2010年12月19日

ナンパ道場からの手紙

これが初めての手紙になる。すっかり返事が遅れてしまったが、
何無派道場にきて、しばらくドタバタしていたため、仕方なかった。

なんせ僕は、もう「出家者」同然だ。何無派道場に来たからには、
少なくとも半年以上、俗世間との関わりは最低限となる。こうして、
君に手紙を書けるだけでも特別なことだといえよう。なので多少の
遅筆は許したまえ。もっとも、君からの連絡は、実は嬉しいのだが。


なんせ、この道場では、読書やTV等、マスコミからの情報は禁止だ。

マスコミは、人をネガティブにしたり、余計な先入観を植えつけるので、
完全に断つことにより、本来の自分のパワーを守るという考えらしい。

でも、そうなると、世の中では何が起こっているのか分からなくなって、
時代に取り残されたような気になる。そして本好きの僕なんかは、特に、
活字情報への欲求が、もはや飢餓状態だよ。そんな欲求不満の中で、
君からの手紙は、僕にとって唯一、外部との接触といってもいいだろう。


もちろん、ここは何無派(ナンパ)道場だ。別に部屋に引きこもっている
だけではない。ある時間が来ると、外に出て、使徒と呼ばれる女性達と、
目まぐるしく接触することになる。しかし、純粋にナンパ以外で、男性と、
コミュニケーションとれるのは、君との文通だけであるため、貴重なのだ。

この道場には、幾つか戒律があり、先程の「マスコミ経由ノ情報ヲ禁ズル」
に続いて、「同性トノ接触ヲ禁ズル」というものもある。要するに、男友達と
遊ぶことはおろか、街で見かけたナンパ師と友達になったり、情報交換し、
コンビナンパしたりすることが禁じられていて、自ずと孤独に追いやられる。

ひたすら自分を孤独に追いやり、コミュニケーション欲を極限まで高めて、
それをナンパで解消する。また、他の男性との比較で、勝った負けたなど、
キョロキョロして自分のパワーを浪費しないようにするためらしい。基本、
「あなたは世界で初めて生まれてきた独りのように生きなさい」ということ。


僕らは社会的、文化的に相当、洗脳されているので、自分を見失っている。

他の人がやっているからと、何も考えずに同じことをして眠りこける。それで
不安から逃れられるだろうが、あくまで一時的。目をつぶって、自分のパワー
をシステムに奪われ続け、自ら家畜となり、時おり、本音が「違う!」と叫ぶ。

しかしシステムの同調作用は強烈だ。おいしい目にあってる他人を見せつけ、
「同じようにやってごらん。」と、僕らが求めてない不向きなことをやらせようと、
誘いこんでは、もっと努力しないと手に入らないと、泥沼に引きずりこむのだ。

このマトリックスの世界から逃れるためには、「独り」にならなくてはいけない。

そして不安という兆候こそが、マトリックスから外れているという解放の兆しで、
今の僕は不安でいっぱいであり、もちろん、同じ量の期待も巻き起こっている。





ところで、君も壁にぶちあたっているそうだね。もう普通に会話は流せるように
なっているのに、会話しつつも、そのまま行かれたり、逃げられたりするらしい。
ポジやオシを使ったり、一般的なネタ(趣味や仕事)も使っているのに粘れない。

そこで、会話を流して粘るために、他に必要なことはあるのだろうか?とのこと。

僕と同じくらい長年ナンパをしている君から、そんな初歩的な迷いを聞くなんて、
驚いたよ。いや、軽蔑しているわけではなく、すでに何十人もGETしている君が、
そういう初歩的な観点をおろそかにせず、とりあげようとする姿勢が素晴らしい!


しかし、君は本当に、人がいいな。もらった手紙には、「ポジやオシも使っているが、
笑顔のまま、去られてしまう。」とあった。これは「去られてしまう」のではなく、君が
「離れてしまう」の間違いだろう。なぜ「笑顔」なのに、自ら離れる必要があるんだい?

笑顔だったり、会話が続いているのなら、男から離れるのはレディに対して失礼で、
その時点で、寄り添う男としての資格を、はく奪されている。女性よりも、自分だけを
傷つかないように、大事にしている。もしくは、追うだけの価値ある女じゃなかったか。

単純な話だよ。「粘れない」んじゃなくて、「粘りたくない」だけだと思う。欲しくないんだ。

君は僕が、何かテクニックじみた助言をするかと思ったかもしれないが、もうすっかり
この何無派道場の価値観に、洗脳されてきている僕は、テクニックは邪魔という考え。

場長がよくいう、「出会う人にしか出会わない。」という意味が、少しずつわかってきた。

結果が全てで、粘れなかったら、ただそれだけ。何を無意味に悩む必要があるのかな。


しかし、ならば努力はいらないのか?何も考えなくていいのか?方向性も大事だろう?

そういった疑問も沸くだろうが、すべては「陰陽」をコントロールすることで、うまくいく。

例えば、会話が流れるのなら、逆に流さないようにする。「え!」という驚きのある何か、
変わった台詞を入れる。結局は「ネガ」だ。ポジもオシも、あなたが欲しいという流れで、
今度は、その「陽」の流れに、逆に「陰」を入れていく。「お前なんか、いらねえ。」という、
小馬鹿にした姿勢、もしくはワケわからない台詞で、わかりづらくして興味を惹いたりと。

そして一番簡単なのは、強引さだろうな。ひたすら寄り添って、ブチギレられる覚悟で、
平然とトークする。これもネガだし、結局、どうやったら嫌われるか?と逆のことを考え、
逆のことをすれば、なぜかうまくいくし、ネガの不思議な効用というやつだね。もちろん、
「人を呼びますよ!」と言われたり、凹む結果にもなるが、それが賭けってやつだろう?


僕らは、ギャンブルをしない替わりに、女に対して危険に賭けている。失うことを前提に、
危険な遊びをして、ちゃんと快感を得ているのなら、ギャンブルなんてする必要がない。

君、見たまえ!あのパチンコという、実にアホらしいギャンブルにはまっている者どもを。

空気の悪い騒音の中で、ひしめきあい、お金と時間というエネルギーを収奪されている。
まるでその姿は、劣悪な状況の中で、ひたすら卵を産まされ続けている養鶏場のようだ。

最近では、パチンコ屋もキレイにデコレーションされたり、懐かしのアニメを取り入れたり、
洗練化されてきているが、それがマトリックスのやり口であり、真意は絶妙に隠されている。

まぁ家畜化された他の人達のことは、どうでもいいか。僕らは僕らで、おのれの道を進もう!





ところで唐突に、壁に貼ってあるナンパ十牛図を見てたら、基本的なことを思い出した。

僕も忘れていたけれど、君も基本的なことを忘れてるかもしれないから、記してみたい。

まずナンパ十牛図では、「1:無垢」において、知らない女性に声をかける練習から入り、
「2:孤児」でポジ、ほめたり好意を伝えることに慣れる。そして「3:戦士」ではオシという、
とりあえず形だけでも誘うことを稽古するわけだけど、問題なのは、次の段階からだね。

上記の三段階では、声かけて褒めて誘うだけで、いわゆるナンパの原型、プロトタイプ
だけれど、もちろん、これでも、ある程度うまくいく。しかし反応いい相手だけを限定とし、
それ以外の相手は捨てていくから、いかんせん確率が悪い。声かけの練習になるけど。

そこで、次の「4:世話人」からはネガも使っていく、テストタイプに入る。ここで「陽」から
「陰」へと転じるわけだけど、一言でいえば、積極的に嫌われていくことを決意するわけ。

好かれようとすると、人間、パワーが萎縮するから、あえて逆張りすることで、開き直り、
堂々した会話が出来るようになる。君が迷っていたのは、結局、「4:世話人」の段階で、
やはり、すっかりネガを忘れていたということだ。ぜひともネガ精神を取り戻してほしいな。


いずれにしろ、出家した僕と違い、在家の君は、普通に仕事をして、相手を気づかったり、
仕事上でうまくやるための社交術がクセになっているかもしれない。でも、それとナンパ
でのトークは別物だから、混乱してしまうだろう。非常識な程に図々しくなっていいのだよ。

在家の場合は、ナンパする時間も、なかなかとれないと思うけれど、勇気を出してほしい。

もちろん僕も頑張るよ。次回は、なぜ出家したのか、個人的なことを述べたい。また後日。


(後日談: この形式は、映画「パンドラの箱」に影響されただけで、結局、一回でやめた!)

posted by fmtbank at 13:27| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2010年12月17日

文通しませう!(君が君である限り)

ブログをリニューアルするといいつつ、時間がたってしまいましたが、
次回よりスタートします。内容は、「僕」から「君」への書簡形式です。

ここにきて急に形式を変えるので、違和感あるかもしれないけれど、
飾り気のない素直な気持ちで、プライベートな手紙のように綴りたい。

そのために、このブログでは、すでに「フミトバンク」というHNは捨て、
ただの名無しになり、消えゆく存在としての命をまっとうしたく思ってる。


とはいっても、君が懸念するように、自殺しようとしてるわけではなくて、
ナンパ世界やネット上から消えるだけで、次のステージに進むんです。
いつまでも同じ場所にいることはできない。変化しまくって最後に死ぬ。

忘れちゃいけない、君も必ず死ぬ。遠い未来ではなく、たった今、死ぬ。
たとえ明日や来月だろうが、10年後だろうが、死ぬ時は、常に「今」だ。

だったら、やるべきことが自然と見えてくるだろう。凄いことをしてやろう、
なんて企むのもいいけど、結局、単純なことしかできないんじゃないか?

そして世の中、単純なことを続けるだけで、高みに昇れると思っている。


君は、ほとんどナンパ経験がないのに、『ゲーム』のダスティンがやる、
言葉を使わずに女性をその気にさせる、いわゆるナチュラル系を目指し、
結局、初めてのナンパで、うまくいかず、くさったそうだけど、ナチュラル
なんていわれてるように、あれはマネしづらい、才能が必要なものだよ。

君が、あれを「技」といってる時点で、程遠いなと思った。むしろ技を捨て、
無心に延々と続けられる覚悟があるかい?何も経験がない人に限って、
特殊なことをしたがるけれど、「特殊」なものって出来る人が少ないから、
「特殊」なんだし、誰でも確実に出来るものって、結局、「王道」なんだよ。

「王道」ほど簡単で、気持ちいいものはない。でも、その単純なことさえも、
ほとんどの人が出来ないわけで、逆に、どんどん自分から複雑に考えて、
「やっぱり難しい」とかいってる。まぁ思考の奴隷、マトリックスの家畜です。


だからといって、その人にとっての「王道」が、実は傍から見ると「特殊」で、
他人にはマネできないものとなることも多い。だから僕のさも知ったような、
小言じみたアドバイスは無視したまえ。難しそうなことや、他人からバカに
されるような事でも、自分の直感がGO!というのなら、絶対に進むべきだ。

ただ僕は、今の君ではムリだと思ってしまった。せっかく『脱出プログラム』
を注文してくれたというのに断ってしまったのは、現時点で、お話にもならぬ、
1からやんな、という厳しい提言です。まずはひと通り、ナンパの洗礼を受け、
話はそれから。結局、数か月もたてば、あきらめてくれるだろうと思っている。

しかし、自らの力で、貫き通すことができたなら、強烈にリスペクトしてしまう。

ナンパでは、何が起こるかわからない。僕はナンパを、何も無いという意味で、
「何無派」と表記しているけど、何も無いということは、何でもありと同じだから。





というような感じで、今後はいただいたメールの返答も、できるだけブログで、
返答したいと思っています。いきなり「君」扱いで返答するのは失礼ですが、
いっさい気を使わないで、率直に述べたいという真心なので、ご了解ください。
(ただし、あまりに個人的な内容や、個人情報などは、決して出しませんが)

また、「君は」といいつつ、その「君」は、1人ではなく、数名の場合もあります。

まとめて返答するため、誰が誰だかわからなくなるかもしれませんが、要は、
自分に当てはまると思った箇所が、「君」へのメッセージなわけで、そんなに、
キッチリせず、戯れる感じで受け取ってください。テキトーな曖昧さが大事です。


ちなみに今回、サンプルとして「君」の対象にさせていただいたのは、いきなり、
ダスティンのナンパ方法を目指すという方で、素晴らしいとは思ったのですが、
ナンパ経験がゼロに近かったので、当分は無理だと感じました。これいわゆる、
初心者が斬新な方法や、面白い台詞に頼りたくなる、よくある逃避症状ですね。

そう感じてしまったからこそ、今回、『脱出プログラム』をご注文くださったのに、
断ってしまいました。難しそうと思いながらも販売するのは、失礼にあたります。

なお、今まで「教材を買おうかどうか迷っている。」という相談メールをもらうと、
ほぼ全てに「不要です。」と答えてました。ナンパは迷うならやらない方がいい。
これは修行ですから、腹を決めて、自らの決意でやり通さないと、続きません。

たまに引きこもりだとか、内気な他人に、無理やりナンパを勧める人がいるが、
あれは宗教の勧誘と同じです。ほっといてあげてほしい。やる人は、やるだけ。

どんな人にも時期がある。その流れが来た時は、止めても勝手にやりますよ。


でも、そんな機が熟した時に、ネットでのナンパ情報で毒されたり、無意味な
他人のこだわりに縛られてほしくない、という思いはあります。実際のところ、
一切のナンパ情報はいらないかもしれない。自らのスタイルは自らがつくる。

特に、ネットで販売されている「ナンパノウハウ」でいえば、秘伝をうたうのは、
たまたま、その人の個性で出来あがった局地的なものの可能性が高いので、
役に立たないかもしれません。「誰でも出来る」ものって、結局は、王道ですし、
王道っていうのは、大抵あたりまえのことだから、頭に新鮮に入ってきません。

そこを新鮮に入ってくるようにし、情熱に火をつけようとした『覚醒プログラム』は、
本当に傑作だった、いい仕事したと、我ながら大満足です。もちろん現在では、
日本一のナンパ教材だと自信満々ですが、他の教材販売者も、同じでしょうか。


他のナンパ教材の紹介ページを幾つか読んだことがありますが、よく思うのが、
あまりハードル高くしなければいいのに、ということです。私みたいに、まず最初、
期待値を低くしてから購入してもらえば、意外に良かった!と、喜んでもらえます。
その方がガッカリさせないし、恨みをかわないから、長期的にみれば、逆に安泰。

しかし、これは彼らのナンパスタイルと同じなのでしょう。最初にハッタリかまして、
主導権を握り、短期間でGETする感じ?だから服装をちゃんとし、あからさまに、
強気でいくというナンパ?これは男らしいけど、私は恥ずかしくて、出来なかった。

結局、私の場合は、最初はナメられてでもいいから会話を続けて、だんだんと、
シンクロ率を上げて、気持ちよがらせる戦法をとりました。そもそも第一印象で、
食いつかれることなど、ほとんどないから、そうせざるをえなかったわけですね。

本来、どちらかといえば、何回も会ううちに好かれるタイプで、ナンパに向かない。

それなのに、なんでこんなにナンパに惹かれ、長年巻き込まれたのか不明です。





まぁ乗りかけた船ですから、最後までトコトンいきますよ。決して遊び人ではなく、
引きこもり気質のパッとしないオタク男ですが、ロマンチストの面を肥大化させて、
『ナンパ脱出プログラム』と、このブログをフィナーレまで運んでやろうと思います。

特に、『脱出プログラム』は本当に難産でした。ただ女をGETするシーンを重ねる
なんてベタことは退屈すぎて出来ない、またたく間にワンパターン化し飽きられる、
そう読んでいた私は、なんとかして新しい世界観を基盤にできないかと考えました。

そこで「運命の一人」を見つけるという目標を掲げ、どうでもいいGETを絶対しない、
ストイックな純愛ナンパを始めたのです。今までと反対の価値でやると新鮮だろう、
せめて『覚醒プログラム』のパロディにもなれば面白いかという、軽い気持ちでした。

また同時に、ナンパに飽き飽きしてしまった、自分を救うための処方箋でもありました。

それが思った以上に、効いてしまい、私は打ちのめされ、復活して、救われたのです。


よきにつけ、あしにつけ、転換が何度もあった。その過程を克明に記録し続けたのが、
『脱出プログラム』であり、『覚醒プログラム』の頃よりも10倍苦労した精神ギリギリの、
自分の弱さなど全てを露呈しまくりで、あまり大勢に聴かせたくない、私的冒険です・・。

ナンパ初心者の頃から始まる『覚醒プログラム』は、少しずつ慣れていく導入期から、
一気に開花する成長期までの内容なので、ナンパが楽しくてしょうがなく、瑞々しい、
弾ける想いがこもっています。しかし、『脱出プログラム』は、落ち着いた成熟期の話。

今の日本社会も成熟期ですが、明確な方向性を失い、迷走しがちです。その霧の中、
どうやって豊かに花を咲かせるかという、ヒントになればと思います。な〜んて、とって
つけたような話は、もういいか。結局は、面白ければ何でもあり!それにつきますわな。

(というわけで今回は準備段階でした。次回より、リニューアル形式にて始動します!)

posted by fmtbank at 13:49| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2010年12月15日

終わりの始まりです!

いよいよ、『ナンパ脱出プログラム』を完結させる時が来ました。

今明かせば、私は出来るだけ、その発表を先延ばしにしたくて、
ここまで引っ張ってしまいましたが、もう一年半も休止しましたし、
これ以上延期できない、最終期限にきてしまったと感じています。

はたして大傑作になるのか、それとも駄作になるのかが分からず、
不安だったし、もしや物議をかもすことになるのではないのか?と、
発表すること自体をビビっていましたが、すでに腹はくくりました・・。

ある事情により、『ナンパ脱出プログラム』を全て発表した時点で、
このブログ含めた全ての活動が、終わりを迎えることになります。

これまでに、ほのめかしてきた、「サードインパクト」というやつで、
ここ数年は、どうやって幕を引こうか迷っていましたが、ようやく、
メドがついて、機は熟しました。今こそが、終わりの始まりです!





まず『ナンパ脱出プログラム』は、現在、販売中の『第一章:序』
をクリスマスイブにて、いったん終了し、引き続き、次のステージ、
『第二章:破』へと進みます。クリスマスからエントリー開始です。

さらに最後は、『第三章:究(きゅう)』にて完結します。第三章は、
「急」でもなく、新劇場版エヴァの「Q」でもなくて、「究」となります。

「究」とは、深く研究すること、究める(きわめる)という意味です。

ナンパ世界の最後を迎えるに、ピッタリのタイトルといえましょう。

しかし、そこまで興味をもって、ナンパに深くはまりこむ人なんて、
そんなにいるもんじゃありません。ほとんどが浅い段階で終わる。

なので、『序』から、今回始まる『破』を経て、ラストの『究』までと、
最後までお付き合いくださる方は、ある意味、戦友と思ってます。


実は、『ナンパ脱出プログラム』は、多くの人に購読してもらおうと、
まったく思っていません。最大で、『覚醒プログラム』ご購読者の、
半数が上限と考えており、選ばれし少数精鋭の方のみが対象です。

それは、「運命の人」という存在を信じれる方、または常識を超越
するような凄い世界の可能性を予感できる方、要するに、かなりの
ロマンチストで、これまで呼びかけてきたニュータイプの人達です。

また、結果はともかく、作業的なナンパに失望してる人も含みます。

別に、GET系のナンパを経なくてもかまいません。恋したい人や、
能力開発したい人で、どうもナンパがしっくりこないのなら、もはや、
他人のたわごとなど全部忘れて、自分なりのセカイを創ればいい。


女を何人GETしようが、本音をいえば、もうどっちでもいいんですよ。
そんなもん、ただの結果にすぎず、それよりも精神の激しい爆発や、
気が狂うほどの喜び、そして自分が予想もしなかった能力の開眼、
価値観が転換するうちに進む、セカイの革命といった感動がほしい。

それは他の分野でも、気持ちをこめて没入すれば、手に入りますが、
ここは一つ、ナンパという非常に個人的な分野で修行してみようでは
ないかという提案です。今は食べ物がなくて困る時代ではないので、
食欲を満たすために冒険するというのは、どうも実感が伴いません。

ならば性欲はというと、ネットやAVで気軽に解消できるし、二次元で
なくとも、風俗に行けば簡単に解消できます。そんなんじゃ空しいわと
思うのなら、単純な性欲だけでなくて、心の交流を求めているのです。


性欲だけでナンパできる人は、まだ若いか、よほど性欲が強い人だけで、
結局は、それ以上のなにか、女性との共感や交流、そして必ずしも成功
するわけではないことからくるスリルや達成感、さらに人との出会いで、
自分自身が成長する過程を楽しむ、「進化欲」も求めているわけです。

ナンパは「性欲」だけではなく、心と心がつながりトキめくような、いわば、
「シンクロ欲」というもの、そして自分が目覚め、自由になる「進化欲」も、
同時に満たされ、人間の持つ可能性を、最大限に引き出せる修行です。

心豊かにナンパしたい「ニュータイプ」の修行者を、お待ちしております。

posted by fmtbank at 13:57| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2010年12月03日

12月限定:『超速プログラム』が登場!

新しい展開があったので、告知させていただきます。

本来なら49日間かかる、『ナンパ覚醒プログラム』を、
たった一週間で修得しようとする、『超速ヴァージョン』
を12月限定で、販売させていただくことになりました。

もう今年も終わりで、少しずつナンパを身につけるより、
クリスマスや年末年始に向けて、とにかく短期決戦で、
結果を出したい、という要望に応えての特別企画です。


先日、39歳で、今まで彼女がいなかった方が、初めて、
ナンパでホテルにいけたそうです。そういった大成功が、
起きやすいのは今だ!と、私も感激し、決断しました。

この時期、街はイルミネーションで輝き、イベントも多く、
女性達の心も浮足立っています。そして今年ロクなこと
がなかった方も、2010年の最後に、ひと花咲かせたい!
終わりよければ全てよし!の精神で、頑張れるでしょう。

ぜひ、この機会に、火事場の馬鹿力を発揮してください。

posted by fmtbank at 09:33| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2010年11月25日

フミトバンクやめました。

このブログを、来年からリニューアルしようと企んでいましたが、予定を早めます。

あと数回は、以前と同じような感じで、キリのいい所まで更新したかったのですが、
もう待てません。すっかりマンネリに陥っているので、書いていて楽しくないんです。

そこでブログのスタイルを次回より変更いたします。変更点は、以下の三点です。


1: 「フミトバンク」引退

 これまで私は、ブログ上で「フミトバンク」という名前を使っていましたが、今後は、
 その名を捨てて、ただの名無しである「僕」になります。これはゼロからやり直して、
 新鮮さを取り戻したいことと、「フミトバンク」というセルフイメージを捨てるためです。

 「フミトバンク」だと、もうナンパで冒険する男というより、ナンパを教える「先生」という
 イメージが自分の中で出来あがってしまったため、変なこと書きにくくなってしまった。
 妙に達観した文章より、迷ったり悩んだりしている部分こそを強調したいというのに・・。


2: 書簡形式にて

 最近は、ブログからツイッターなどに人が流れているそうですが、それに逆流して、
 あえて文通スタイルに先祖返りします。「僕」から、これを読んでいる「君」へ向けて、
 アナログ感覚たっぷりに、昭和初期の人々の純粋さ、生真面目さで記していきます。

 当初は文体も古語でやろうと思いましたが、読みづらいので断念し、現代文ですが、
 中二病のような自意識過剰な部分、そして理性的ながらも悩める姿を表現したい。
 もう以前のような「断言形式」はつまらない。迷っている試行錯誤こそが共感できる。


3: 何無派(ナンパ)道場

 舞台設定は、古めかしい何無派道場に出家した「僕」の話です。もはやナンパ以外は、
 まったく許されていない、厳しい道場に軟禁されている「僕」のグチや生活ぶりなどが、
 あなたに向けて手紙形式で綴られていきます。かなり浮世離れした山伏のような生活。

 もちろん、ここにはフィクションも混ざりますが、これが私の理想としてのナンパ学校で、
 実現は難しいですが、個人の私生活や過去などは全て捨てて、まるで出家者のごとく、
 毎日ナンパに関することだけして暮らしてもらう。これが一番覚醒するはずと思ってます。





というわけで、本日をもちまして、私は、「フミトバンク」としては、ブログ上からは卒業となり、
次回からは、ただの自意識過剰な「僕」になります。いきなりキャラが変わりますから、少々
新しいブログの雰囲気にも、馴染めないかもしれませんが、まぁ、すぐに慣れると思います。

なお、『ナンパ覚醒プログラム』や『脱出プログラム』といった有料の部門では、まだまだ、
フミトバンクでいきますので、ご了解ください。これは、あくまでブログでの引退となります。


それでは手短ですが、ブログのみの読者の方々は、これにて失礼いたします。

私は、フミトバンクを辞めて、普通の男の子(アラフォー)に戻ることにしましょう。

これまで長い間、ブログをお読みくださり、本当に、ありがとうございました!

posted by fmtbank at 16:39| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2010年11月20日

『何無派道場からの書簡』がスタート!

これまでナンパを『ナンヴァゲリオン』として、しつこく説明していましたが、
どうにも理屈っぽくなって、書くのに時間もかかるし、重荷になってました。

最初は面白かったんですが、やっぱり、ほら、ナンパを語る事自体が痛い。

正直、理屈なんて、何の役にも立ちません。ナンパなんて、感覚ですから!


しかし、その感覚を説明しようとしたら、延々と理屈で表現するはめになり、
気がついたら、このブログは、どうでもいい理屈で埋められてしまいました。

本来、理屈は好きではなく、感覚だけで生きているのに、何でこんなことに、
なってしまったんだと、首を傾げちゃう。もっとバカっぽいことしたいのにさ!

相手からいい反応をもらうためには?だとか、感じのいい人と思ってもらう、
とかいった、もう普通のナンパノウハウもどきは、退屈きわまりなく感じます。

だって普通のナンパなんて簡単ですよ。つまらなくて、もうお話にならない。

やはり変人ぶり、オタクぶりを極めて、違うレベルにまで突き抜けたいです。





というわけで、もうじきブログをリニューアルします。『ナンヴァゲリオン』も、
オタクっぽくてマニアック気味でしたが、もっと深度を深めて、より具体的な
内容にしていきたい。そして、ニュータイプを目指す少数に向けて送ります。

今後は、ノウハウ販売者じみた、ナンパはこうすればうまくいくんだ、という、
「先生」ポジションは、きれいさっぱり捨て、完全に「対等な」あなたに向けて、
悩んだこと、試行錯誤していることなどを、相談していくように綴っていきます。

これまでは、ナンパノウハウを販売していましたから、どうしても「先生」目線、
要は、初心者の方々に偉そうに、上から目線だったんですが、今後は、もう、
声かけがどうとか、GETするには?という、すでにわかりきってる退屈な内容は、
前提のものとして、あなたを一人前の何無派師として尊重し、更新していきます。

もうね、「先生」役ほど、退屈なものはありません。「先生」って、間違った事は、
教えちゃいけないので、どうしても無難にいくし、真面目路線になりがちでしょう。

人間、「先生」になったら終わり。そこで成長は止まるんです。これまでにない、
新しいことに挑戦する時っていうのは、あえて間違ったことをして、バカ爆走し、
他人の参考にならないようなことを嬉々としてやるわけで、これが面白いんだ。


もはやナンパなんて、どうでもいいんです。要は、いろいろ実験したかっただけ。

日常生活で一番簡単に、一番お金かからないで、遊べるのがナンパだったから、
ここまで続けざるをえなかったという話で、まぁ面白くて、新しければ何でもいい。

最初の数年こそ、本気でナンパを追究しましたが、後は、どうやってわかりやすく
教えるか、ばかり考えていました。しかし、その正統派的な思考パターンばかりで、
ストレスを感じ始めて、バランスをとるために、逆の方向にも、突っ走り始めました。

その副産物が『ナンパ脱出プログラム』であり、自分の命を生贄に捧げた記念碑・・。





ハッキリいって、私はナンパを教えるのは非常にうまいです。他人がどう感じようと、
もうトコトンやりきったから、何の悔いもありません。そのために、『覚醒プログラム
を今年は、まとめたし、ブログも『ナンヴァゲリオン』という形にしました。もっと細かく
説明したかったのですが、残りの部分は、少々足早に、お伝えして終わる予定です。

そして、その後、その『ナンヴァゲリオン』を教科書として、実際に修練していく様子を、
日本で最も厳しい、架空の『何無派(ナンパ)道場』からの手紙という書簡形式で綴る。

架空といっても、表現形式だけで、試行錯誤した内容や悩みなどはノンフィクションで、
あなたに向けてのプライベートな手紙というスタイルとなります。ナンパ以外のことなど、
一切許されていない環境に「出家」した男から、「在家」で多少は融通のきく、あなたに、
時には愚痴をこぼしたり、喜んで絶叫したり、提案したり等、人間味あふれる内容です。

タイトルは後日発表しますが、テーマは一言でいうと、『何無派道場からの書簡』です。


まずは、あと数回、その『何無派道場』で使われている教科書の『ナンヴァゲリオン』を、
更新していきます。声かけの基本である最終結論、そしてスタンド使いになる方法です。

ニュータイプを目指す方は、どうぞご覧ください。今後とも、よろしくお願いいたします。

posted by fmtbank at 13:34| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2010年11月11日

身の毛もよだつ女の怖さ(2パターン)

ここでちょっとブレイクタイム。久々におすすめ映画です。

今回は、ラストシーンがあまりに美しい傑作、『さんかく』!

ネットでの評価も高いし、人からも猛烈に勧められたのに、
どう考えても面白そうじゃない。レンタルビデオ屋に行って、
パッケージを手にとっても気が進まず、ムリヤリ借りました。

ところが予想に反して、大傑作!内容自体はシンプルです。

主人公は30代の自分勝手なダメ男で、中学生に恋をする。

その女子中学生は、同棲している彼女の妹で、夏休みだけ
泊まりにきたわけですが、その後も忘れられない。そうして、
主人公は、おかしな方向に、突っ走り始めていくのだが・・・。


まぁ単純に、ストーカーの映画なんですが、別に暗くもないし、
とかいって、わざとらしいコメディでもないのに、かなり笑える。

台詞がリアルだし、透明感のあるラストも、これまでの邦画で、
最も美しい。ラストをもう一度観たいから、また借りたほどです。

もちろん、物語に感動するツボというのは、人それぞれですし、
子供がいる人は、子供のシーンに涙もろかったりします。私は、
病気や事故で誰かが死ぬとかいう、お涙モノは、何も感じない。

とりあえず殺しておけばいいだろうという、安易さをあざとく思うし、
そんなことよりも、生きながらにして、ショックな出来事が原因で、
精神的に死んで、そこから立ち直るという「死と再生」がツボです。


人間が変容する時というのは、必ず耐えられない出来事が起こる。

そうして追い込まれた結果、精神的に死んで、新たに生まれ変わる。

その時、はかりしれない恩恵がもたらされることになります。そんな
経験は、一生でそう何度もありません。だからこそ貴重でいとおしい。

まぁ、そんなわけで、この一見つまらなそうな『さんかく』という映画は、
「死と再生」、つまり「救い」の物語です。と同時に、女の怖さの両面を
描いた傑作。よくぞ、ありがちな物語で、ここまで面白くできたと感心!





なお本当は、もう一つ、爆笑バカ映画も、お勧めしたかったんですが、
まだ上映中なので、DVDになったら紹介しようと思います。なんだか、
あまりナンパに関係ない話ばかりになってしまうのも、気がひけます。

そういえば、前回お伝えした、「ナンパの準備体操」の見つめる訓練は、
実をいうと、続きがあります。あれはまだ前半部分です。後半部分こそ、
一番伝えたかった最終結論、「この世で最もラクな声かけ法」であります。

でも、見るだけだったら誰でもできますが、次の方法は、多少ナンヴァと、
シンクロ率が高くなければ難しく、ちゃんと出来るのは10人に1人ぐらい。

なので、出来ない方は、普通に、今までの慣れた方法でやってくださいね。


なにわともあれ、方法なんて、なんでもいい。結局、やるか、やらないか、

そして、死と再生からの『覚醒』こそが、最大の起爆剤となるのですから!

年内も残すところ、50日です。この10年のラストを駆け抜けましょう!

posted by fmtbank at 15:49| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする