ソウル=東岡徹
2015年9月23日05時27分
韓国政府は22日、慰安婦問題に関する小学5~6年生、中学生、高校生用の教材を作ったと発表した。韓国政府によると、日本の政府と保守団体による「歴史歪曲(わいきょく)」に対抗し、「正しい歴史認識」を教えるのが目的だという。
学生用資料はそれぞれ約20ページある。中学生用では慰安婦の女性たちは「体と心に深い傷を負った」「凄惨(せいさん)な監禁生活を強いられた」とし、日本の敗戦後も現地で虐殺されたり、捨てられたりして、故郷に帰れないケースが多かったと説明している。韓国政府も日本政府に対し、「歴史的事実の認定と謝罪」を求めていると紹介。慰安婦問題について○×で答える設問や、解決するための「私の覚悟」を書く欄もある。
22日にはソウル市内の中学校でモデル授業が公開された。3年生の歴史の授業で行われ、金姫廷(キムヒジョン)・女性家族相も参観した。女性教員が「(慰安婦は)皆さんと同じように10代です」「日本政府はきちんと謝罪と賠償をしましたか」などと問いかけながら進めた。韓国政府は今月から一部の学校でこうしたモデル授業を始め、来年からは全国の学校で本格的に実施する。
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朝日新聞国際報道部
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