、当時思ったのは、ベタで恥ずかしいので言葉にしませんでしたが、
愛に満ち満ちたナンパをやろう、新たな世界を切り開こう、という決意です。

そこで、めくるめく「純愛ナンパ」が生まれたわけですが、それはまた別の話。





では次回も、この続き、主人公の二年目を、みていきましょう。

実は、この本、ここからのストーリーが、面白いんですよ。

読んでない人は、ネタバレ、ごめん!

posted by fmtbank at 14:32| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2009年02月21日

アメリカのナンパの歴史『ザ・ゲーム』

先日、水野敬也さんの『大金星』が、今までに書かれたナンパの文章で、
最も面白かったといいましたが、前言撤回します。その後、『ザ・ゲーム』
というアメリカのナンパ本を思い出し、読み返してみたら、こりゃビックリ!

あまりに面白くて、すべて吹っ飛びました。金曜だというのに、外出せず、
朝から夜中まで読み続けてしまいました。数年前に初めて読んだ時は、
失恋して精神的にブッ飛んでいたので、過大評価したのだと思いこみ、
それから読まなかったんですね。ところが、今回あらためて再評価です。

圧倒的な内容で、これにかなうものは、もうこれからは出ないでしょう・・・。


かなり感激してしまったので、再度、取り上げてみます。ただし、この本、
すでに絶版ですし、ナンパ初心者の方よりも、ナンパに飽きた方向きで、
アメリカのナンパ事情を小説化したものです。ノウハウ本でもありません。

以前、激しく紹介した時は、期待はずれという声もありましたので、
機会がありましたら、図書館などでパラパラめくってみてください。

日本人だと、あの内容に、ついていけない人も多いでしょうが、
今回は、このブッ飛んだ名著の概要を、まずは記してみます。

そこから、日本でのナンパに足りないところ、
そして逆に、美点なども、考察していきたい。





まず本によると、アメリカのナンパ技術やナンパビジネスの歴史は、
インターネットの普及とともに、次の順に、流行していったようです。


1: NLPを使った催眠ナンパ (ロス・ジェフリーズ)

男なら誰しも、催眠術を使って、女性の心と体を思うがままにしたいと、
一度は妄想したりします。それを体現したのが、ロス・ジェフリーズです。

彼は、女日照りの状態のまま、NLPや催眠の本を読みまくって独学で、
すぐに感情を高めてしまう技術を、5年間かけて開発しました。それは、
カフェのウェイトレスに催眠をかけて、数分で連絡先を聞くことだったり、
その気がない相手に暗示でもって、性欲ギンギンにしてしまう感じです。

彼は40代を過ぎて、その催眠の腕によって、一躍有名になりました。
『マグノリア』という映画で、トムクルーズがナンパ教祖の役をしますが、
そのモデルとなったのが、この彼であり、いわばナンパセミナーの開祖。


2: その場の主導権を握るナンパ (ミステリー)

奇抜な格好をして目立ち、皆の前で手品をしたり、とにかく、その場の
主役となってから、お目当ての女性にアプローチする手法です。しかも、
けっして、お目当ての女性を直接求めず、逆にそっけない態度をとって、
ネガ(悪口)を言ってからかったり、突き放したりして、気をひく方法です。

押しちゃダメ、タッチもダメで、猫に対しての、垂れ下がった糸のように、
自らか引くことにより、相手から来させようとする、間接的なアプローチ。
集団心理を利用するので、ソーシャルダイナミクスなどと呼んでいます。

この開発者のミステリーは、催眠ナンパが、セミナーしかしなかった時に、
実地のナンパ講習を始めることにより、人気が出ました。特筆すべきは、
男連れだろうが、アプローチすることです。荒くれ男でも平気でいきます。

かなりアグレッシブな方法で、調和を尊ぶ日本人には向かないでしょう。


3: コッキージョーク (次々と笑わせること)

ひっきりなしに笑わせ、相手をおとなしくさせない。このお笑いナンパなら、
日本でも非常にポピュラーですね。しかし、やはりそこはアメリカですから、
もっとトリッキーというか、オープンです。お目当てのウェイトレスに大声で、
求愛して、ギャグを連発したり等、空気を読むなんて、遠慮はありません。

なお独創的なナンパ師のジャグラーは、「笑いが一番の誘惑だ」と主張し、
さらに、「声かける第一声など、何でもいい。ゲップでもオナラでもいい。」
なんてウソぶきます。ちなみに、このコッキージョークというナンパ手法を、
広めたのはデアンジェロという男で、マーケティングがうまかったようです。

ただし、このコッキージョークは、どんどんエスカレートしていき、たんに、
買い物中の女性にわざとぶつかったり、クッションで叩いたりなど、無礼
にも程がある悪フザケに発展していったそうで、まさにあの『ジャッカス』
を生んだお国柄でしょう。個人的には、大味でイヤですね。引きますわ。


4: ライバルの男を無力化すること (タイラー・ダーテン)

そして最後に流行ったのが、もはや女性に対してのアプローチではなく、
男連れの集団に声をかける時、その中で一番パワーがある男に対して、
ネガやおちょくりを言って無力化させることです。反対に、自分が女性
と話してる時に、他の男が声かけてきた場合もギャフンといわせます。

これは、お国柄もあり、アメリカのナンパは路上よりも、バーがメインで、
必然的に、ライバルがたくさん集まる中で、ナンパしなくちゃいけません。
そうなるともう弱肉強食の世界ですから、いかにして言葉や態度でもって、
他の男よりも優位に立つかに関心が集まり、ノウハウが求められました。

それにしても思うのが、アメリカ人って、本当に、好戦的だということ!

自分を主張しないと生きていけないらしいし、ナンパをするにも大変で、
私は、本当に、日本に生まれて良かったです。もしアメリカ人だったら、
絶対にナンパできませんね。内気でシャイだと、負け犬扱いされます。





以上が、『ザ・ゲーム』による、アメリカのナンパの歴史です。現在は、
どうなってるのかわかりませんが、そんなに変化ないような気もします。

すでに、ほとんどナンパの手法自体は、出尽くしているようにも思えるし、
だからこそ、最後は、女性に対するナンパトークではなく、ライバルの男
に向けたトークこそが、かゆい所に手が届く、ノウハウとなったのでしょう。

しっかし、日本で、そんな分野を考える人なんて、いるんでしょうかね?

確かに、クラブとかではライバルだらけでしょうが、普通そこまでします?


なお、アメリカが日本より進んでると思ったのは、催眠を使ったナンパが、
とうの昔に開発され、とっくに時代遅れになっているところでした。確かに、
開発者のロス・ジェフリーズは達人だったかもしれませんが、習得するまで、
瞑想したり、ノートつけたりと、ホームワークも多く、時間かかるわけですね。

なので、やりたい盛りの男達は待ちきれず、表面的な台詞だけ試して、
うまくいかないと決めつけたり、適応性を疑い始めます。また、なんとか、
催眠で体をまさぐることができても、彼女が出来なかったケースも多く、
やはり催眠なんて、その場で解けてしまうし、継続的なのは難しいもの。

なので、結局は、シンプルなものが残ることになり、まず『笑い』という、
楽しいトーク。そして、楽しいだけではなく、相手を突き放す、『ネガ』、
さらに、興味を持たせる心理的トークなどで、そんなに斬新ではない。

それよりも驚いたのは、男連れとか関係なく声かける文化の違いとか、
ナンパ師同志の交流、その世界観やストーリー、主人公の成長過程、
さらに、ナンパのマイナス面まで述べて、純愛で終わるその幅広さです。

私にとって、この本は、革命的でした。いろんな面で開眼できましたね。

と同時に、この本を超えてやろうとも思いました。自分のナンパ活動で!





次回は、主人公が二年間で、どう成長していったかを分析しながら、

これからの日本のナンパを考察していきます。やっぱ、日本が最高!

posted by fmtbank at 16:03| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2009年02月19日

マイナス思考、バンザイ!

劇団ひとりが、誰かと結婚しました。本当に嬉しかったです。

彼は、昔さんざん遊んだ後、これじゃいけない、運命の人を
探そうと決意して、二年間も禁欲しました。その間、デートは、
たくさんすれど全くGETせず、ひたすら最愛の一人を探した。

その結果、ついに出会った相手と、ゴールインしたわけです。

これは極度のロマンチストで、ストイックな性格じゃないと、
なかなか出来ないことです。非常に共感したし、感動した!

私が目指していたこととも交差し、なんとも感慨深いです。


ちなみに、劇団ひとりこと、川島さんは、マイナス思考で、
すぐにクヨクヨ考えてしまうそうで、そういう人だからこそ、
妥協せずに、面白い作品をつくれるんだと思います。
(彼のDVDは濃すぎるので、好き嫌いが分かれる)

プラス思考ばかり、クローズアップされてる昨今ですが、
マイナス思考がなければ、人間は発展しないのも現実。

実は、素晴らしい人やプロフェッショナルは、意外にも、
ネガティブな人が多い。まだまだ自分はダメだと思い、
意識して努力しています。でも絶対にあきらめないで、
ひたすら素直に取り組む、プラスの姿勢も持ってる。

つまり、プラスとマイナスの、両方が必要なんでしょう。

体が、酸性とアルカリ性のバランスとるようなものです。
腸内細菌が、善玉菌だけではダメで、悪玉菌だって、
必要だから存在しているのと、同じかもしれませんね。


ナンパだって、ストレスがあるからこそ、続けられる。

そして、マイナス思考だからこそ、追い込まれて、
すごい強力な覚悟が生まれ、全てをひっくり返す。

期待してないので、成功した時の喜びも倍増・・・。

あー、マイナス思考、バンザイ!





なお、創作する人のほとんどは、マイナス思考でしょう。

たとえば、『夢をかなえるゾウ』が売れた、水野敬也さん、
彼はモーレツにマイナス思考です。じゃなきゃ、あんな本、
書けるわけがないし、続けて次作を読めば、さらに納得。

なんで、ここで唐突に、彼の名が出たかといいますと、
久々のお勧め図書の紹介です。題名は、『大金星』。

これは、今までナンパについて書かれた文章で、最も、
面白かったです。特に、初心者の方は涙するかも・・・。


といっても、ナンパの物語は、最初の3分の1程度で、
後はコンパでの物語になってしまいます。んー、残念!
コンパよりも、できたらナンパで統一してほしかった。

それでも、一年間カンヅメになって書いただけあり、
丁寧なナンパーテイメントに仕上がっておりました。

この本の最初、3分の1だけを、お勧めします。


さぁー、こうなったら私も、うかうかしてられない。

ナンパをさらに深く、面白く、創りあげたいので、

マイナス思考を、もっともっと、磨くであります!

posted by fmtbank at 14:40| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2009年02月17日

ファックユーってピースフル?

今回、私の初恋の話を書こうと思い、いろいろ思い出してたら、
つくづく、何も知らない無知の時代って、物事に感動しやすくて、
いいもんだなーと、すっかりノスタルジーにふけってしまいました。

と同時に、何も知らないことというのは、大変だけど、ある意味、
凄く幸せなことでもあると、再確認しました。無知は強いんです。

そして、ささいなことも思い出しましたので、以下、その時のこと。





ある時、白人のモデル集団に声かけてたら、中指を突き立てられ、
「ファック・ユー!」を連発されました。明らかに嘲笑されてましたが、
私も笑顔で、「ファック・ミー、ファック・ミー、プリーズ」と言ってました。

生まれて初めて、「ファック・ユー!」を言われたため、映画みたいで、
嬉しくなってしまったんですね。でも、後から考えたら、これはかなり、
ひどい対応だったのでは?と、腕を組んで、うなってしまいました。

だって、よく映画とかで、中指を突き立てられた相手はマジギレし、
すんげえ怒ってます。それは、侮辱の意味を知ってるからでしょう。


しかしながら、私は、「ファック・ユー!」を、映画みたいだと捉えて、
その時、傷つくことはなかった。あまり意味を知らなかったからです。
せいぜい日本語でいう、「ウザイ」程度だと思ってましたが、やはり、
もっと攻撃的な振る舞いなんでしょうね。でも知らなきゃ関係ない。

要するに、いいたいのは、「無知の強み」です。知らなきゃ平気!

知らないほうが、自由で、しなやかにいれるのではないでしょうか?

とびきりイイ女は、普通の男を相手にしないと、本当なのかどうか、
よくわからない仮説なんかを、知らなければ、平然と近づけます。


現代は、情報社会ですから、とにかく情報やノウハウを知らないと、
損する、置いていかれる、という脅迫観念があります。しかしながら、
知ることによって、自分自身を弱体化していることも、確かです。

「あなたには、これが足りない、あれが足りない」と思わせる情報も、
氾濫しています。だって、とにかく消費者から買ってもらいたいから、
そのために、なんとかして欲求不満にさせて、買わせるわけですね。

しかし、多種多様な主張があるため、受け手は、混乱してしまう。

そんな時は、情報を入れなければいい。完全シャットアウトです。

知らないほうが、ノビノビできる。シンプルになれる。

なんたって、無知なる子供は、元気です。





もちろん、子供時代には戻れないけれども、ムダな概念を捨て、
当たり前と思っていた常識を、あえて忘れてしまうことは出来る。

「ナンパ」という言葉も、本当は使わないほうがいいです。そして、
違う言葉にも置き換えません。言語化しないほうが、やりやすい。

ただ、思い立ったら、行動があるだけで、「ナンパしよう」なんて、
発想さえいらない。また、「モテる、モテない」という概念もジャマ。

他人と比べると、不安定になり、主導権を預けることになります。

そんな二元論がなければ、あなたは、そのまんまの存在ですよ。
なにもモテないと落ち込むこともなく、自慢することもありません。


二元論なんて、人に伝えるために、利用するだけのものです。

たとえば、ナンパブログを面白くしようとするために、「モテる」という、
概念を使うとしたら、自分の成功したことだけを、ことさら強調して、
書いていけば、「すげー」と思われるかもしれません。または、逆に、
「モテない」を強調すると、失敗談や自虐ギャグとなり、面白くなる。

私も、数年前に、その両方をやってみましたが、今では、まったく、
しっくりこない。そらぞらしくって、やってられない。そんな二元論の
強調なんかに頼るよりも、「モテる」「モテない」という概念自体とは、
まったく関係ないところで、ノンキにやってるのが一番いいですね。


「え?モテる?どういう意味ですか?」

「え?ブサイク?誰が?」

「イケメン?何?食べ物?」


要するに、これも無知の強味です。

知らなければ、コンプレックスにならない。

そもそもの概念自体と、無縁になってしまえば、
ただ自分の好きなように行動し、考えるだけ。

これが一番ラクですわ。


ナンパ情報をはじめ、ムダな常識とは、オサラバ。

地球で、初めて生まれたかのように生きればいい。

なーに、ハダカの王様?けっこう、けっこう!

さぁ、ネットなんて解約しよう!

こんなブログも、読んじゃダメ〜。

posted by fmtbank at 18:58| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2009年02月13日

他人のふんどしで相撲とっちゃダメ!

本日、アップした記事、「ナンパが飽きてしまったあなたへ(その2)」
を削除しました。というのも、『達人のサイエンス』という本から引用し、
勝手に、ナンパ向けに編集しまくっていたからです。これは、よくない。

しかも、なんていい内容だろうと、引用しまくっていたら、(その2)で
終わらず、(その6)まで続きそうな具合で、あまりに引用しすぎです。

これでは、著者の方に大変失礼なため、中止させていただきました。


なお、内容は、結果を求めずに、淡々と毎日の稽古を慈しむという、
日本古来の『道』というものに通づるものでした。おそらく、この姿勢、
西洋から伝わった成果主義よりも、われわれの肌に合っていますね。

ですから、これ以上はもう述べませんが、もしナンパが退屈に感じて、
目標さえも失ったときは、『達人のサイエンス』をはじめ、日本古来の
『道』に関する本を読めば、初心に戻って落ち着くこと、うけあいです。

精神的修養って、ストイックでかっこいいですよ。参考にしてください。





さて私も、今後は、他人のふんどしで相撲をとるようなことはしません。

やはり自分の体験こそを書かないと、いけないような気がしてきました。

そこで次回からは、タイミングをはかっていた、『純愛ナンパ』について、
本格スタートいたします。どんどん自分の経験も明かしていく予定です。

この『純愛ナンパ』は、おそらく、私が一番語る資格のある分野でしょう。
(すいません、それは言いすぎ!ピュアな人達は、他にも大勢います。)

表面的なナンパなんて、たいしたことない。これこそが、最高ですよー。


(そういうわけで、仕切りなおし!)

posted by fmtbank at 10:46| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2009年02月12日

ナンパに飽きてしまったあなたへ(その1)

ナンパに対するモチベーションが落ちてしまった時、どうすればいいのか?

私は長いこと、この命題に、悩まされてきました。ナンパは飽きるのです。

そして今では、その答えがわかったとはいえ、とても単純なので、わざわざ
書くことでもないなと感じていますが、それでも、スランプにはまっていたり、
かつての活力がどこかにいって、焦ってる人もいるでしょうから、書きます。

結局のところ、ナンパが飽きてしまったときの脱出法は、以下の3つです。





まず1つは、目標を持つこと。当たり前ですね。当たり前すぎて、退屈
かもしれませんが、例えば、私の場合は、その場限りのGETをやめて、
オンリーワンとなる最愛の人を見つけるナンパに、切り替えてみました。

まぁ、目標は、何だっていいでしょう。これは、そんなに重要ではない。


次に、2つ目は、トークや方法を変更していくことで、より新鮮にナンパを
できるようにするため、日々、ほんの少しずつでいいから変えていきます。

服装や場所はもちろん、特に、台詞を新しいものにすると、楽しいでしょう。

といっても、一日、新しい台詞を20個仕入れたとしても、実際に使うのは、
そのうちの1個程度だったりします。台詞にこだわると、どうしても会話が
スムーズにいきません。それよりも長い目でみて、勉強する感じがいい。

新しい台詞ばかりを意識すると固くなるのに、忘れてしまうと、かえって、
思わぬアドリブが出たり、急に良いアイデアが浮かんだりするんですね。

蓄積していくうちに、アイデア同士が結合して有機的になってきますし、
すぐに変化が現れなくても、ジタバタしないでください。焦らず、ゆっくり。


そして最後の3つ目が、「ワンパターンそのものを愛すること」で、これが、
ナンパが飽きてしまった時、前進するために、もっとも効力を発揮します。

同じことの繰り返しを、ただ『稽古』として、凡時徹底していくことこそが、
心をクリーンにし、精神的活力をみなぎらせる、最大の道なんですね。

そこで、私自身が、壁にぶつかった時に読み返し、助けられてきた、
「達人のサイエンス」という本から、怒涛の抜き出しをしていきます。

ただの引用なんですが、ところどころ手を加えているところもあって、
著者のジョージ・レナードさん、勝手な行為、どうかお許しください・・。

(以下、「達人のサイエンス/ ジョージ・レナード」より引用)





・・・と思ったのですが、

やはり、著者の方に失礼なので、
引用部分は、後日、削除しました。

どうも、すみません。(まじめか!)

posted by fmtbank at 17:34| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2009年02月10日

聞き上手?話し上手?

コミュニケーションの達人に、極意を聞くと、そのほとんどが、
「聞き上手になること」だと言います。おそらく、正解でしょう。

私自身も、ナンパのおかげで、すっかり聞き上手になれました。

もちろん、まだまだ全然、達人の域にはほど遠いですが、なんせ、
高校時代の文集を開いてみると、クラスの中でのいろんな順位が
あって、その一つに「人の話を聞かない」というのがあり、その1位
に入っていたくらいです。余裕も、落ち着きも、なかったんですね。

ところが、やはりナンパを始めると、相手の話を聞かざるをえないし、
「コミュニケーションは、とにかく量稽古」という基本通り、経験量が
増えるとともに、相手の言うことも、次第にわかるようになりました。


ただし、これはナンパだけの力ではなく、瞑想を始めたことが大きく、
ムリなく、頭を空っぽに出来るようになったことが、聞き上手への扉
を開いてくれたと確信しています。ハッキリいって、瞑想効果は凄い!

相手の話を聴くときも、思考を働かせるのではなく、できるだけ何も
考えず、状況を感じるモードにします。すると、相手の言葉がスッと、
こちらに入ってくるんですね。心にスペースがないと、話は聴けない。

自分が思考でいっぱいのまま、相手を受け入れることは出来ません。
なので、テクニックだけで聞き上手になろうとしても、無理でしょうね。


普段から、自分の思考の動きに敏感で、へこんだり、落ち込んだり、
そういった逃避したい時こそ、自分の中を観察していくと、人間理解
が深まっていきます。そうして、相手の気持ちも見えてくる。要するに、
自分の心に詳しくないと、相手の心など把握できないということです。

敏感で、繊細じゃないと、聞き上手になんか、なれっこないと思います。

ですので、ナンパに向いてないと思われる、内気でシャイな人こそ、実は、
声かけと初期段階のトークさえマスターすれば、高みに上れる逸材です。

ぜひとも、瞑想とナンパを掛け合わせて、ジワジワと、がんばってください。





しかし、瞑想やってりゃ、聞き上手になれるのなら、スピリチャル系の人で、
とにかく、話しづらい人が多いのはなぜだ?という疑問もあるかもしれない。

彼らは日常的に瞑想しているのに、会話すると、こりかたまった価値観を
これみよがしに、または微妙に、主張してきて、聞き上手とは思えません。

いちいち相手の話から、自分の信じ込んでいる価値観をアピールしようと、
つい話をさえぎって、要は、まったく頭を空っぽにできていないわけですね。

コミュニケーションにおける最大の不協和音が、この自分の正しさを証明
しようとすることばかりを意識することです。これで、全てがオジャンになる。

自分の価値観が正しかろうが、間違っていようが、どっちでもいいじゃない。

なぜ、他人を言いくるめようとする?なぜ、粗雑に、他人の賛同を求める?


結局は、自信がない、というだけですが、ネット上での掲示板だとかも、
いかにして「自分が正しいかを証明すること」に、躍起になっています。

その相手をしてあげることは、欲求不満の相手を喜ばしてあげることで、
それはそれで、ボランティアにはなりますが、バカらしい。当ブログも以前は、
嬉しいコメントもいただいて楽しかったのですが、ごくたまに、正しさを証明
したいがための人もいて、面倒なので、コメント欄は閉じてしまいました。

たいてい、ネガから入ってくるコメントの人は、何度か嫌なやりとりをした後、
最後は、「会おう!」という、やっぱり相手してもらいたいだけ、だっだという、
オチで終わってます。なら、最初から喜ばせるようなコメントすればいいのに。

おっと、グチっちゃった・・・。





話を戻しますと、聞き上手は、頭を空にするという、シンプルながらも難しい、
それでいて、最強のコミュニケーションということ。しかし、聞き上手は単純で、
物足りなく感じてしまいます。やっぱり、話し上手がいい。しかも、芸術的な!

でも、はたして、トークの力というのは、時間をかければ身につくのでしょうか?

そして、40才、50才になっても、トーク力は鈍らず、成長するのでしょうか?

芸能人では、島田紳助さんが、非常に希望を持たせてくれます。なんたって、
年齢がいけばいく程、トークが冴え渡っていった。しかも彼は、センス以外に、
ちゃんと論理的に構築していって、成長していった過程があります。人間性が
好かんと思う方も多いかもしれませんが、トークの力で昇りつめたのは凄い。

また他にいいなと思っていた人に、高田純次さんがいます。彼は、論理的に、
構築していったのではなく、もうセンスだけです。あの実にいい加減なトークは、
ナンパ向きと思い、以前は夢中になり、純次さんの自伝まで読んでいました。

自伝によると、芸能界に入った最初の頃は、アドリブが次から次へと浮かんで、
自分で天才だと思っていたそうです。ところが数年たつと、もうマンネリに陥って、
そこから数十年は、同じ事の繰り返しになってしまったらしい。よく目が死んでる
なんて茶化されていましたが、それもそのはず、ルーティーンで仕事してたのです。

これは意外でした。もしかしたら、神助さんも、とっくにマンネリズムで空しさに
直面し、それでも続けていたのかもしれません。それは、避けられないのか?


そういうわけで、話し上手を目指すために、毎日、新たな台詞も仕入れては、
練習までしていこうと思っていますが、これはナンパを飽きないようにするため、
トークに変化をつけるという、面白さの追求でもあります。斬新さを求めている。

ところが、そんな新しさだけを求めても、かえって飽きるのを早めてしまうようで、
一方に、ワンパターンこそを愛し、ルーティーンに染まることによって、もっと深く、
豊かに、ナンパを花開かせていく方向もあるのでは?いわば、逆の立場ですね。

新しさや変化を求めると同時に、ワンパターンも愛し、バランスをとるべきです。

そこで、「達人のサイエンス」という本から、ワンパターンを愛すことの大事さ、
特別なことをしない豊かさについて、書き出していきます。では、また次回!

posted by fmtbank at 13:58| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする