韓国野球委員会(KBO)の許亀淵(ホ・グヨン)野球発展委員長=写真=は「高尺スカイドーム(ソウル市九老区)は一般的なドーム球場とは言えない」と断言した。
許委員長は「野球の発展のためにはドーム球場建設が必要だ」とこれまで主張してきた「ドーム球場礼賛論者」だ。ところが、その委員長自身が「21世紀に建てられた全世界のドーム球場の中で最悪なのがこの高尺ドーム」と声を荒らげ、「高尺ドームはプロではなく、アマチュアの専用球場として使用すればちょうどいいだろう」と言い放った。
そして、「プロが使用するには、球場として選手や観客が支障なく使用できるよう専門家のさまざまな意見を集約すべきだった。ソウル市がそうした手順をどれだけきちんと踏んだのか疑問が残る。高尺ドームの鉄骨工事をする時、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長に会った。その時、私は『いっそのことドームで覆わずにこのまま工事を中断してほしい。こうした手抜き工事は二度とやってはならないという教訓の象徴として残せ』とまで言った」と怒りをあらわにした。
また、ソウル市が交通アクセスや渋滞問題を解決するため打ち出したシャトルバス案に対しても「非現実的だ。気は確かなのか。1万人以上の観客をどうやってシャトルバスで近くの地下鉄駅まで運ぼうというのか理解に苦しむ。そんなことを考えるのは球場に一度も来たことがない人たちだけだ」と批判した。
さらに、「当初は約400億ウォン(約43億円)で建てようとしていた一般球場が、2700億ウォン(約290億円)のドーム球場に変更されたのに、ソウル市の公務員たちは野球に対する誠意もないまま、形式的な要件にのみこだわったため、こうした結果になった。市民の税金をこんな風に使ったことに対し、誰が責任を取るのか」と強く非難した。